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Webサービス個人開発するなら読みたい企画・開発・マネタイズのノウハウ解説サイト13選

はじめまして。加藤です。東京都内のIT企業にて、インフラエンジニアとして働きながら、趣味でウェブアプリケーションを個人開発しています。 

2017年7月に「先輩エンジニアサーチ」という転職支援系サービスを企画・開発し、2019年4月まで運営していました(詳細は以下のQiitaの記事で解説しています)。

 WordPressでマッチングサービスを3日で作ってリリースした話

 https://qiita.com/curryperformer-kato/items/5475720b13cb352da851

そのときに企画・開発・マネタイズ(収益化)などの参考にしたウェブサイトやSlideShare(プレゼン資料)を紹介します。

全部を読む必要はありません。気になったウェブサイトやプレゼン資料の数ページ見て、今の自分に必要そうだと感じる部分があれば、そこを読んでいただけるといいと思います。

プログラミングスクールに通ってもオリジナルWebサービスは開発できない

エンジニアじゃないけどWebサービスを公開して事業化したいという声をよく聞きます。その場合、エンジニアは売り手市場で採用しづらいしそもそも人件費を支払う余裕がないので、プログラミングやウェブデザインの知識・スキルを身に付けて自分が開発できるようになろうと考えてプログラミングスクールへの入学を検討するケースが多いようです。

しかし、その判断は間違っています。私自身、プログラミングスクールに通っていたのでその体験から痛感しました。

正しく言えば、既存のSNS(Facebook、Twitterなど)やECサイトをなぞったクローン(つまりパクり)アプリくらいなら作れます。もっというとそれを作ることがプログラミングスクールの課題です。

しかし、プログラミングスクールの授業や課題をこなすだけでは、オリジナルWebサービスは開発できるようになりません。

卒業制作と称してオリジナルWebサービスの開発が課されることはありますが、(メンターのフォローが多少あれど)自力でGoogle検索したり本を読んで完成させなければならないため、数十万円の受講料を支払う価値があるかと言えば微妙です。

受託開発のエンジニアになりたいならそれでもいいのでしょうが、オリジナルのWebサービスを開発して起業したいと考える人たちは満足できないことでしょう。

転職支援サービスをしていて「未経験からでもエンジニアになれる」をうたうプログラミングスクールは多いですが、プログラミングスクール卒業生が自分で開発し公開したサービスで起業した話を聞かないのはこのためです。

Webサービスを作ること=ビジネスモデルを作ること

Webサービスを個人開発しているエンジニアが集まるいくつかのコミュニティに参加したことがありますが、そこにいる人たちと会話して失望しました。

彼ら彼女らは開発に用いた言語やフレームワーク、開発手法などを仲間と語ることに終始し、Webサービスのガワを作って満足しています。

Webサービス作りは、すなわちビジネスモデルを作ることであり、マネタイズ(いかに収益を得るか)の仕組みを作ることでもあります。それをわかっている人が少なすぎます。

様々なプログラミングスクールの情報を集めましたが、それらの作り方を複合的に教えてくれるプログラミングスクールを私は知りません。

では、個人でオリジナルのWebサービスを開発し、公開して、事業化し、将来起業したいと思う方々は、誰からどのように学べばよいのでしょうか。

答えは簡単です。

Webサービスの企画・開発・運営を、事業として行いそのノウハウを公開している経営者や、個人開発をしてマネタイズに成功したりWebサービスを売却した方々のウェブサイトやプレゼン資料から学べばよいのです。

1.WEBサービスで起業したい人に読んで欲しい20のコト

https://qiita.com/kazukichi/items/aeba286c2a750081e5c0

プログラミング学習サービスやら、ペットサロン予約サービス、風俗予約サービスなどを運営している「かずきち」さんがQiitaで書かれたエントリー。

これから起業したい人に向けた、Webサービス開発で挫折しないコツと経営者として利益をあげていくために必要な考え方が語られています。

Webサービスを開発していると「この程度の機能やデザインでいいのだろうか」や「このサービスにニーズがあるのだろうか」「似たようなサービスが既に出ているから使ってもらえないのでは……」などとどんどん迷いが出てきて、必要以上に開発工数をかけすぎたり公開をあきらめたりしそうになります。

そして、その迷いを振り切って市場調査を入念に行い多大な開発工数をかけた末にWebサービスが完成しても、我々の想いや努力とは裏腹にまったくユーザー数や収益が伸びない結果に終わることもあります。

かずきちさんのエントリーを読み返すたびに、余計な迷いを横に置いて軽やかにWebサービスを開発し公開することが大切だと気づかされます。そして、自分がいま「利益をあげること」から逆算した行動をしているのか、利益が生まれるビジネスモデルを設計できているかと自問自答して自分の行動を振り返ることができています。

言い訳せずにまずは行動を始めることの必要性と成果はトライ&エラーをし続けることで生まれることを教えてくれ、個人開発者の背中を押してくれるエントリーだと感じたのでトップバッターとして紹介しました。

2.来年こそWebサービスを作りたい人に伝えたい9つのこと

http://www.paji.me/entry/20111215/1323919612

30以上のWebサービスを作って失敗や成功を重ねられたpajiさん。彼が個人開発して起業した「Q&Aなう」や「パパパパ開発合宿」の運営経験をもとに、個人開発者やこれからWebサービスを作りたいと考えている人たちに向けて書いたブログエントリーです。

pajiさんは9つあるテーマの1つ目で「あなたはなぜWebサービスを作るのですか?」という問いを我々に投げかけています。もしもあなたが即答できないなら、本書を閉じてまずはWebサービスを開発する目標や目的を明確にすることからはじめるといいでしょう。

Webサービスは公開してからがスタートです。私自身、ユーザー数や収益の伸びが停滞したり想定外のトラブルが起きたりと、運営している中でたくさんの壁にぶつかりました。

目標や目的があいまいだと途中で飽きたり大変すぎて逃げ出したくなります。そうなったとき、目標や目的があれば運営を続けようという気力がわいて挫折せずに済みます。

また、「スピード感をもって開発すること」と「最初から完璧を求めないこと」が大切だと教えてくださいます。私が個人開発するときのスケジュールや機能の設計は、エントリー内の以下の文章を参考にして決めました。

>個人開発者が作るWebサービスの場合は、モチベーションの持続力を考えると数日から数週間以内で、プロトタイプのリリースまで持って行くくらいのボリュームがちょうど良いのではないかと思います。

>本当にこの機能がなくなったこのサービスが成立しない、というコアな機能のみを残してリリースすることが大事です。機能を絞り込むことによって、リリースまでのスピード感を高めることができます。リリース後も、ユーザーからのフィードバックを見ながら追加機能をつけていくことができるので、方向性を間違わずに済み、失敗が少なくなるのです。

そして、Webサービスがユーザーを獲得するための方法も解説しています。
ユーザーの集め方は開発完了後に考えるのではなく、企画・設計段階で綿密に検討し、自然とユーザーが集まる仕掛けを組み込むことが重要とのこと。それ以外にも、公開後に行うプロモーションのアイデアも紹介されています。

3.8年間で20以上のWebサービスを作ってきて、ほとんど失敗した理由

https://note.mu/lotus/n/n0105dd7226ee

8年間で20個以上Webサービスを開発し、失敗を重ねてきた事例と原因を赤裸々にnoteで公開されているrenさん。

その体験からWebサービス開発者に向けて以下の3つを伝えるのが前述のエントリーです。

>1. Webサービスやアプリを成功させる事はかなり難しい

>2. Webサービスやアプリは実際世の中に出すまで分からないが、成功確率は上げることができる

>3. Webサービスやアプリの成功確率を上げるにはどうすれば良いのか

renさんが語る失敗の理由は多くの個人開発者に当てはまりますし私も同じ過ちを犯しました。Webサービスをどのような人に届けたいのか、どのような課題を解決したいのかを考えることの大切さに改めて気づかされます。

8年かけて開発したWebサービス15個の具体的な失敗理由とは?

https://note.mu/lotus/n/nf6542cb0e12d

こちらは有料になりますが「実際にどのようなWebサービスをどういった技術で開発したのか。具体的な売上やアクセス数はいくらか。なぜ失敗し、どうすればそれを回避できたのか。」について解説されたエントリーです。

約4万RTされた「サクッと飲食店を決めるアプリ」を作ろうと思った理由

https://note.mu/lotus/n/nc3996da39773

約4万RTされたグルメアプリ「Dish」を2ヶ月でリリースするまで

https://note.mu/lotus/n/nb8b7eed07320

4万RTされたアプリDishのピボット、資金調達、オフィス移転と社名変更をしました

https://note.mu/lotus/n/n09aa4f3bae91

グルメアプリ「Dish」の仮説と検証、バズってからのペルソナやユーザーが求める体験の再設計、ユーザーインタビューとβテスト、公開後の苦悩(マネタイズが難しいetc)などWebサービスを事業にするまでの生々しい体験が語られています。

過疎なWebサービスしか開発していない私には「Twitterで4万RT、事前登録者1万人以上、トータルで3万ダウンロード」でもビジネスとして成り立たないのかと衝撃を受けました。

4.受託の会社が調達せずに自社サービスを立ち上げ事業として成立するまでの企画・開発・サポート・マーケティング

https://www.slideshare.net/tamukai/ss-79318627

boardという請求書・見積書・発注書作成サービスを展開するヴェルクの田向社長のSlideShare(プレゼン資料)。受託開発中心から自社サービスとの両立を目指す中でぶつかった壁などを公開しています。

いまは受託開発や人材派遣がメインだけど自社サービスを開発し収益の柱にしていきたいという企業が多いと聞きます。しかし、それに成功した企業は少ないのが現状。

このエントリーを読むと、ゼロから自社サービスを企画・開発・サポートするためにはいくつもの壁があり、だからこそどこに注力するか判断を誤らないことが大切なのだと感じます。

また、サポート運用の仕組みについて詳しく紹介されている点も他のサイトにはない魅力です。

受託開発脳から自社開発脳へ切り替えの7つの壁

https://blog.velc.jp/post/26303968292/7

こちらのブログにも受託開発に慣れたエンジニアがWebサービスを開発しようとするとぶつかる壁について書かれています。受託開発特有の「言われたものを作ればいい」という習性は改善が難しいなと感じました。

5.エムグラム診断。ブランディングのためのグロースハック、1ヶ月と1日。

https://note.mu/spyuchan/n/n8980e0b21c21

105個の質問に答えると性格要素トップ8を見つけてくれる性格診断サービス「エムグラム診断」。それを運営する株式会社mgram(旧:株式会社LIP)の松村有祐CEOのnoteです。

エムグラム診断というサービスが、そのブランド確立をさせるまで(認知される→使われ始める→バズるまで)の試行錯誤が書かれています。性格診断結果画面のデザイン改善、コンバージョン(LP到達から診断完了してSNSにシェアするまで)率やバイラル(シェアを見た人の流入)率の改善などバズを起こすために行った取り組みが赤裸々に語られています。

「存在が認知されない」「使ってくれる人が出てこない」「競合サービスとの違いを認知してもらえない」などは個人開発したWebサービスにはよくある話ですが、それをどう乗り越えるかの体験談は世の中に出回らないのでとてもありがたいです。

また、利用規約の表示に問題がありTwitter上で大炎上してエムグラム診断の信用がなくなりかけたときにCEO自ら誠実な対応をして鎮火した話は、個人開発者も肝に銘じておくべき話だなと感じます。

自分のサービスがヤバいものだと言われそれが拡散されたとき、適切な対応ができないと自分もサービスも社会的に終了してしまうので……。

このnoteを読むとエムグラム診断開発時に社内外の専門家や仲間が松村CEOのために協力していたとわかります。個人開発者がWebサービスに関するすべての領域に精通しているなんてことはありません。事業として展開するのであればどこかのタイミングで専門家や仲間の力を借りる必要が出てきます。

人の力をうまく借りることの大切さやどういう人間性を持つ人がそれをできるのかも松村CEOのお人柄や行動から感じ取ることができました。

6.下町柚子黄昏記

http://yuzutas0.hatenablog.com/

10個以上のWebサービスを個人開発されてきたゆずたそさんのブログ。「1日でWEBサービスを作る」「隣の部屋の喘ぎ声が止むまでにWEBサイトをリリースする」など面白い取り組みをされています。

ゆずたそさんの素晴らしいところは、Webサービスを作っては供養(サービス終了)して次のWebサービスを開発して……とスクラップ&ビルドを繰り返されているところ。

ご自身が開発されたWebサービスについて、作りましたタグがついた記事で「どういうサービスなのか」「なぜ作ったのか」「どうやって作ったのか(要件定義・設計方法・インフラ構成・構築方法など)」を解説されており、「MVPってこういうことか!Webサービスってこうやって作るのか!」と目からうろこが落ちる思いでした。

サービスレベル:設計と運用のプラクティス

http://yuzutas0.hatenablog.com/entry/2017/05/23/073000

個人開発でWebサービスのSLAの設計や運用保守について事前に考える人が少ないと思いますが、公開すると必ず直面する問題です。そのノウハウを惜しげもなく紹介しています。

新規事業の担当者に「差別化の罠」を伝えたい

http://yuzutas0.hatenablog.com/entry/2018/12/25/170000

作りたいWebサービスが既存のものと似ているがあまり、ニーズがあるかわからない機能の追加などの本末転倒な差別化にこだわって開発が進まないのは個人開発でもあります。
そこを乗り越えるためにゆずたそさんが行った取り組みが書かれています。

マッチングサイトの海外カンファレンス「iDate2018」に参加しました

http://yuzutas0.hatenablog.com/entry/2018/12/07/183000

出会い・婚活系サービスの市場や動向について理解が深まります。

7.bosyuというサービスを作って譲渡するまでの流れ

https://blog.tsubotax.com/n/n80412ab1e8b4

Twitter上で簡単にイベント参加者や求人などの募集ができるWebサービス「bosyu」を開発し企業に事業譲渡された株式会社Basecamp坪田 朋さんのエントリー。

少人数チームで開発をするときのノウハウが詰まっていて、他のエンジニアの巻き込み方や役割分担、開発プロセス(公開までの流れを時系列で解説)と開発ツール、バズったきっかけ、公開後のバグ対応について実体験をもとに解説されています。

個人開発のWebサービスでも開発は自分が担当するがデザインは相方に任せるという形で分業するケースもあるので、参考になります。

また、個人開発者がおざなりにしがちな(サービス内容に法的な問題はないかの)弁護士チェック / 商標侵害の有無の確認のやり方とスタートアップにオススメの弁護士・弁理士の紹介もされている点が他のサイトにない魅力です。

さらにリリース時のプレスリリースの出し方、事業譲渡先の探し方と譲渡後に揉めないための話の進め方、開発等に要したコストまで具体的に書いています。

Webサービスの売却を視野に入れて開発しているエンジニアは必読です。

SNSを使ってカンタンに募集ができるサービスbosyuをリリースしました

https://blog.tsubotax.com/n/n612d8ba662d7

また、bosyu公開後のエントリーも個人開発の参考になります。

bosyuを通じて解決したい課題の設定や、その課題解決のために必要なコア機能は何だと定義するのかが絶妙で、そこがうまくユーザーのニーズにマッチしたからこそ実際に使ってみたという声や「こういうのが欲しかったんだよ!」という声がTwitterで続々出てきたのだと感じました。

8.考えすぎてしまう人のブログ

https://blog.sesere.net/

Peingという匿名質問投稿サービスを企業に売却したせせりさん。

現在もRaiot(イラストSNS)やscraiv(WEB投稿サイト)を公開するなど精力的に活動されています。ブログには参考になるエントリーがたくさんあるので紹介します。

【7年かかった】19歳から7年、1人で30個のWebサービスを作り一発当てて
もう働く必要がなくなったので振り返ってみる

http://blog.sesere.net/entry/2017/10/27/183957

私がWebサービス開発に興味を持ったきっかけが「Webサービスを作り一発当てて、SESや派遣で客先常駐してプロパーに奴隷のように使われる働き方を脱したい」と思ったからなので、せせりさんのようなところに行きつくのを目標にしています。

>振り返ってみれば訴訟起こすぞって怒られたり、警察から電話がきたり、サーバー会社にサービス止められたり、サーバー代が払えなくて消費者金融行ったり、1000万投資してもらったサービスでずっこけたりここまで色々あったな~

失敗体験について、生々しく書かれている点が素晴らしいと感じます。

【最高のサービスは診断メーカー】資金力も知名度も無い初心者のwebサービス運営者が現実的にユーザーを獲得できるサービスの設計方法

http://blog.sesere.net/entry/2017/10/30/105325

個人開発でも戦える(ユーザーが集まる)サービス設計の極意を解説しています。公開したサービスに人がこない悩みを抱えているなら必読です。Peingが流行ったのも納得。

このエントリーを読んでいたら、「先輩エンジニアサーチ」のビジネスモデル(エンジニアへの転職希望者と転職相談に乗るエンジニアをマッチングする)はユーザー獲得や収益化のハードルが高いとわかり開発しなかったなと思います。

「怖くないキラキラしてないInstagram」を目指して写真投稿SNS「Culon」を作ってみるまでの流れとユーザー獲得戦略について

前編 https://blog.sesere.net/entry/2017/10/31/150841

後編 https://blog.sesere.net/entry/2017/11/04/185157

サービス設計や開発の流れ、ユーザーの集め方を実例を交えて解説しています。

プログラミングスクールで卒業制作(オリジナルWebアプリ)を開発していたとき、完成イメージを固めないまま着手して手を動かしながら機能を追加/削除したりデザインを決めていった(取りあえず作ってみてなんか違うと思ったら変更して……の繰り返し)のですが、完全に悪手だと気づきました。

9.4つの戦犯から考えるサービスづくりの失敗

https://www.slideshare.net/papanda/4-81915497

このSlideShare(プレゼン資料)ではサービス作りにおける4つの戦犯と7つの失敗パターンについて解説されています。

7つの失敗パターンは個人開発のWebサービスがやからす失敗パターンがきれいに網羅されていると感じます。私が開発した「先輩エンジニアサーチ」はすべて当てはまりました。

著者の市谷さんの素晴らしいところは、以下のSlideShareで7つの失敗パターンを乗り越えるための具体的な方法も紹介されている点です。

正しくないものをつくらない。7つの失敗パターン

https://www.slideshare.net/papanda/7-79699560

このSlideShareに書かれていることを暗記するのではなく「素晴らしいアイディアと思いついた!作ろう!」と早々に開発着手したくなったときに繰り返し読みながら、客観的な視点からアイディアを検証したり深めたりするのに活用するとよさそうです。

仮説キャンバス(上記SlideShareの22Pで解説)は、Webサービスを作る前に一度埋めてから開発に着手した方が、公開後のマネタイズや集客もスムーズにいきますし、Webサービス自体をプロモーションしやすくなると感じました。

10.ボクココ

http://www.bokukoko.info/

ブラウザ電話システムやライブ配信システムを運営しているselfreeのCTOが執筆してるエンジニア向けブログ「ボクココ」。個人開発者にとっての金言がたくさんあります。

>失敗するサービスのほとんどは、この2~3年を耐えることができない。この期間を耐えきれずに、最初の仮説が間違ってたと決めつけターゲットを変えたり広げようとする。そして不安から無駄な開発をして仕事をした気分になってしまう。

https://www.bokukoko.info/entry/2018/07/08/004637

>競合を蹴散らそうだとか、競合よりも大きくなるだとか、そんなことを考え始めるのは無意味だし不幸の元だ。

https://www.bokukoko.info/entry/2018/06/23/163313

>成功するサービス開発のポイントについて説明する。それは、自分が使うサービスを作る ということである。

https://www.bokukoko.info/entry/2018/01/13/230643

>本当の MVP とは「顧客にドンピシャな最小限の機能を見つけ出すプロセス」だ。

https://www.bokukoko.info/entry/2017/08/22/220111

>何故 "あなた" がそのビジネスを、"今" やるのか。

>この答えに自信を持って答えられない場合は、他のサービスに遅れをとったり、優位性を見出せずにうまくいかないケースが多いと感じている。

https://www.bokukoko.info/entry/2017/01/22/234008

>「このサービスは、~のサービスです。」あなたのサービスは、~を埋められる自信を持って言える機能はあるだろうか。サービスを一言で言えるプロダクトでなければ、作ってる側も使う側も混乱するプロダクトになってしまう。

https://www.bokukoko.info/entry/2016/12/30/215501

アプリの個人開発の終焉と新たな可能性
https://www.bokukoko.info/entry/2018/03/25/114716

また、このエントリーでは個人開発したスマホアプリのマネタイズが困難な理由を実例を交えて解説しています。そして自分が開発したサービスで食べていくために個人開発から「少人数のチームを組んでSaaSを提供する」フェーズに移行することを提案しています。

月額課金モデルの Web サービスの設計方法

https://www.bokukoko.info/entry/2017/02/09/001144

決済サービスや決済フローの話を中心に解説しています。

11.開設後3週間で収益10万円を得た個人開発サイトでやったことの全部を公開する

https://qiita.com/jabba/items/1a49e860a09a613b09d4

QiitaのAPIから技術書について書かれた記事を抽出し集計した技術書ランキングサイト「テック・ブック・ランク」を開設して3週間ほどで収益10万円を得た著者がそのとき行った取り組みを全て公開したエントリーです。

個人開発で3大やってはいけないこととして紹介されている

>「マネタイズは後で考える」と言ってとりあえず作る

>「コンテンツ(ユーザー投稿数確保)は後で考える」と言ってとりあえず作る

>「ウケるかどうか出してみないと分からない」と言ってとりあえず作る
を見るとユーザーの属性・ニーズやマネタイズの仕組みを開発前に徹底的に考えることの大切さを痛感させられます。

また、サーバーを無料プランで構築する理由や開発に用いた言語・フレームワークやデータベースの紹介、無料プランのサーバーでもレスポンスをサクサク返すための工夫など技術面の解説も充実しています。

12.Markdownエディタを作って月15万円稼ぐまでにやったこと

https://blog.craftz.dog/how-i-built-a-markdown-editor-earning-1300-mo-profit-inkdrop-c6691eca7091

フリーランスをしながらアプリ開発をしている著者が「Inkdrop」というマルチプラットフォーム対応のMarkdownエディタを一人で開発して月15万円の売上を達成するまでに行った事が書かれています。

Inkdropは継続課金のサービスで解約率もすごく低いそうですが、そうなるための工夫がちりばめられていて参考になります。決済処理の実装や効果的なLPの作り方、ユーザーサポートを最優先にする姿勢などは私のWebサービスにも取り入れようと思いました。

また、β版ユーザーからの批判やフィードバックに対する向き合い方も勉強になります。

13.EduTalk

https://atsuhiroteshima.com/

プログラミング学習サービスCodeGritとオンライン英会話サービスのリンガルボックスを運営しているteshiさんのブログ「EduTalk」。Webサービスのアイデアや新たなビジネスモデルを生み出すヒントがつまったエントリーが多数公開されてるのでご紹介します。

自分のWebサービスで生きていく。あなたにおすすめなサービスモデルがどれなのか解説します

https://atsuhiroteshima.com/make-a-living-with-your-webservie/

個人開発のWebサービスで生計を立てるために有効なビジネスモデルとして「フリーミアム型」「マーケットプレイス型」を紹介し、実例をもとに体系的に解説されています。

ビジネスモデルには個人開発者の向き不向きがありますし、戦い方もぶつかる壁も異なってきますので、自分が強みを活かせるのはどれかを考えながら読むといいでしょう。

新規サービスを考える上で抑えておきたい、人が人生で求めている8つのこと

https://atsuhiroteshima.com/what-human-wants-in-their-life/

人間がもつ普遍的な欲求について理解を深めることができます。

Webサービスのアイデアを考えるとき、「自分のWebサービスはどの欲求を満たせるか」「ターゲット層はどのような欲求を満たせるか」という観点で考えると答えが見えてくるかもしれません。

自分が作りたいWebサービスの見つけ方

https://atsuhiroteshima.com/tips-for-getting-your-startup-idea/

Webサービスを開発したいがアイデアが浮かばない人にヒントをくれます。

【自分のWebサービスで生きていく】失敗したらどうするか、は考えなくていいと思う7つの理由

https://atsuhiroteshima.com/do-not-be-afraid-of-failure/

Webサービスが失敗しても得るものがたくさんあるよと背中を押してくれます。

広告予算がない個人でも出来る8つのマーケティングアイデア

https://atsuhiroteshima.com/marketing-ideas-for-individuals/

個人客開発者でもできそうなプロモーションのアイデアを紹介しています。

デザイン未経験者でも出来た7つのステップで初見離脱されない雰囲気イケメンサイトを作る方法

https://atsuhiroteshima.com/7-steps-to-learn-design-as-a-non-designer/

デザインの知識・スキルがない個人開発者でもできそうな方法が解説されています。

おまけ

個人開発者のコミュニティ

・個人開発者が集ってマネタイズについて真剣に考える会「Monetize-Geek-JAM」

https://blog.seekgeeks.net/p/blog-page.html

・運営者ギルド

https://scrapbox.io/admin-guild-pr/%E9%81%8B%E5%96%B6%E8%80%85%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%83%89

フォローしたい開発者アカウント

せせり@1年前に質問箱を譲渡した人 @_sesere

ゆずたそ @yuzutas0

かしい@個人開発本発売中 @rubys8arks

坪田 朋 / Basecamp @tsubotax

Yusuke Tamukai @fw_tx76129

TAKUYA 個人開発で食うノウハウを書く @craftzdog

だーすー@マシュマロの中の人 @Neko_Inu_

ny(にぃ)@SeekGeeks @seekgeeks_ny

運営者ギルド参加者のアカウント一覧

https://twitter.com/Neko_Inu_/lists/list1/members

プログラミングを学べるサイト

Progate(初心者向けプログラミング学習サイト:無料/有料)

https://prog-8.com/

Techpit Market(クローンアプリを作りながら学べる:有料)

https://market.techpit.jp/

Coffee-Cup(Ruby on Railsでウェブサイトを作る:無料)

https://www.coffee-cup.com/

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