雷が鳴り響いたゲリラ豪雨明けの空。黒色の曇り空の中で虹を発見。久しぶりに見た虹は子どもの頃に見た虹よりもくすむ。虹が不透明に見える。大人になり物事の見方が変化したから虹の見方も変化した？色々な経験を積んだから虹が不透明に見える？虹がクリアに見えていた子どもの頃みたいに戻れることはある？
　子どもの頃は虹をおとぎの国へ行く道だと考えた。虹の道を渡りきれば読み聞かせの絵本で憧れたお姫様が王子様が魔法使いがいると想像した。赤ずきん・アリス・白雪姫・シンデレラ・・・。絵本のキャラクターが平和にお茶会をしていると夢見た。空想した。想像した。
大人になり夢見ることがなくなった。空想することがなくなった。想像もしなくなった。虹を見ても科学的に「確か虹って太陽の光が・・・」「虹が出たら次の天気は・・・」現実的な大人的な考えに今日も染まる。年齢を重ねる毎におとぎの国を置き去りにし身も心も大人に成長した。