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【イタリア】のんびりトリノを巡る旅

Moin,ハンブルクの秀島です。
ドイツ人って、圧倒的にイタリア好きなんですよね。近いし、山はきれいだし、ご飯は安いし、美味しいし。私も感化されてすっかりイタリア贔屓です。2024年の1月にまわったトリノの記録を残しておきます。

トリノは昔の王都で、建物や通りは丁寧に整備され、荘厳な雰囲気もありつつ、ゆるやかな空気が流れている街でした。

街全体がとても洗練されている感じ。

1.宿泊

今回宿泊したのはこちらのホステル。旧市街からも中央駅からも近く、清潔で、スタッフもしっかりしていておすすめです。USBポートもベッド近くにありました。wifiも速く、カフェスペースも結構広いので、ワーケーションにもぴったりだなと思いました。

Tomato Backpackers

2.街のいろいろ

さて、早速旧市街を散策。トリノはスローフード発祥の地ということで、割と色々なところに市場を見かけました。

単位がおかしいオレンジ。

ホステルのすぐ近くにも市がたっていました。
Mercato di Piazza Madama Cristina

新しい野菜に出会うのが好き。カラフルなカリフラワーたち。

また、とてもセンスのあるヴィンテージショップが何軒かあり、ときめきの瞬間が多々ありました。

なかなか楽しい品ぞろえ。

今回行ったお店はこちら。
CHA.RLY Vintage&flowers

Humana Vintage

同じHumanaでも、店舗によってかなり毛色が違うので、事前にチェックしていくのがおすすめです。

ちょうど香水が切れていたので、ユニークな商品を置いている香水屋さんにもよったりしました。

どれもなかなか複雑な香りでした。

開口一番、あなたはどんな人でありたい?そのためにはどんな匂いをまといたい?と聞かれ、ちょっと即答できませんでした。一般的なブランド以外で、ニッチな香水を探している方はおすすめです。店員の皆さんは英仏堪能です。

Niche Parfums Et Beautè

3.食べたものたち

トリノはGianduja (ジャンドゥーヤ)の発祥地ということで、メインストリートの近くには老舗が並びます。Giandujaは、ヘーゼルナッツが入ったチョコレートで、甘すぎずコーヒーに合います。カファレル(Caffarel)では、量り売りで好きな味のジャンドゥーヤを購入することもできます。

小さめの店内ですが、トリノ名物のBicerinもいただくことができます。エスプレッソ、ホットチョコレート、生クリームが入った夢の飲み物。でも混ぜると分離するので、そのまま飲むようです。

初Bicerin。小さいガラス、という意味らしい。

そして私がイタリアで愛してやまないのが、pasticceri。ドイツのケーキやお菓子って、一つのポーションがだいたい大関レベルで、もう晩御飯か?というほどおなか一杯になるんですが、イタリアではミニサイズのお菓子が種類豊富に置いてあるので、これが本当にやめられません。そして、安い。エスプレッソやマッキアートと一緒に頼んでも4ユーロしないぐらいなので、本当に天国です。

朝食は甘いもの、がイタリア流。

昔イタリア人の知り合いが、どうしても日本の和朝食だけには慣れることができなかった、と言っていましたが、確かにこの朝食で20年間生きてきたら鮭の塩焼きとかはかなり厳しいものがあるかもしれません。

色々なカフェでつまみ食いするのが好き。

今回行って特に美味しかったカフェはこちら:
Pasticceria Bizzi
Pasticceria Sacco
Caffetteria Pasticceria Sara

もちろんジェラートも食べました。イタリアですから。

ホステル近くのジェラート屋さん。美味。

ジャンドゥーヤ味はあいにく売り切れでしたが、おすすめしてもらったマンゴーが感動の美味しさでした。

お昼はたまたま立ち話をしたお店のオーナーに教えてもらったローカルレストランで。

Locanda da Betty

開店と同時に行った方がよいよ~と言われたのでアドバイスに従い、早めに現地へ。すでに何人か並んでいました。その後も予約のお客さんばかりで、すぐに満席になっていました。

レトロなテイストでまとめられた店内。
Vitello tonnato

せっかくなので、ピエモンテ地域のお料理を注文。前菜はツナのマヨネーズ風ソースがかかった子牛肉のスライス。ワインとの相性抜群です。

Agnolotti al ragu

こちらはいわゆるラヴィオリのようなパスタのミートソース和えです。ラヴィオリは二枚の生地を合わせて包んでいるのに対し、アニョロッティは一枚の生地からできているそうです。中に火を通した具材を入れるのがピエモンテの特徴だそう。

どちらも味は美味しかったですが、一人で食べるには量が多すぎました汗

3.雑感

私にとってトリノは少し京都を彷彿とさせるような街でした。また、スローフードの発祥地ということで、市場はもちろんのこと、パスタ屋さんやお肉屋さん、パン屋さんなどよさそうな個人のお店が連ねているのもとてもキュンポイントでした。そういう場所で買い物をして、ホステルのキッチンで料理して食べるのが実は一番おいしくて安上がりかもしれません。

いずれにせよ、また来たいなあと思う街でした。


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