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恋はガム、キャンディみたいに溶けてはくれない【深夜3時の逃避行 #9】

泣いて目を腫らすような失恋を計15回程度重ねてきたわたし(数えた)。5歳の時に好きな子に腹パンを食らわされてからというものの恋運はないに等しく、好きな人に恋の相談をされることはもっぱら、はじめての彼氏は親友と半年も浮気などまあそこまで壮絶ではないものの、いろんな失恋を乗り越えてきました。

そんな私が、失恋中のみなさまに心を鬼にして言いたいのは、恋はキャンディのように舐めてりゃ溶けてくれるような甘いもんじゃないのよ。いうこと。

というのも、失恋してあの人を忘れたいと相談してくるわりにその努力を全くと言っていいほどしていない人って結構多いんですよ。いや引きずっていたい気持ちは痛いほどわかるんですが、恋はキャンディちゃう。ガムなんや。と。

いくら噛んで舐めて飲み込んだつもりでも、ソレはちゃんと身体の中に残ってる。まずは、自分で口から吐き出して捨てる覚悟を持たいないと本当に長い時間を無駄にしてしまうんです。それでもいいならご自由にって感じですが、頭ではそれじゃダメだって思ってる人はぜひ自分に鞭を打って頑張ってほしい。

時間が解決してくれるよ、なんて甘い言葉に頼らず、まずは自分で捨てるための準備をする。それには言い訳をしていないで物を捨てる、連絡先を消すなどいろいろ方法はあります。でもまずその前に、自分が失恋してるってちゃんと認めることが最重要だと思っています。これが意外と大変です。

失恋って怖いし痛いし辛いし死ぬほど虚無感あって超苦しいけど、まずはその恐怖と向き合ってください。自分のためにどうか勇気を。

時間が云々は、それから後のお話ですよね。

悲劇のヒロインに浸りたいならそれでもいいと思うんです。実際私は失恋した後の虚無感が嫌いではないのですぐに行動には出ずに哀しみに浸る時間を楽しみます(末期かな)。でも途中でそんな自分にも飽きるので、なかなか失恋に踏み切れない人は思いっきり悲しむのも手かもしれませんね。

ここまで書いて思い出したけど、失恋からなかなか立ち直れない人って自分に嘘ついて悲しむ時間も取ってない人が多い気がします。もう忘れたから、なんて言って結局行動では全然反対のことをして、それで失恋から立ち直れないと悩んでいるような。負のループ。

嫌いな人には存分に失恋から立ち直れないでいてほしいし、本当に大切な人にだけこの言葉が届けばいいなと思います。

ちなみに失恋するとバカ食いして太るタイプです。

おまけ

失恋したときに観てよかったなと思う映画を3本ご紹介。泣きたいときの映画なのでいろいろ保証はしません。※元気出そうとしてハッピーな映画を観るのはまったく逆効果だと立証済みです。

「ベスト・フレンズ・ウェディング」
→友達止まりの失恋をしたときはぜひ。

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」
→かなり鬱展開なので要注意。でもおっきな愛を感じて失恋とかどうでもよくなる。

「秒速5センチメートル」
→定番ですが学生時代から最近まで何度もお世話になってる作品。女性なら第2章がおすすめです。


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