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沖縄アリーナでバスケ観戦をした話(2023/12/13)

 2022年の4月に、沖縄本島へ旅行へ行きました。目的はバスケ観戦ではありませんでしたが、いろいろ偶然が重なって沖縄アリーナに行くことになりました。行ってみて初めて理解したことなのですが、この地域特有の事情がいろいろありましたので、そのときの出来事を書いてみたいと思います。
【※2022年4月の時点の状況の話となります。】


■きっかけ

 関東地方在住ですが、このときは3泊4日で沖縄本島に旅行に行っていました。小学生の長男はミニバスをやっており、観戦も大好きで、それまでもBリーグ(プロバスケットボールのリーグ)の試合は何度か連れて行ったことがありました。

 長男も夫も、以前から「沖縄アリーナでバスケの試合を観てみたい」と言っておりましたが、行けるとは思ってなかったので、試合日程の確認すらしておらず旅程に組んでいませんでした。沖縄滞在中に試合日程を確認したところ、たまたまその期間中に沖縄アリーナで試合があり、しかも空席ありとのことだったので、直前にチケットを取って向かうことになりました。

■沖縄アリーナって?

 沖縄アリーナは、2021年3月に竣工した新しい施設です。主に、Bリーグのチームである琉球ゴールデンキングスの試合の興行を目的として作られており、様々なイベント等に対応可能なエンターテイメント性を重視された施設となっています。中に入った感想を先に書いてしまいますが、とても楽しめる空間となっていました。

 私は家族に付き合って、他のBリーグの試合会場にも行ったことがありますが、割と「普通の市民体育館」のようなところで行われていることが多い印象です。「プロバスケの観戦のための施設」という点で沖縄アリーナはバスケファンにとって非常に魅力的な施設なのではないかと思いました。

■アクセスが大変

 沖縄アリーナの「施設の」公式HPを見ると、駐車場があることになっていますが、イベントにより駐車場の運用が異なるとのこと。琉球ゴールデンキングスの試合の場合は、【一般のお客様向けの駐車場のご用意がありません。無料シャトルバス、 または公共交通機関をご利用ください。】となっています。

 シャトルバスは、「イオンモール沖縄ライカム」を経由します。2022年4月の時点では、車を利用の人はイオンモール沖縄ライカムの駐車場に車を停めてそこからシャトルバスを利用するよう、チームのHPで促されていました。

※現在は【※イオンモール沖縄ライカムまでは、公共交通機関等を利用してお越しください。】との記載があり、イオンモールの駐車場は利用不可の趣旨が伝わりますが、当時はチームの公式サイトでモールの駐車場の利用が可能と記載されていました。当事者間で合意が取れていたものと思われます。

 事前に調べていたわけではないので、この辺の事情が非常に分かりにくかったのですが、沖縄アリーナ周辺は交通量の多い幹線道路に囲まれている上、徒歩圏内にコインパーキングもほとんどありません。当然ながら駅が近いわけではないので、基本的に車社会の沖縄ではアリーナに向かうにはほとんどの人がシャトルバスに頼るしかありません。

 イオンモール沖縄ライカムは、駐車場が約4,000台とのことですが、バスケの興行に関係なく混雑する場所のようで、周辺道路の「駐車場に入るための渋滞」もひどかったです。また、駐車場の敷地内に入っても、なかなか空きスペースを見つけられず、ぐるぐると何週も回った記憶があります。

 また、これまでの話の流れで想像がついた方もいらっしゃるかもしれませんが、会場へ向かう人のほとんどがシャトルバスを利用することになるため、イオンモールのバス停は長蛇の列となります。開場時間に向けて集中的にバスを走らせるため、短い間隔で何台もやってくるとはいえ、ほぼ他の移動手段がないわけですから、バス待ちの人の列の長さは見た目的にインパクトがあります。

■帰りも大変

 この日は夜の試合でした。次男は旅行の疲れも重なり、試合の途中で寝てしまいました。沖縄アリーナから宿泊先のホテルまでも20kmくらい離れていたため、試合は最後まで観ずに途中で帰ることにしました。

 シャトルバスは、試合の開催時間中は何回も往復して運行していると思い込んでいました。

・・・が、こんな考えは甘かったです。

ある意味、都会(というほどの都会でもないですが)に住んでいる人間の感覚でした。

 帰りのシャトルバスは、試合が終了するまで運行しないんですよね(涙)。それを知らずに会場から出てしまい、再入場はできませんのでアリーナの外で試合が終わるのをひたすら待つしかなかったです。

 ちなみに帰りのシャトルバスは、アリーナの脇の道路で、20台くらいぞろっと待機していました。

 設計の段階で、アリーナ施設本体の集客数に見合う駐車台数の駐車スペースを、周辺の土地にも確保できなかったと想定されます。

 とても楽しい施設で思い出にはなりましたが、県外からの旅行客だったり、そこまで熱心ではない観客がフラッと行こうとするには、アクセスのハードルの高さを感じました。

■完全キャッシュレス決済

 他の会場のことは把握していないのですが、沖縄アリーナの中では完全にキャッシュレス決済のみで、現金は不可でした。飲食物が持ち込み不可のため施設内で飲食物を購入する必要があるのですが、現金不可のことを知らず、入ってから少し焦りました。クレジットカード使えて良かったです。

■まとめ

 イベント会場では短時間に多くの人が一箇所に集まるため、いろんな制約が生じますよね。自分の普段の生活感覚のままでは問題が生じる場合があるということを学びました。また、旅先という特殊事情も重なり下調べ不足だったことも否定できませんが、とはいえ、とても楽しい時間を過ごせて思い出になったことも事実です。

 もし、県外から沖縄アリーナへ向かう方がいらっしゃいましたら、時間と体力に余裕を持って行動され、楽しまれることを願っています。^^

 長くなりましたが最後まで読んでいただいてありがとうございました。


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