私の闘病経過
はじめまして、あやぺんです。私は現在無職のアラサーで抑うつ状態の治療のために自宅療養をしています。退職するまで約10年間医療従事者として働いていました。
これまでの経過
2018年12月頃
職員は多いのにスキルの問題で担当者が1人しかいないという状態で先輩に仕事を教えていました。業務量が自分に偏っていること、それに対する支援が乏しいこと等を理由に業務改善の相談を行う。退職の意思も伝える。転職するつもりでした。
2019年夏頃
業務改善の約束が全く果たされないので改めて退職の意思を伝える。年末いっぱいで退職と決定。
2019年秋
出勤時のめまい、吐き気、強い出勤意欲の低下、たまの不眠、などに襲われはじめる。職場のストレスチェックの結果が悪かったのもあり心療内科を受診。頓服薬としてレンドルミンとワイパックスを処方されるも、抵抗感がありほぼ飲まず。
2019年10月頃から12月末まで
3週間に一度診察。主治医から特に診断名などは言われず「早く退職出来ませんか?」と聞かれていた。自分では12月末で退職だから、と思いつつ休みがちになりついに無断欠勤。食欲不振でトイレ以外で布団から出られなくなり寝てばかりの日々。引き継ぎがあるからという責任感でたまに出勤し、上司に相談して午前出勤を開始。朝起きられなくなり、午後出勤に変更。引き継ぎが既に済んだからか気力が無くなり最終的に全く出勤しなくなる。12月末をもって退職。
12月の状態
抗うつ剤のサインバルタ20mgを内服開始。
過眠傾向でほぼ一日中ベッドの上。
トイレに行くくらいなら漏らそうかな…と考える程動くのが億劫。
2、3日に1回の夕方に動けたのでコンビニやスーパーで食料を仕入れる。風呂もそのタイミングで入るもシャワーを2時間浴び続けたり、浴槽に浸かって数時間動けず。
ネット検索は出来るがテレビは全く見れず。
精神症状はあまりないが仕事に行こうとすると吐いたり泣くので諦める。
傷病手当金用の診断書に「抑うつ状態」と記載される。
2020年夏頃まで
常に体が重く、倦怠感が強い。精神症状は何と無く憂鬱で何と無く意欲がない程度。
食欲が少し戻り、9kg減った体重が徐々に戻るも相変わらず風呂やシャワーで疲労困憊。
早朝覚醒するので朝から重たい体を引きずり散歩をして帰宅後ボーッとするか眠る。徐々にテレビが見られるようになり、近所のTSUTAYAさんでレンタルし放題に登録。
たまに友人と外食したり、旅行に行けたりするので素直に内服して生活リズムを整えて散歩していればそのうち良くなるのかなと考えはじめる。
2020年7月
サインバルタ20mgを40mgに増量。過眠傾向になり1ヶ月で減量。
2020年9月
抑うつ状態が持ち上がらないのと調子が良かったり悪かったりがあるので、双極性障害II型も鑑別として考えていますと主治医に言われる。
新薬ラツーダ20mgが処方される。
相変わらず体の倦怠感があるものの運動意欲が出てジムに通い始める。9時にジムに行き、ストレッチ系の講座に参加し、1時間歩き、筋トレし、水泳し、帰宅後のんびりするという生活を1ヶ月程続ける。3食自炊まで出来ていた。社会復帰出来ると思いはじめる。
ラツーダが合っているということでラツーダ増量。過眠傾向になったため20mgへ減量。過眠は減ったが倦怠感や憂鬱感がぶり返しサインバルタを飲んでいたころのような状態へ戻る。
(今思えばラツーダで躁転した)
そして転機が……
2020年10月
体は重たくて気乗りしなかったが友人と旅行。禁酒していたが飲み会に参加するもかなり落ち込む。急にかつて大好きだった元彼に連絡を取り「結婚した」という報告をされて絶望に包まれる。旅行の目的を果たすとすぐ帰宅。
帰りの新幹線の中で「死なないとならない」と思いつめて自殺手順を考え続ける。SNSなど全て削除。帰宅後発見されたら恥ずかしいと思われるものを全て捨て、家にあった頓服用のレンドルミン、ワイパックスのあまり、内服用のラツーダ、以前腰痛で処方されるも吐き気で飲めなかったリリカ、風邪薬などをあるだけ飲み近所に住む親に遺書メールを送信。その後電源コードをドアノブにかけて首吊り。
首吊りは失敗したらしく、目覚めたら病院。2日が経過していた。
駆けつけた親によれば「ソファで寝ていた」らしい。
2日間寝ていたため膀胱がパンパンになり膀胱炎を発症し熱発。(なぜかカテーテル入れられなかった)
泣く親や兄弟を見て、死にたくない、なぜ死のうとなんて思ったのだろう。そんなに思いつめることじゃなかった。私は生きたい、と考える。
この後、一人暮らしの家をそのままにして実家で暮らし始める。
退院後心療内科の主治医に報告。
自殺衝動対策としてリスペリドン、炭酸リチウムが追加される。
2020年12月から
退院後はしばらくは急に泣いたりして情緒不安定だったが徐々に良くなりはじめる。倦怠感や憂鬱感は相変わらず。風呂に入れたり入れなかったり。
親の知人の紹介で鍼治療を勧められ通院開始。
この頃から精神症状が悪化していく
希死念慮があるということでクエチアピンが追加される。ラツーダ20mg、炭酸リチウム400mg、クエチアピン25mg朝晩の内服。
睡眠は7時間で昼夜逆転なし
食欲良好
親の出勤に合わせて30分程度散歩
帰宅後or午後寝てしまう
家事が出来る
数週間この調子が良い日々が続くと徐々に倦怠感が増して寝込んだり、酷い億劫感に襲われるようになる。
今まで見れていたテレビを見たいのにリモコンのボタンが押せない。漫画が読みたいのにページが開かない。散歩に行きたいのに玄関のドアを開けられない。その強い億劫感なのか押さえつけられているような感覚で泣く。酷いと泣き喚く。
友人と会いたく無くなる。
電車が怖くなり始める。
何かがおかしい
と感じ初める。親も「薬が多いのでは」と言うので日記を分析。増薬して精神症状が悪化していると思ったので2021年4月に主治医と相談して炭酸リチウムとクエチアピンを断薬。
鍼の効果か体の倦怠感がかなり減っていた。
初めての断薬
クエチアピンには離脱症状があると薬の添付書に記載されていたが主治医はこの量なら何も問題ない、と言っていたので素直に断薬した。その結果吐いた。炭酸リチウムは離脱症状がない、という情報ばかりだったのでクエチアピンのせいだと思った。
血中濃度を推測して飲み忘れて余っていたクエチアピンを砕いて少し飲むと吐き気はおさまった。
以後数日間吐き気と食欲不振に襲われる。
しかし思った。
「精神症状より吐く方が楽」
2021年5月頭まで
炭酸リチウムとクエチアピンを断薬したからなのか、5時に目が覚めるようになった。困っていた強い億劫感(押さえつけられているような感覚)は消失。
朝散歩1時間
昼寝なし
家事
好きなことを楽しめる(テレビ、ゲーム、ネット、漫画など)
社会復帰に向かっていけるな、と考えてはじめる。
そしてまたしても転機が…
GWの頃から段々と倦怠感が増して散歩、家事、趣味などが出来なくなる。鍼のおかげか体は軽いのだが動く気になれない。下痢をするようになる。
そしてある日、アカシジアが出現。
「アカシジア(akathisia)とは、錐体外路症状(EPS)による静座不能の症状のことを言う。 ドーパミンD2受容体拮抗作用を持っている抗精神病薬による副作用として出現することがある」
とにかくソワソワして足踏みしてしまって眠れない。ずっと使っていなかったレンドルミンを頓服したら眠れた。
次の日から立ちくらみとめまいに襲われるようになる。
翌日診察だったので主治医に相談。
アカシジア止めとしてリボトリールを処方される。
内科に行き、立ちくらみと目眩について相談。起立性低血圧と言われる。
下痢、起立性低血圧、めまい、アカシジアがラツーダの副作用ではないかと疑う。また、アカシジア防止のためにリボトリールを飲むということに抵抗があった。
副作用が減るかもしれないと、ラツーダを半錠にしようかと考える。
そして戦いが始まる
翌日、起きた瞬間から強い目眩がして「辛い、苦しい、しんどい、消えたい」という思考が浮かぶ。
すると電車に飛び込む自分、ベランダから飛び降りる自分、首を吊る自分などのイメージが頭に流れ込んでくる。
恐怖。
ぬいぐるみを抱きしめ「私は死にたくない!生きたい!」と泣き叫んだ。親はもう出勤して一人ぼっち。
内側から「死ね」「死ぬべき」という衝動が襲ってくる。
必死に死にたくない理由を叫び、泣き、ぬいぐるみを強く抱きしめ、親にメールをしてSNSにも死にたくないのにおかしい、というような投稿をした。
泣き喚いていたが体がソワソワし、ついにはベランダに出て柵から身を乗り出した。死にたくないのにおかしい。
亡き祖父母が助けてくれたのか、このタイミングでまさかの叔母から電話がきた。
この自殺衝動についてはまた別に投稿しようと思います。戦いは5日間続きました。
薬に殺される
と直感したので途中からラツーダを断薬。
薬の添付書「不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏等があらわれることが報告されている。また、因果関係は明らかではないが、これらの症状・行動を来した症例において、基礎疾患の悪化又は自殺念慮、自殺企図、他害行為が報告されている。患者の状態及び病態の変化を注意深く観察するとともに、これらの症状の増悪が観察された場合には、服薬量を増量せず、徐々に減量し、中止するなど適切な処置を行うこと」
断薬した結果
自殺衝動は消えました。
代わりに2時間睡眠、激しい動悸、食欲不振、手足の痺れに襲われることに。
離脱症状……。
自殺衝動がおさまって外に出られるようになったので予定診察日を繰り上げてもらい、主治医に報告。
炭酸リチウム、クエチアピンをやめて不安定化したのではと言われました。薬の添付書の記載、常用量で副作用が出ることがあること、アクチベーションシンドローム、抗うつ剤で自殺衝動が増す人がいるなどなどを訴え、薬を飲むのが怖いと伝え、一旦薬なしで様子見になる。
断薬3週間後が現在です
2時間睡眠は6時間睡眠へ
1日中の動悸は朝のみへ
手足は少し痺れるが気にしていない
精神症状は不安定で焦燥感で泣くことがあるが希死念慮や自殺衝動は全くなし。
今、私は10月の自殺衝動もラツーダの増減せいだった。私は双極性障害ではないのでは、と疑っています。
#抑うつ #うつ病 #闘病 #双極性障害 #メンタルヘルス #離脱症状 #精神医療 #自殺衝動 #アクチベーションシンドローム #ラツーダ #サインバルタ #クエチアピン #リチウム
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?