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詩「パラダイス」


この地球ほしにパラダイスが在ると君は言った
この世は蜃気楼
掴めそうで掴めない幻
(それは僕自身か?)

信じている程に裏切られる
その度に いつも振り出しに戻る
(僕の心が泣き叫ぶ。)

それでも君の瞳は 光り輝いていた
(差し込む光の所為か それとも…。)
希望は いつの日も儚いけれど…

君の消えそうな微笑みはパラダイスの在処を示していた




ここにこうして生きていると
世界は全て不安の塊になる
僕にとっては
安らぎのパラダイスなんてない
世界は あまりにも不安定で
ぐらぐら揺れている僕には
立っていることさえできない

何かに掴まる事さえ危険なこの地でやっと
僕はパラダイスを見つけた
君の隣にいるというパラダイス
いつか消えるかもしれないパラダイス

ここでは 不安はつきものだから

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