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アジア人=冷たいが、能力は高い

先日の投稿で、多くの日本人(アジア人)は
「表情に乏しい」
「コミュニケーションが苦手」
という印象を与えてしまいがちなので

意識的にそれを覆すような
振る舞いをするとうまく行く!

ということを書きました。

今日は、これに関連した学術論文を
一つご紹介してみたいと思います。

プリンストン大学のフィスク教授らによる
研究によれば、人は通常ある2つの観点から
グループを評価するとされています。

一つは「温かさ」(誠実で、友好的か)
もう一つが「能力」(有能で、賢いか)です。

そして、ステレオタイプとして、
それぞれのグループに対して、次のような
見方があることがわかりました。

高齢者:
温かみはあるが、能力は低い

中流階級の白人アメリカ人:
温かみがあり、能力も高い

アジア人やユダヤ人:
冷たいが、能力は高い

ホームレス:
冷たく、能力も低い

上記の内容は、一定の条件下で行った
実験におけるデータを元にしているので
一旦そういうものとして捉えて頂ければと
思います。

人間は能力が低いグループよりも、
友好的でないグループを危険視しがちです。

友好的でないということは、自分に危害を
加えてくる可能性がありますが、
能力が低いことは、自分にとっての脅威とは
なりにくいからです。

そして、「冷たい」「友好的ではない」
と認識されてしまった場合
言葉、もしくは物理的な攻撃を誘発する
可能性があります。

日本人の場合、もしかすると
単に外国人を相手に話をしていることによる
緊張や警戒感が「冷たい」という印象に
つながっているだけ・・ということもあるかも
知れません。

しかし、こちらとしてはそのつもりはなくても
勝手に「冷たい」と解釈されてそれが自らへの
攻撃ないしはその他のネガティブな結果に
つながってしまうのは損ですよね。

この「冷たい」という印象は、様々な方法で
意図的に切り崩すことが可能です。

たった数秒間、笑顔を作るだけでも
印象は変わります。

前回のメルマガに
こんな返信を下さった方がいました。

* * * * * * * *

僕は、特に欧米人に対しては意識的に
「上から目線」的な感じで
コミュニケーションするようにしてます。

そういう日本人は少ないと思いますが。。
でも、それでやっとArticulateぐらいな印象かな
と感じてます。

もちろん、常にFunnyを同居させてるので
「なんか憎めないヤツ」というイメージを
維持することを心がけていますが。

* * * * * * * *

最後の、笑いを取り入れているという部分は
少し高度ではありますが、まさに「冷たい」
という印象をくつがえすお手本だと思います。

ちなみにこの方は、
なんと50才近くになるまで
英語で仕事をする経験がなかったそうです。

めちゃスゴイ!!
年齢など気にせず、ガンガン挑戦すべし
ということですね\(^o^)/

【参考文献】
The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/politics/2020/04/06/asians-are-stereotyped-competent-cold-heres-how-that-increases-backlash-coronavirus-pandemic/

The BIAS map: Behaviors from intergroup affect and stereotypes.
https://psycnet.apa.org/record/2007-05059-005

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