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「シンの課題」を見つけ出せ!キュービックのデザイナーサマーインターン2023

こんにちは!キュービックUIデザイナーの三浦(@sakusaku70_2)です🐶8/20〜8/25の6日間、25卒の学生さんを対象にデザイナーサマーインターンを開催しました!🎊

サマーインターン特設サイトのビジュアル。
撮影・デザイン・被写体含め、完全内製での制作です🖐️

キュービックで実践されている課題解決プロセス「CUEM(キューム)」を使い、課題発見〜サービスのプロトタイプ制作までを行ってもらいました。

▼CUEMについて詳しくはこちら

ありがたいことに、実施後にアンケートで学生さんからいただいた満足度は満点!!!👏🎊(本当に嬉しい……)

今回は、そんなサマーインターンの振り返りをメンターである三浦が書いていきたいと思います。
※個人情報の関係で一部写真にモザイクをかけています


🧐 そもそも、なぜ開催したのか

サマーインターン開催の背景は2点あります。

1️⃣ 24卒採用で出会えたキュービックと相性の良い学生さんは早めに採用に向けて動いている方が多かったこと
2️⃣ 他社でも新卒デザイナーの採用時期が早まっていること

キュービックと相性の良い25卒の学生さんと早めに接点を持てることを期待し、サマーインターンに挑戦してみることに🔥

🪧 テーマ

今回のテーマは「自分が本当に解決したいシンの問題を見つけ、解決策を提案すること」
キュービックでは問題と課題の違いをこのように定義しています。

問題と課題の違い

今回のテーマでは、身近にあるモヤモヤ(理想と現状のギャップ=問題)を見つけた上で、その問題の本質(具体的に取り組むこと=課題)を特定し、解決策を考えてもらいます。
問題を解決できるサービスであれば、アウトプットの方式は自由です。

6日間で解くにはかなり抽象的で難しいお題……!
ですが、今回このテーマにしたのにはこんな理由があります。

1️⃣ 自分ごと化できる課題を解いてもらいたいから
以前開催した短期インターンのお題は「キュービックの課題を発見し解決する」でした。
ただ、学生の立場からは会社の課題が自分ごと化しづらかったという反省も。そこで今回は課題の自由度を上げ、身近な課題を深く考えてもらうことに。
2️⃣ Whyから考え、なぜそれを解決するのか意思を持って選択してもらいたいから
キュービックではデザイナーに限らず「なぜ」を深く考えることを大切にしています。与えられたお題の解決策から考えるのではなく、自分で課題を発見した上で「なぜこれを解決する必要があるのか」に全力で向き合ってほしいと考えていました。

⛰️ 得たかった成果

今回のサマーインターンで得たかった成果はこんな感じです。

・企業として:キュービックと相性の良い25卒の学生さんと早めに接点を持つ。
・学生さんに対して:キュービックの課題解決のやり方を体験してもらう。ポートフォリオに自信を持って載せられる作品を制作する。

⚙️ 事前に設計したこと

まず行ったのはCDO・マネージャー・デザイナー採用担当の人事・メンターの連携です。
企画や最終的な目的の設定はCDO篠原が、
細かな設計やスケジュールは人事でありメンターも担当した高木が、
期間中の勉強会などのコンテンツはメンターがそれぞれ担当。
(特に高木は新卒1年目にも関わらず旗振りやメンターも完璧にやり遂げてくれ、デザイナーチーム一同本当に助かっていました。心からありがとう……!)

当日奔走した5人をご紹介

今回参加いただいた学生さんは4名。なるべく深く関わって伴走できるよう、メンターと1対1のペアを組むことに🔥

また事前にマネージャーと壁打ちのタイミングなどをすり合わせ、要所でマネージャーと学生さんの関わりが作れるよう設計しました。
他にもチームランチ会や懇親会を設け、ワイワイおしゃべりしながら学生さん個人のことをもっと知れる/キュービックの人を知ってもらえる機会を作りました。

📅 期間中の進め方

CUEMの流れに沿って進めていきます

当初の予定はこんな感じでした。
ただ、実際はスケジュールがかなり後ろ倒しになってしまった反省も……😭
ここからの振り返りパートで詳しくお話ししたいと思います。

🗣️ 振り返り

\ このテーマ、実際どうだった? /

振り返りとして、まずは今回のテーマを振り返っていきます。
(メンターの高木が振り返り不在だったため、3人のコメントを掲載)

\ 課題設定パート(DAY1~) /

ここからはパートごとに振り返っていきます。

この6日間の要になるパート!

初日はオリエンテーションの後、早速CDO篠原による課題発見ワークショップが行われました。
皆さんが日常で感じているモヤモヤ(問題)を見つけ、篠原やメンターと質問や会話をしながら深掘り、課題を特定していきます。

個人作業と発表&質問タイムを繰り返します

出てきたモヤモヤは「友人との会話で気になってしまうこと」「SNSを見て嫌な気持ちになるとき」など様々。メンターも「わかる!」と心から頷いてしまうものばかりでした。

しかし、その問題を課題として特定していくのに苦戦し延長戦が続きます。大事なのは「課題を腑に落ちる言葉にすること」。抽象的すぎず、その場にいるみんなが同じ意味で理解できる言葉に整理したいのですが、一発でうまく説明するのは難しい……。
篠原やメンターからの「それってなんでだと思う?」「つまりどういうことだろう?」という質問に全力で答えながら、課題を発見し言葉にしていくみなさんの姿が見られました。

\ ユーザー理解パート(DAY2~) /

実際にインタビュー設計/実施をしてもらいます

課題を設定した後はユーザー理解パートへ。
ユーザーがどんな人かを知るため、ペルソナ設定やインタビュー設計・実施を行い、インサイトを考えていきます。

もくもく……

メンターによる勉強会も開催。
UXデザイナーの西井はインタビュー設計について、
UIデザイナーの重田は資料作りやレイアウトの基本についてレクチャーしました!

インタビュー設計勉強会
UI勉強会

また、UXチーム・UIチームのマネージャーと1on1を行い、現段階の相談や壁打ちをしてもらいました。
メンターとはまた違う角度のフィードバックを受け「これじゃないかも?」とそもそもの課題設定に疑いを持ち始める人も。
時間に追われる中でも、納得するまで考え抜こうとする様子が見られました。

\ アウトプット制作パート(DAY4~) /

最終パートに突入!

あっという間にインターンも後半戦。ですが、全体的に進捗はかなり遅れてしまっていました。インサイトの段階で悩み制作に入れていない人も多く、少し緊張感が出始めている段階。

空気が変わったのは篠原からの言葉でした。
納得するまでまだ考えたいという学生さんからの意見を受け、
「今回、皆さんにはプロとしてこの場に来てもらっている。決められた期限内で期待を超えるアウトプットを出すことがプロの仕事
チームワークは足並みを揃えることではなく、高め合うこと
と発破がかかります。

その後、改めて今後の詳細なスケジュールを引いたり、今の自分たちにとって大切なチームワークとは何かを考えてもらい作業へ。
発表まで丸2日間もない本当に短い時間ではあったものの、スケジュールを意識し、制作物の質を高めながら作りきってくれました!

個人的な感想ですが、制作に取り組む皆さんの姿や最終日の制作物を見て、大変ながらも楽しんでつくってくれたのが伝わり、胸が熱くなったことを覚えています。
もちろんご本人としては100%ではない悔しさやもどかしさがあったと思います。それでも「この1日でここまで作り上げたの?!」と思うくらいの変化やこだわりを見て、みなさんが持つつくることへの愛と想いが伝わってきた瞬間でした!

\ 最終発表会(DAY6) /

いよいよ、集大成の発表!🔥

いよいよ最終発表会!
直前まで微調整やスライドの編集に追われ、慌ただしい中開始。
4人それぞれの6日間の集大成が発表されました。

緊張感漂うオープニング

緊張しながらも、課題感や制作の過程をわかりやすく伝えようと堂々とプレゼンする様子は本当に素晴らしかったです!👏✨
ご自身のモヤモヤを起点にしたテーマだからか、すべての発表がとても熱量が高く「なぜこの問題を解決したいのか」という気持ち、サービスの着眼点のおもしろさ、制作物のこだわりが伝わってくる発表となりました。

発表はオンライン配信で、社内の誰もが参加できるようになっていました。デザイナーチーム内外から参加者が続々と集まり、コメントも大盛り上がりでした!すごい!!

オンライン配信のチャット、すごく盛り上がってました

発表後は質疑応答とマネージャー・篠原からのフィードバックが行われました。

伊藤(UXマネージャー):
まずは一週間お疲れ様でした!
サービスデザイン観点で大事なのは、どう人を動かすか考えて機能に落とすこと。「きっとユーザーは動いてくれる」という希望的観測では人は動かないので、心に対するインセンティブを作ってほしいです。
デザインは自分のアイディアを押し付けるのではなく、生活者の話を聞くことから始まるはず。そこだけはデザイナーとして絶対に譲らないでほしいと思います。

西村(UIマネージャー):
同じく一週間お疲れ様でした!時間がない中ここまで作りきったことに驚き、想いが伝わってきました。
UIは機能性(ユーザビリティ)、情緒性(印象を作る部分)どちらも大事にしてほしいので、ターゲットの年齢層や性別を考えて作れていたか?たとえば全員対象のサービスなのに、偏った性別や年代に向けたUIになっていたりしないか?を振り返ってみてください。
時間内で決めることの重要さを実感した期間だったと思いますが、それは実際の仕事でも同じ。学生の間もこの学びを活かして頑張ってね。

篠原からは総括として、発表会を締めくくるコメントが寄せられました。

篠原(CDO):
みなさんにはぜひデザイナーになってほしいです。将来、今回キュービックでやったことが参考になっている、ということがあれば嬉しい。厳しいことも言いましたが、未来に「あの経験があったから今がある」と言ってくれるような体験になっていたら嬉しいです。
デザイナーは世間が狭いので、今後もご一緒することがあると思います。その時は最後までデザイナーとしての仕事をやりきり、「好き」を仕事にして働くことへの感謝を忘れずにいてくれたらと思います。

その後、メンター・マネージャー・篠原から改めて一人一人への詳細なフィードバックを行われ、激動の6日間が終了。
改めて、皆さん本当に本当にお疲れ様でした!!👏👏👏

💙 まとめ

この6日間で、キュービックが大事にしているフレームワーク「CUEM」を使った課題解決をしてもらいました。

今回参加者の皆さんが挑んでくれたように、キュービックのデザイナーも実際に何度もプロセスを行き来しながら、泥臭く解決策を磨いています。
「自分のシンの課題」に真摯に向き合い続けた皆さんの姿を見て、私たちもとても刺激をもらいました。
参加者の皆さん、本当にありがとうございました&お疲れ様でした!🎊✨

6日間、ご一緒できて楽しかったです〜!

また、今回はサマーインターン募集に際して約80名と予想を上回るたくさんの方々からの応募をいただきました。
一人一人に深く向き合いたく、メンターの人数の限界を踏まえて受け入れ人数を絞っての開催となったため、全ての方のご希望に添えなかったことをお詫び申し上げます。改めて、ご応募いただき本当にありがとうございました!

キュービックでは今後も会社説明会やポートフォリオ講習会、他の機会でもインターンシップを開催する予定です。
本当はご応募くださった皆さん全員にお会いしたい気持ちでいっぱいですので、別の機会でぜひお話ししましょう……!
デザイナー一同、お会いできる機会を楽しみにしています!


キュービックでは新卒デザイナーを募集しています。少しでも興味があるよ!という方、ぜひ一度気軽にお話ししましょう〜!🤝

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