びいどろ壜

三重県在住。SNS初心者。読みは「びいどろびん」 童話と猫が好きな怖がりです。 生きる…

びいどろ壜

三重県在住。SNS初心者。読みは「びいどろびん」 童話と猫が好きな怖がりです。 生きることが下手くそな二四歳。 一一年ぶりに詩・小さな物語・エッセイを書いてみました。 拙い作品ですが見てくれたら嬉しいです。 よろしくお願いします。

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  • アカシック(虚空・空間・天空)高校

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    社会的なこと(?)をテーマにした作品を収録してます。

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    思い出をテーマにした作品を収録してます。

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    恋・友情などの人間関係をテーマにした詩を収録。

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自己紹介

 皆様、はじめまして。こんにちは、びいどろ壜(びいどろびん)と申します。就職活動に失敗する二四歳です。(ひきこもり)常勤図書館司書になりたくて受けた公務員試験に落ち、民間企業も落ちました。受けた企業の大半がエントリーシートで落ちました。二社の企業は面接まで進めましたが面接で落ちました。面接官の配慮が分からず空気が読めていなかったです。(面接後に同じ企業を受けた人から注意されたのにどこが駄目なのか分からず泣きました)  SNSは初心者で未だに機能やルールが分かってないです。毎

    • 夢見る

       一昨日の夢の中ではまた一人。昨日の夢の中でも一人。今晩の夢の中ではどうなんだろう?楽しみ。期待。不安。緊張。5秒おきにコロコロ変化する心。心にはもう少し大人しくしてほしい。心には静かにしてほしい。  また一人?それとも誰か出てくるのかな?出てくるのならば家族?親友?初恋の相手?どれも出てくるのは喜ばしい。嬉しい。だけど、出てきてほしくない気分もある。少し複雑な感情。心に引っ掻き傷がまたできるから。忘れたいのに忘れられない一筋の光がない暗闇の歴史が思い出すから。  今日もまた

      • 夜の時間

         何故だろう?今日は睡魔に襲われない。何時もならもう眠たくなるのに。何時もならもう欠伸が何回も飛び出すのに。今日は今夜は欠伸すら飛び出さない。  睡魔が何時まで経過しても襲わないから窓を開けベランダに出てみた。ベランダに出てみると夜風が身体中に当たり気持ちがいい。心地がいい。日中の風よりも大人びいており少しだけど背伸びした気分。ここからが大人の時間帯?ここからは子どもはもうおやすみなさいの時間帯?子どもには夢の時間帯?小首を傾げる。どうなんだろう?今は何の時間帯?  ベランダ

        • 子ども心

          「こんにちは。今日は調子はどうかな?元気にしてる?」 今日も問いかける。問いかける先はツギハギだらけの心。数秒後ツギハギだらけの心の中から返事がきた。「少し調子が悪いかな」答えたのは心の中に住む幼き日の姿。熊のぬいぐるみを両手で持ち俯く姿。所々怪我あり。包帯を巻いている姿。「心配しないで。大丈夫だから」心配させない為の作られた笑顔。どこもかしこも傷だらけ。  普段は子ども心をツギハギだらけの心の中で隠す毎日。子ども心は我儘だから。子ども心は泣き虫だから。子ども心は怖がりだから

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        記事

          雨上がり

           大雨が明けた午前七時。スマホの目覚ましアプリのアラーム音と共に目を覚ます。目覚ましアプリのアラーム音を解除。次に昨日大雨対策に閉めた雨戸を力いっぱい開けた。雨戸を開けると沢山の匂いが鼻孔を刺激してくすぐった。雨上がりの爽やかでスッキリした匂い。近くに植えられた桜の花が満開した淡くて甘い匂い。どれもこれもさくらんぼみたいな甘酸っぱい匂い。少しばかりのブラックコーヒーの苦みを帯びた匂い。何とも言えない、くすぐったい匂い。   まだ春の匂いを堪能した。春の匂いを全身で味わうのに時

          不快感

           今月もやってきた。きてほしくもないのに登場。登場予定は予め予想出来たのに一日目から体調不良。お腹は激痛。生理痛薬を飲んだのに効果なし。いつも以上に気持ち悪い。吐き気あり。ダッシュでおトイレに向かい嘔吐物を口から出す。何度も出すのに吐き気が止まらない。気持ち悪さも止まらない。不快感で涙が流れる。キツい。辛い。いろいろともう駄目。嘔吐物を出しまくりトイレから出る。ほんの少しだけ楽になる。  トイレから戻りお布団に包まる。吐き気は消失。だけど、まだ生理痛が酷いまま。お布団の中での

          ホワイトデー

          三月一四日。ホワイトデー。今年のホワイトデーはどう?昨年のホワイトデーは友人グループとチョコレートを送り合った。どれも彼も念入りに選んだ。この人は「甘い物好きだから糖分多めで・・・」「彼方の人は甘い食べ物は苦手だから甘さ控えめで・・・」情報を元に丹念に選ぶ。小さな選択ミスで人間関係に大きな傷を入れたくない。小さな傷が原因で人間関係を破壊したくない。  今年のホワイトデーはどう?友人グループに送り合う?気を遣いすぎて何だか疲れる。家族に送る?毎年お菓子を送っている。「いつもあり

          ホワイトデー

          三月一一日

           あの日からまた一年の月日が過ぎ去る。忘れたくても忘れられない日。いつまでも記憶の片隅にこびりついている日。遠くの景色があっけなく簡単に崩壊するのを見て心が痛んだ日。三月一一日。  今週も今日もテレビの報道番組をじっくりと眺める。今週も今日も特集は地震・津波・避難・被災地からの支援。三月一一日から一三年経過していることを思い知らされる。未だに忘れなられない。心の欠片がまだ三月一一日で止まったままの状態。いつになったら心の欠片の時間がまた進み出す?どうすればこの心の痛みは消える

          三月一一日

          雛祭り

           後二日で三月三日になる。後四八時間程で雛祭りがやってくる。待ち遠しい。楽しみ。  幼稚園児の頃は雛祭りが現在以上に楽しみだった。雛人形よりも雛あられを食べられることが一番の楽しみ。雛あられの塩っぱい味が癖で飽きなかった。食べる手が止められない。止まらなかった。   小学生の頃。日本人形が登場するホラー映画を偶然目にしホラー系が苦手になる。さらに雛人形にもホラー要素を感じてしまいトラウマ。恐怖の対象に。雛人形の前を一人で通れなくなった。雛人形を見るだけで怖くなり何度も泣いた。

          猫の日

           二月二二日。猫の日。二〇年前の古びて色褪せた一枚の写真を見つける。其処に映るのはもうこの世にはいない彼。一匹で佇む姿。まだ彼が若かりし頃の姿。凜々しい姿に懐かしさと切なさを覚える。  彼と出逢いは自宅のガレージ。一人遊び中にいつの間にかふらっと現れた。彼に興味津々。少し離れた距離から眺める。彼は人の目を気にせず顔を洗う。前脚を器用に使いこなしゴシゴシゴシゴシ洗う。顔を洗い終わり声を掛けた。「初めまして。こんにちは。貴方何処から来たの?」彼は鳴かず何処かへ走り去る。驚かせた?

          二月一四日

           二月一三日。バレンタインデー前日。あの人にこの思いを届けるためにバレンタインのチョコレートを渡す。「いつも側にいてくれてありがとうございます」「辛いときに寄り添いありがとうございます」「貴方がいてくれたおかげで現在も生きたいと思えるようになりました」言葉では言い表せない程の感謝をこのチョコレートに込める。ありったけの「ありがとうございます」をこのチョコレートに込める。感謝の思いを込めた後はラッピング。あの人が好きなイラストの袋にチョコレートを入れ冷蔵庫に入れる。  二月一四

          二月一四日

          秘密の時間

           夜の二二時〇三分。秘密の時間が始まる。スマホのLINEの通知を翌朝の八時〇〇分までOFFにする。これでスマホに邪魔されることもない。そして一冊の小さな古びた文庫本を片手にお布団に潜り込む。お布団の中は湯たんぽ入りでぽかぽかと温かい。寒くもなく暑くもなく丁度良い温度。心地よい。  寝転びながら文庫本を開く。今日の文庫本は古本屋さんで手に入れた。手垢まみれで長い月日を生きてきた感じがする。ノスタルジックな匂いが鼻腔を擽る。思う存分堪能し文庫を読む。舞台は古き良き時代を描いている

          秘密の時間

          お豆さん

           一月が一陣の風の如く走り去った。二月が今か今かと待ち構えてやってきた。バイバイ。さようなら。一月。こんにちは。よろしくお願いします。二月。二〇二四年の二月には何があるのかな?  まず、二月三日は節分。今年も例年通りにお豆さん、恵方巻き、鰯を用意。恵方巻きは例年通りの海鮮巻き。二〇二四年の恵方巻きを食べる際の方角を調べる。「今年の方角は…」  お豆さんは年齢の数だけ準備する。幼い頃はお豆さんが好き過ぎて年齢の数以上を食べたがってた。現在は年齢の数以上のお豆さんを食べたいとは思

          チョコレート

           ふと地元のニュース番組を目にする。番組内では隣の県で行われている「チョコレートのイベント」の生中継が放送されていた。生中継を見てバレンタインデーが近づいていることを知る。  今年、2024年は誰にバレンタインデーのチョコレートを作ろうかな?悩みに悩む。恋人?家族?友人?恋人は、ここ数年いない。恋人がほしいとも思わない。「恋人がいなくても平気?」上手い言葉では答えられない。答えられたとしてもクスクスと笑われる。  家族には毎年チョコレートを作り渡している。渡す際は恥ずかしく顔

          チョコレート

          喪失もの

           「あなたの大切なものは何でしょうか?」家族?恋人?親友?仕事道具?自宅?お金?数え上げたらきりがない。両手に指では数え切れない。枚挙にいとまがない。それだけ大切なものが沢山ある。喪失したくない。喪失させたくない。  正月の二日間。テレビの画面越しから大切な人・大切なものが喪失する人々を見つめていた。一日目は地震・土砂崩れで飲み込まれ崩壊する家屋。炎が朝一を燃やし尽くす姿をテレビの画面越しから見つめた。被災者が大切な人・大切なものを喪失する姿は辛かった。当事者でもないのに大切

          おみくじ

           神社でお参りをした帰り道。おみくじを引いてみる。占いや運勢は信じてない。だけど好奇心が勝って引きたくなった。財布から硬貨を出し料金を払いおみくじを引く。「占いや運勢は信じない」常日頃から口にしているのに今だけはドキドキ。ワクワク。凍えた心の臓が高鳴る。おみくじを手に取り運勢を見る。結果は中吉。何だか微妙。高望みしてたのが神様にばれたのかな?やっぱり欲がない方が運勢が良くなるのかな?  詳細な運勢をじっくりと見る。最初に目にしたのは恋愛運。「新たな出逢いあり」期待してないけれ