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【8月6日(土)その3 仙台 荒浜小学校 日和山 仙台七夕まつり】

名取の駅前に、もやい九州20周年ご一行さまと案内の出ているバスが待っていて、ときめく。ここからは仙台でまちづくりをしているみなさんにご案内を頂く。
最初に向かったのは荒浜小学校だ。ここは津波の被害が大きかったところだ。子どもたちは屋上へ逃げて、ヘリコプターで救出された。当日のものすごい状況の写真が津波の怖さを語る。被害を受けた一階の教室や、ぐにゃっと曲がった二階の鉄柵は当時のままに保存してある。2011年の6月に、まだ何も手のついていない大槌町の図書館や役場を訪ねたときの恐ろしさを思い出す。ものすごいにおいと、ハエの塊だったのが忘れられない。今回の荒浜小学校では、語り部をしてくださっている方が本当に良い方で、離れがたかった。

荒浜小学校の展示の説明
小学校の各階の展示案内
ベランダの策を超え、津波が押し寄せた
当時の写真と説明が衝撃的だ

なお、校庭には、UDなトイレが設置されていた。ちょっとスロープが物々しかったが、中は十分広い。震災遺構は、筐体に手を入れることが難しい場合があり、アクセシビリティの確保が課題になることがあるが、このようにしてUDにして頂けると、助かる人は多いと思われる。11年前はもちろんバリアフリー法は学校をかばーしていなかったはずなので、震災遺構として公開する際には、後付けでエレベーターやUDトイレを整備する必要があったと思う。

UDトイレの建物
校庭に別棟で建てられたUDトイレ
トイレ ベビーキープなど
UUDトイレ内部 かなり広い

その後、津波の後の荒浜の浜辺へ向かう。ここも震災遺構だ。以前は海水浴客でにぎわっていたかもしれない浜は、今ではあまり親水性はないかもしれない。で、ここでなんと伊達政宗公のお迎えを受ける。自治体職員さんのコスプレだ。似合っている!ラッピングバスとも呼応しているなあ。なんてかっこいいんだろう!自治体職員も、こんな遊び心のある人はすきっ!

伊達政宗公とラッピングバス
ラッピングバスの前で政宗公がポーズ!

ただ、この浜辺、ものすごく高い防波堤で守られている。浜まで遠い。。。そして、そこには、とてつもなく長いジグザグのスロープが。。。うーむ、美しくない。。。途中を開けたら防波堤にならないし。。。微妙だなあ。

防波堤につけられた長いスロープ
これはアクセシブルであっても、UDとは呼ばない
長い長いスロープ
仕方ないのだろうけど、美しくないし、使いにくいはず

そして日本一低い山として有名な「蒲生日和山」に登る。標高3メートルだ。登山口も下山口もある。クマ出没注意!の札も。クマが出たら慌てず餌をあげてください、とか、高山植物採集禁止とか、落石注意とか、かなり遊んでいる。こういうの好き。みんなで、登頂と下山を確認した。ちなみに第二位は、大阪の天保山だそうだ。行ってみよう。で、後から聞いたのだが、市民センターへ行けば登山証明ももらえるそうだ。どこまでも楽しい。

日和山の登山道 6段ある
登山口完備
熊にえさをあげてと書いてある
クマが出たらえさをあげて の札

夜は仙台の七夕へ行った。長い房で有名なタイプの七夕で、よく考えてみたら一度も見たことがないではないか!嬉しい。今年はコロナの影響でかなり房を短くしているそうだが、これはこれで歩きやすいかもしれない。きれいに手をかけたものと、単に店の名前を宣伝したいものとが、かなり明確にわかる。こういうところに、企業文化や地域への貢献の姿勢が透けて見えるものなのだ。仙台七夕の7つ道具を教わったり、小さな折り鶴がたくさん集まっている素晴らしいアートの下でうっとりしたり、平和を願う広島・長崎チームの折り鶴を頂いたりしながら、そぞろ歩きをした。仙台チームのみなさまには、仙台七夕発祥の地という碑を教えて頂いたり、地元の老舗書店を案内して頂いた。文化度の高い街である。

5本の長い七夕飾りが下がっている
細かい細工がとてもきれい アートだ


青い大きなかざり
星に願いをという大きな七夕飾り 美しかった


夜は地元の方お勧めの、仙台の美味しいものを食べさせてくれる店へ。刺身は新鮮。ほやも旨い。あなごの白焼きはふっくらぱりぱり。出して頂いたのはすべて美味しかったが、油麩の卵とじが絶品で、はまってしまい、私はお土産に買って帰った。仙台は牛タンと笹かまぼこだけじゃないのだ。この日のうちに、新幹線で一ノ関へ向かう。到着は22時でさすがに疲れた。この日の歩数は17000歩あった。

素晴らしいお刺身 ウニだ~


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