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水スピリット

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すてきなクリエイターさんたちの水辺写真やお話まとめ
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小さな旅・思い立つ旅|青く澄んだ絶景カフェの水辺にて[川、海、舟屋、湖]

「いいね!」な写真 より 「いい」写心 似ているようで全然違う。「いいね!」な写真は見た瞬間にインパクトのある写真。大胆な構図と、鮮やかな色で、人目を引くもの。不特定多数に向けたもの。 それに対して、「いい」写真は、自分のもの。撮影した当時の記憶と、思い出と、情景が思い浮かび、家族や友達と共有できるもの。心通う写真。なので一文字変えて“写心”。 ということで、先週に引き続き絶景カフェの第2弾。前回は緑豊かなカフェだったので、今回は水辺のカフェでもどうでしょう、という話

感性をとりもどす旅 - 淡路島・須磨

「旅行」と「旅」のニュアンスがなんとなく違う気がして、最近は使い分けてみたりしている。 「旅行」はある程度用意していくもので、「旅」はその場で創るものというイメージなのかもしれない。もちろん、どちらの側面もあるのだけど。 今回は行き当たりばったりの旅をしたくて、ほとんどの旅程を前日の夜に決めた。明日は何しようかな?の時間って、ほんとうに楽しい。心の養分。 そんな2022年、秋のこと。 前日までのこと神戸に向かうまでの旅(前編)はこちら。 ゆるりと繋がっています。 淡

熊野は水の国?!-coolなkumano5-

 熊野信仰の起源である自然崇拝は、人々を圧倒する大地の営みを神として信仰してきました。その根源をなすのが水なのです。  熊野は、日本で最も雨が多いところ。雨が、大地に降り注ぎ、森を潤し、川になり、海に注ぎ、蒸発して、雲になって、また雨が降る。その繰り返しによって熊野の圧倒的な大地が形作られていきました。  熊野の川は、急流で澱むまもなく流れていきます。さらに土壌がほとんどが火成岩であるため粒子が大きく(沈殿しやすい)、表面積も大きい(浄化作用)ので水は清らかなのです。(私は