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今日は天皇誕生日です

昭和22年までは天長節(てんちょうせつ)と呼ばれていたが現在では国民の祝日に加えられて「天皇誕生日」となっている。宮中では、祝賀の儀、宴会の儀、茶会の儀、一般参賀が行われ。伊勢神宮を始め、各地の神道神社では天長祭が行なわれる。海上自衛隊では、基地・一般港湾等に停泊している自衛艦において満艦飾が行われる。外務省や在外公館では慣行的に日本の国家の日とされ祝賀行事などを行っているが、私はこれらの行事をテレビでも見る事がないような愛国の民ではない。

ただ、私は、昭和天皇の園遊会を2回報道カメラマンとして天皇陛下を撮影したことがあり目の前にいて言葉をかけて歩かれる陛下をこの方が第二次世界大戦のポツダム宣言を承認し玉音放送をしマッカーサと対面した敗戦国の天皇だと歴史を思い目頭を熱くして皇族に生まれ過酷な運命を送った方なのだと思い撮影さえていただいた。話されるお言葉は、歴史と天皇をそのまま感じられる私たちの話す言葉とは全く違うまさに天皇陛下だった。ガラス越しで無く同じ風を受け同じ日の光を受けているところに天皇陛下がいる事に感動した。

現在の第126代徳仁天皇2019年5月1日よりは、天皇と言う地位と習わしを国民に近づけるために大きく舵を取り苦労された陛下だと私は理解している。色々な些細なことまで、移動の時の特別車の廃止や古くからの習慣に言及され、まさしく「国民の象徴」を実践されている陛下だと認識させていただいている。

国王がいる国は、現存しているが元は現人神、現在は「国民の象徴」と言う立場に「天皇陛下」がいる国は日本だけではないだろうか。祝日だからお祝いの日なのだろうが、私には日本の歴史を振り返り思い考える日になっている。

私は、天皇誕生日を国民が日本の事を考える日になってほしい。