見出し画像

山形 羽黒山に行ってきました

 令和5年12月14日(木)私はあの階段に挑戦しようと出発。駐車場登山口9時55分、天気は曇り小雨模様だ。家を出る時から今日の天気は快晴は望めず、少しぐらいの雨でもと思っていたのです。
 山門をくぐり石畳を下って行きながら靴の音を響かせて、以前にも来た時があってその時の事を思い出しながら橋を渡り右手に滝がある辺りは杉林、それも太い杉並で「ああ羽黒山だ」と改めて思ってしまう。国宝五重の塔だ。参道から少し左に折れて50m程で杉木立に囲まれ、静かにたたずんでいる。私は真冬2回写真を撮りに来たことがあって、この場所は好きな所なのです。見学者は二人と一人、天気が悪いから少ないんだなと思ったりして本格的な長い階段が始まる。ストック2本で規則正しく階段を上がって行くのだがやはり息が上がってくる。当然立ち休みだ。辺りを見渡し太い杉並に驚いてしまう。この長い階段の両脇の樹林はほとんど太い杉なのだ。急坂の途中、腰を下ろして休憩もして、その時スマホに着信「農地水を守る会」の会長からだ。今の状況を話し、双方了解し話は終わる。




 今日ここを登るために履いている靴は息子より贈られたウォーキング用の靴で、4~5年もなりますが、まだガッチリしていて紐で結ぶ靴なのです。いつものウォーキングにも使用して大のお気に入りなのです。石段の坂も一の坂、二の坂、三の坂とあるようで、今はまだ二の坂に辿り着いたあたりだと思う。男女の白装束5人が私を追い越して行く。もちろん挨拶をしながらですが上の方からも下りてくる人もいる。一二三の坂があることをその人に聞いたのです。でも半分は過ぎたようだ。やっぱり若い人は私を追い越して行く。その際よく言葉を掛けてくれる。私も素直に答えながら笑顔を交わし別れる。時々ほら貝が響き、それが大きく聞こえるようになって本堂が近くなったのか、急坂を休みながら赤い鳥居をくぐって広場に出た。参拝客も20人位の団体、個人客等多くなった。近くに広い駐車場があるので、本堂はすぐである。三神合祭殿の中に入り御朱印をお願いする。ここの御朱印は2面の豪華なものである。お礼お守り売り場では家内安全のお札を買い入れる。息子家族のためにと思ってザックに背負う、11時50分。帰りも来た階段を下ることにして赤い鳥居をくぐりストックを頼りに静かに階段を下りる。登ってくる人もいて短い言葉を交わし別れて行く。雨は降るでもなく何か霧雨が散っているようだ。
 下りは休むことなく国宝五重の塔までノンストップだ。12時55分、岩に体を寄せて立ち休みだ。塔の周りに男性がいて盛かんに写真を撮っている。その人を目で追いながら下り、赤い橋を渡って疲れた足にキツイ最後の登りだ。途中で腰を下ろし一寸休んで一気に山門をくぐり駐車場だ。車内で無事到着に安心しながら昼飯だ。今1時17分。とっくに昼は過ぎていてオニギリ等を食べ、帰りは鶴岡を回って帰ろうと食事をしながら考えている。雨は強く降らなくて良かった。今は青空も出てきてやっぱり今日来て良かったと改めて思ったのである。

                 柳田 武男 82歳

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?