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なぜ卒園式で号泣したのか

卒業式のニュースを見ると、もう15年前のことですが、息子の保育園の卒園式を思い出します。あれ以来、娘も含めて何回か卒業式や卒園式を経験しましたが、一番泣いたのはあの時でした。

子供の成長を実感

はじめての子供の育児は、毎日が楽しくて驚きの連続でした。保育園から小学校入学までの期間は本当にあっという間ですが、子供らしさを感じられる一番可愛い時期だと思います。息子も小学生になるんだなと、卒園式に参列した時に思いました。

将来の夢を発表

卒園式では、みんなで歌を歌って式が進み、最後に卒園証書を一人ずつ受け取り、将来の夢を描いた絵と一緒に発表していきました。みんなが「ケーキ屋さん」「サッカー選手」「ウルトラマン」などと発表する姿は、とても可愛らしかったです。

不意打ち

今まで息子から将来の夢について聞いたことがなかったので、息子が何を発表するのか全く予想がつきませんでした。
しばらく待ってから、息子は卒園証書を園長先生からもらいました。その後、私たち夫婦の含む保護者の皆さんの前に向かって歩いてきて、胸の前に男性の顔の絵を出しました。
「僕が将来なりたいのは、おとうさんです」

嗚咽

その瞬間、涙が溢れて止めることができず号泣しました。保護者からも「うぉ」と感嘆の声が上がり聞こえましたが、もう前は霞んで見えません。隣にいた妻は私の咽び泣く姿が恥ずかしい様子で「あなたになりたいとは言ってないんだよ」と冷静になるように話かけてきましたが、その妻も泣いていました。

その後

これから15年が経ち、今春で息子は大学4年生になります。彼はエンジニアを目指して東京で一人暮らししており、これからの将来がとても楽しみです。この時期になると、いつもあの出来事を思い出します。
今回は、デジタルな振る舞いとは無関係な雑記ですが、私も息子に負けないようにリスキリングも続けていこうと感じた休日でした。

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