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Wilko Johnson / I Keep It to Myself


 惜しくも2022年に亡くなったウィルコ・ジョンソンの、2017年に出たベスト盤。
 1985年が初来日らしいので、初めて聴いたのはそのときだと思う。FMでスタジオ・ライヴを放送していて、カセットに録音して何度も聴いた。あのライヴのカセットどこかにあるはず…。そのライヴで共演したのが鮎川誠との交流の始まりで、『London Session』へと繋がっていく。

 ドクター・フィールグッドからずっと、ウィルコの音としか言えないギターを鳴らし続けた。ピックを使わずにリズムとリードを同時に弾くのだが、ミュート・カッティングのシャープさが好きだった。私がテレキャスター好きになったのもウィルコの影響。

 ドクター・フィールグッドでもソリッド・センダーズでもウィルコ・ジョンソン・バンドでも、ロジャー・ダルトリーとの『Going Back Home』でも、ロックンロールでありブルースだった。ウィルコと鮎川誠が相次いで亡くなり、ウィルコ好きを公言していたチバユウスケまでが逝ってしまうとは残念でならない。


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