なぜケアマネージャーの一部は傲慢なのか? その背景にある『ケアマネ営業』の実態
実在する傲慢なケアマネ
これまで、いろいろなケアマネージャーと仕事をしてきました。
非常にマジメで、利用者のことを親身になって考えてくれるケアマネもいました。
しかし、なかには、傲慢な考え方を持っているケアマネもいました。
その考えというのが、
✅利用者を紹介してやっている
というものです。
なぜ、そんな傲慢な態度に出るのか、不思議でした。
ケアマネは、国家資格ですらないのにね。
最近、「ケアマネ営業」という言葉を知りました。
「これが原因かな?」という気がしてきました。
ケアマネ営業って何?
ケアマネ営業とは、介護サービス事業所がケアマネージャーに対して自社のサービスを紹介し、利用者を獲得するための活動を指します。
事業所の責任者などが、チラシやパンフレット、名刺を持ってケアマネージャーのところに挨拶に行くわけです。
要は、ケアマネに対して、「うちの事業所に利用者を紹介してくださいね。」と挨拶回りをしていくわけです。
それ自体は、問題ないと思います。
ケアマネージャーにとってもメリットはあります。
ケアマネは、利用者に最適なサービスを提供するために、多くの介護サービス事業所の情報を把握する必要があります。
そのため、「うちの事業所では、こんなサービスを提供してますよ」とアピールすることは、結果として、利用者の利益につながる可能性があります。
ここで、勘違いしてしまうケアマネが出てくるわけです。
✅事業所の責任者が、頭をさげて、利用者を紹介してくださいと挨拶に来た。
✅私たちケアマネは、利用者を紹介して「あげている」
✅ケアマネ次第で、事業所の利益が出るかどうか、決まる。
✅事業所の命運は、ケアマネが握っている
という考えに至ってしまうケアマネが存在しています。
ケアマネの仕事とは?
基本的には、ケアマネの仕事は、利用者と医療関係者などの各機関をつなぐことです。
利用者に対し、適切なサービスが行き届くように、マネージメントするのが仕事です。
医療関係者や福祉関係者とともに、困っている患者や利用者をともに支えるのが仕事です。
傲慢な態度のケアマネをみてると
と、つい思ってしまいます。
ケアマネのワガママや傲慢さを、医療関係者や事業所に押しつけることでは、ないですよ。
ケアマネの傲慢な態度は、結果的に、利用者への不利益につながります。
まぁ、あくまで、勘違いしているケアマネがいるなら、という話ですけどね。
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