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他学科連携PJT No.1「千葉キャンパス合同授業 」

はじめに


こんにちは!  淑徳大学 人文学部 表現学科 杉原ゼミの越智です。
このnoteでは、淑徳大学 人文学部 表現学科 杉原ゼミの学生がゼミ内でのプロジェクトや活動内容についてご紹介していきます。

★杉原ゼミでは、毎年複数のプロジェクトを進めています★
今回は今年度から新しく始動した他学科連携プロジェクトについての記事になります!
昨年度以前の記事はこちらから↓
2021年度 ゼミnote 絵本のまち板橋プロジェクト|note
2022年度 ゼミnote ”Project”note__淑徳univ.杉原ゼミ|note
2023年度 ゼミnote 淑徳大学杉原ゼミ8期生


この記事では他学科連携プロジェクトについての解説と2023年7月1日に千葉キャンパスで行われた合同授業の様子をお届けします。
千葉キャンパス内の様子については、昨年度に先輩である町田さんが千葉キャンパスを訪れた記事があります。ぜひご覧ください♪ (こっそり越智も同行してます!)


1.他学科連携プロジェクト

1.1『他学科連携プロジェクト』とは?

現在淑徳大学は千葉県に2か所・東京・埼玉にキャンパスを構えており、4キャンパスに7学部13学科2研究科があります。
分野も全く異なる学科間でそれぞれの特色を生かしながら共通のテーマを扱う活動をしたい! ということでこの他学科連携プロジェクトが始動しました。

活動の第1弾として、千葉キャンパスの総合福祉学部 社会福祉学科、埼玉キャンパスの経営学部 経営学科、そして私たち東京キャンパスの人文学部 表現学科が連携し「福祉アート」に関する取り組みをしています。(東京キャンパスからは私たち杉原ゼミから3人が参加しています。)
具体的な内容としては、福祉アートの認知を広めるため日常生活の中にそれらをを取り入れることを目標に活動をしています。学内で福祉アートを活用する方法を企画する「学内チーム」と、2023年10月28日(土)~29日(日)に開催される文化祭で福祉アートに関する出し物を企画する「文化祭チーム」に分かれそれぞれ計画を立てています。
杉原ゼミ生は千葉キャンパスの学生さんと合同の文化祭チームで活動をしています。

1.2『福祉アート』とは

福祉アートは主に障がいを持つ方によるアート作品のことを指します。勢いがあって力強い作品から、緻密で繊細な作品までさまざまな個性を持った作品がアーティストの数だけ存在します。
また、知的障がいを持つ方のアート作品をさまざまな形で社会に発信する取り組みをしている『ヘラルボニー』という会社があります。

福祉アートを街中の壁や柱にラッピングしたり、作品のデザインを取り入れた商品を作ったりなどさまざまな取り組みをしています。もしかしたら普段過ごしていることろにある! という方もいるかもしれませんね。
このようにヘラルボニーをはじめとする企業や自治体を通じて福祉アートは社会的な価値を持ち、少しずつ私たちの身近に浸透しつつあります。
私たちも2023年6月17日まで丸の内で開催されていた『ART IN YOU』というヘラルボニーさんが手掛けた障がい者アートの展示を見に行きました。

『ART IN YOU』での様子

書き手のこだわりをひしひしと感じる力強い作品ばかりで、どれも魅力的でした。
また展示作品は販売もされており、障がい者アートが価値のあるものとし評価されつつあることもここで知りました。


2.千葉キャンパスでの合同授業

2.1グループワーク

今回の合同授業では、午前中にグループワークで各チームの企画をまとめ、午後に企画内容のプレゼンを行いました。
以前からリモートでの話し合いはありましたが、杉原ゼミ生は初めて他学科の方々と顔合わせになります。どんな人たちがいるのか少し緊張していたのですが……みなさんとても積極的でいい方たちでした! 顔を合わせて話すことで以前よりも具体的なことまで話し合いができ、雑談を交えながら作業に取り組んで打ち解けることもできました。特に普段では知ることのない他キャンパスでの生活や授業について知ることができ、いい経験になりました。

グループワークの様子

2.2企画内容

文化祭チームは「アートを通じて『可能性』を無限に広げよう」というテーマを掲げ、福祉アートから範囲を広げて文化祭当日に実施する企画を考えました。
その名も「アール・ブリュットしゅくとくま」です!
「アール・ブリュットって何?」「しゅくとくまは誰?」という方も多いのでここで説明を。まずは『アーリュ・ブリュット』について……

これまでの伝統的な美術史において評価の対象外であった、精神病患者や霊的幻視者などの社会から隔離された人びとの作品を積極的に評価するために用いたことば。「生の芸術」。これらの美術の専門教育を受けていない人々の作品を「もっとも純粋で、もっとも無垢な芸術であり、作り手の発想の力のみが生み出すもの」であると主張した。

artscapeより一部引用

このように難しい言葉ではあるのですが、今回は「年齢や障がいの有無を超えたすべての人によるアート作品」という解釈で扱うことにしました。
『しゅくとくま』とは、我らが淑徳大学のマスコットキャラクターのことです! 学科ごとにいろんな恰好をしたしゅくとくまがいます。YouTubeにアニメもあるので見てみてくださいね。(※このアニメは制作当時の11学科の11頭が登場しています)

子どもからお年寄りまで幅広い年代、立場の人々が自由に作成したしゅくとくまの塗り絵を、手をつなぐように教室や廊下に展示する企画です。
参加してくれた方や展示を見た方に自分の手で作品を生み出す楽しさや可能性を感じてもらい、アートに興味を持ってほしいという思いで企画しました。

2.3発表の様子

午後には各チームの企画案のプレゼンをしました。パワーポイントと配布資料を作成し、さながら本当の企画プレゼン会議です。

プレゼンの様子

プレゼン内容は企画内容の他に企画の意義やもたらす効果についての説明など細部まで及びます。どのチームもクオリティが高く、魅力的な企画ばかりでした。
発表後には各学部の先生方から質問や講評をいただきました。詰めが甘い部分や自分たちだけでは気づくことのできなかった問題点について鋭い意見をもらうことができ、普段の授業ではなかなかできない経験ができました。
先生からは学生たちが本気で取り組んでいるから私たちも本気で意見を出したと言ってくださり嬉しかったです。

おわりに

『アール・ブリュットしゅくとくま』は2023年10月28・29日に開催される大学祭で実際に展示予定です!(千葉キャンパス・東京キャンパスのみ) 当日の「アール・ブリュットしゅくとくま」の参加も可能なので、お近くにお住みの方はぜひご来場ください。また、展示の様子はnoteにも掲載予定です。アカウントをフォローしていただけると嬉しいです♪
また、各キャンパスの文化祭のX(旧Twitter)アカウントもあるのでこちらもチェックしてみてください☺︎
東京キャンパス
千葉キャンパス

以上、淑徳大学 人文学部 表現学科 杉原ゼミの越智でした。最後まで読んでくださりありがとうございます♪
また次回の更新をお楽しみに!




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