分析ソフトの種類と自己紹介
初めまして、
１９歳、岸田隼之介です。
最後の一年生であり、以前にこのnoteに登場した３人と同じくサウスウェールズ大学でFootball Coaching and Performance を専攻しています。
今回の記事では私の自己紹介となぜサウスウェールズ大学に留学することになったのかの経緯、後半には手に入りやすい分析ソフトをその長所と短所を交えながら紹介したいと思います。
経緯
わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。
これを聞いてわかる方も多いかもしれませんが、「男はつらいよ」の舞台であり、現在話題の南葛FCのホームタウンでもあります。
そんな場所で育った私は、全くサッカーとは無縁の少年でした。小学生の時に、地域の少年団に所属していましたが楽しめず、１年で辞めてしまいました。
しまいには、中学校の部活はサッカーとは全く関係なくバスケ部に所属し３年間を過ごしました。転機は、2018ロシアワールドカップです。父と日本代表を一緒に見たのがきっかけでそこで繰り広げられる物語に虜になりました。そこからは、父がテレビでつけていたラ・リーガを見続け今に至ります。好きなチームは、レアル・ベティスです。サッカーを見始めてからは、薄々とサッカーの仕事がしたいと思い始めていました。特に、戦術に興味があり書店で本を買ったり、ノートをとってみたりと色々なことをしました。その頃から、アナリストになりたいという思いが大きくなっていたと思います。
しかし、その思いは漠然としたもので、行動をとっていなかったように思います。もう一つの転機は、留学のための学校を見つけたことです。高校２年生の時に、自分の進路を考えるようになり、偶然その学校を見つけました。留学なんて一度も考えたことない自分からしたら現実離れした話だと思っていましたが、イギリスに行ってサッカーを学べばより夢に近づけると確信しました。そこからは、すぐに行動し通っていた高校を中退し、その専門学校に入りました。
現在では、無事にサウスウェールズ大学に入学し、ウェールズ一部リーグの1st チームのアナリストとそのアカデミー（U10、U11）を担当しています。
分析ソフトウェア
アナリストにとって、どの分析ソフトウェアを使えるかは重要です。たとえばHudl スポーツコードを扱えることが、募集要項に入っていたりなどのリクエストがあることは多々あります。また、クラブごとに使用している分析ソフトも違うため複数のソフトに慣れてをくことも重要でしょう。
しかし、私がそうだったようにチームに所属していないけどもアナリストになりたい、もしくはそのような高価な分析ソフトを購入することのできないグラスルーツのチームや部活に所属しているコーチや学生は多いのではないでしょうか。そのような方々のために、私が使ってきた格安で使える分析ソフトウェアを紹介したいと思います。
FL-UX
使用クラブ：大分トリニータ、カターレ富山、日テレ・東京ヴェルディベレーザ
こちらは、メインに日本向けの分析ソフトを提供しておりタグ機能が充実しています。ほとんどの分析ソフトが、海外のソフトのためFL-UXはより扱いやすいかもしれません。しかし、動画を編集したい際のエフェクトでは遠近感を無視した見栄えになることが多少あるため違和感が生じる可能性があります。制限はありますが、最低月額1408円で使用できるというのはかなり安いです。また、ユースや学生プランもあるため高校や大学サッカーでもよく使われているようです。
Metrica Sports
使用クラブ：ヴィッセル神戸、ACミラン、RBライプツィヒ
こちらの強みは、かなり綺麗な編集ができるところです。見栄えが圧倒的に良いです。しかし、一試合タグ付けをしたい方にはあまりお勧めはしません。また、この編集ソフトは一回に３０回しか編集アクションができないものの、無料で扱うことができ最低額プランも１０ユーロ（約1,600円/2月14日時点）と安くなります。データなどをとらなくてもう良いという人であればこちらを非常にお勧めです。無料版は、使ってみて損はないと思います。高いプランになるとトラッキングデータが使用できるようです。（私は、無料版でしか使ったことがありません。）
編集ツール（Adobe Premiere Pro, iMovie など)
こちらは、サッカーの分析ソフトではありませんが、このような通常の編集アプリでもテキストなどなら問題なくできるでしょう。工夫をすれば分析ソフトにも劣らない編集ができるかもしれません。しかし、手間もかかるためもちろん上記のような分析ソフトの方を購入された方が間違いなく良いです。特に、サッカーの分析がしたくてプレミアプロを買うのであれば、分析ソフトを購入することをお勧めします。
ちなみにサウスウェールズ大学の学生は、Focusという分析ソフトを大学から提供してもらえます。このソフトはよりデータを出すのに特化してタグ付けしたで得たデータをExcelに出力することができます。また。テンプレートも自分で作成できるため自分好みにカスタマイズできます。しかし、私がみたところ個人向けには販売していないようです。
他にもプロレベルになるとHudl スポーツコードなど聞いたことあるような分析ソフトが使用されています。
他にも、たくさんの分析ソフトウェアあるので調べてみてください。
以下、その他の分析ツール
analysis pro
使用クラブ：リヴァプールFC、イングランドフットボール協会、アトレティコ・マドリード
In-Play Sports
使用クラブ：ミドルズブラFC、ノッティンガムフォレストFC、スコットランドフットボール協会
LongoMatch
使用クラブ：ホームページに記載なし
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