ifもしも 突然死にたくなったら

「旦那が突然死にました」というエッセイコミックを読んで、本当に夫が死んでしまったらと思いを巡らせたのが、先日。

そういえば死の理由は、病死や事故の前提でしか考えて無かった。

では、もし自死だったら?



ここ数日、下を向いたら涙が出る。

あの美しくて、幸せそうで、成功者に見えていた方が自死を選んだという衝撃が、何をしてても私を動揺させ、自律神経をイカれさせて、涙が出てくるのだ。

残された乳飲み子と思春期の子と結婚して短い旦那さんを慮って辛いのはもちろん、若い時からの活躍を知る同じ歳のあの彼女が突然居なくなったというショックから抜け出せない。

とはいえ、こちらが一方的に知ってるだけの関係。なんでこんなに辛いのだろうか。これは、7月の彼の時も感じたが、今回はより強くダメージを受けてる気がする。


自死の訳を図り知ることなんて出来ないとわかっているのに、それでも「どうして」と思ってしまうのは、彼女がとても不幸だとは見えなかったから。

幸せに見えてる人が死にたくなるってどんなこと?コレといった理由がわからないなんて!もしかして私も(夫も)死にたくなるんじゃない?死にたくなったらどうしよう。死ぬのに成功してしまったらどうしよう。


そういう不安が芽生えてしまった気がしてならない。

日々の生活に追われて、忙しい毎日。暮らしを続けるために「健康で安全に」を心がけている表側。

でも誰でも、今の自分の在り方に疑問を持って、居なくなりたい。全部終わりにしたいと思う裏側がある。実際に自死を実行するかは別として。

裏側は普段人に見せないから、今回みたいに急に「みんな裏側ってあるよね?」と確認されると、心が騒つくのだ。

誰でも、死にたくなるタイミングなんてきっといくらでもあるんだと。

コロナの鬱鬱とした空気感がもしかしたら、ジワリと首を絞めているかもしれない。でも、それがなんだと思えるようになりたいし、ならねばと強く決意する。

自分自身の裏側を、どうにか裏側のままにさせておくのが生き続けるということなのだから。



竹内結子さん あなたの作品をたくさん見ました。聡明で可愛らしくて素敵な女優さんだと思ってます。楽しい作品をありがとうございました。ゆっくり休んで下さい。合掌


#生きる


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