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【続いてる写経 1102日め】〜アレルギー体質ならば、ササニシキがベター

ワタシが契約している生協で、予約登録米の申し込みが始まりました。

産地も銘柄もバラエティに富んだお米があります。
今は銘柄指定おまかせコースなのですけれど、選択できる品種に、

「ササニシキ」

があることに気づき、ちょっと心が動きました。

ササニシキって、昔はよく聞きました。
それこそお米の品種が少ない時代は、コシヒカリかササニシキくらいだったように記憶してます。

けれども今は、粘りがあって、もちもちした食感が好まれるのもあり、コシヒカリ系統のお米が人気。

現在、日本で栽培されている米の種類は300品種以上あり、その中で作付面積最多の33.9パーセント(2019年産)を占めているのが「コシヒカリ」です。続いて2位「ひとめぼれ」、3位「ヒノヒカリ」、4位「あきたこまち」、5位「ななつぼし」です。これらは消費者に人気の高いブランド米であり、全て「コシヒカリ」の子孫です

https://www.gov-online.go.jp/eng/publicity/book/hlj/html/202011/202011_03_jp.html

ササニシキは、天候に左右されやすいため、栽培が難しく、1993年の記録的な冷害をきっかけに作付量が減ってしまったらしいです。

つまり現在は「貴重な品種」なのでした。

さらに最近、

アレルギー体質の人なら、お米はササニシキがよい

と耳にしたばかり。

その理由は、ササニシキに含まれるでんぷん質の構成にあります。

通常、米飯としてたべられている「うるち米」を構成するでんぷん質は、

アミロース + アミロペクチン

この2つの含有量の違いが、お米の性質や、味の違いに現れるのだそう。

ざっくりと、違いを分けると、
アミロースが多いと、あっさり系
アミロペクチンが多いと、もっちり系

ササニシキはアミロースの含有量が、約20%と多いのです。
そのため食味はあっさり、さっぱり
寿司飯との相性がいいので、寿司店からの引き合いが多いとか。

対して、アミロース含有量低めで、アミロペクチンが多いのはコシヒカリ系統。
コシヒカリのアミロース含有量は、約15%だそうです。

アミロペクチンの割合が多いお米、コシヒカリ系統は、甘さを早く感じ、もっちり感があるのです。
それゆえに、最近はこちらの食感が支持が集まっているとか。


数値は以下のサイトから。
(なお測定方法によって数値は多少変わるらしいです)

ただし、アミロペクチン含有量が多いということは、実は糖の吸収速度が早く、それだけGI値(食後血糖値)が上がりやすい

要するに、白いパンと同様の傾向にあるわけです。
よくGI値の表に、高GI値食として白米、パンが並んでいるのは、アミロペクチンの仕業といえるわけですね。

さらに、アミロペクチンは、構造上体内で消化されにくい傾向にあります。

アミロペクチンの消化酵素を多く持たない人は、未消化物質を抱えることとなり、アレルギーを引き起こしてしまうらしいです。

ということは、GI値が上がりにくく、将来的にアレルギー原因を作らないためにも、アミロース含有量の多いお米を摂取する方が、身体にも良さそうです。

まあ、味の好みはあるけどね…。

では予約登録米、入手しにくいササニシキいいかも?
が、残念ながらササニシキは5kg単位しかなく、申し込みは見合わせました。

というのも、わが家の米消費量は、割と少なく、現在は月に3kgあれば十分なのでした。(コメを食べないのではなく、食事回数が少ないから)

ちょっと残念だなあ、3Kgコースも作って欲しかったなあ…。

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