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なぜ、毒親育ちの自分でも、住民票閲覧制限ができたのかを考えてみた。

ネットの海を漂いながら、毒親育ちの方や毒親サバイバーの方の閲覧制限の格闘記を見ていると…。
やはり、毒親から逃げるのに一番必要である「住民票閲覧制限」がかけられないという声を多く聞きます。
更にはほとんどの方が、申立書すら書くことが叶わないという現実があります。
しかし、自分は閲覧制限をかけることに成功しました。
それを自分なりに考えてみました。
1.毒親と世帯分離をしていた。
これは、制服系公務員になるにあたり、住民票を移す必要がありました。
その際に合わせて、深く考えずに世帯分離の手続きをしていました。
そのため、世帯主が秋月ことみ。家族構成が秋月ことみのみという世帯ができていました。
ちなみに少し前に話した「定額給付金」も、「世帯分離」をしていなければ、毒親に渡っていた可能性がありました…(ガクブル)

2.警察に加害内容を時系列、順序立てて説明できた。
おそらく警察には、これが大きかったのかもしれません。
自分が説明したのは、大まかに言うと…。
幼少期
→父からの暴行、両親からのネグレクト(療育拒否、施設入所拒否、食事を与えない。閉所閉じ込め。)
学童期
→必要があり、学校に残っているのにも関わらず、「帰らせろ!」と父が学校に殴り込みに行った。
(これは帰ってこないことに腹を立てた母が暴れ、やむなく…。というのがありますが…。)
また、必要以上の門限や行動の制限。
成人後
→母が1日を開けずに電話を掛け、出ないと暴言や脅迫をする。
ことを順序立てて説明しました。
個人的にはですが、毒親からのネグレクトや暴力行為があるのならば、精神的暴力よりもそっちにウェイトを置いて説明したほうがいいのかなという感じがあります。
ただ、トラウマと向き合うことになり、体調不良も予想されます。(事実、数日はフラッシュバックのようなものに悩まされた。)
なので、できるのなら数日は身体を休められるようにすること。
相談に行くときは、公的な身分証明書と、常備薬やお守りになるようなもの、ティッシュ(恥ずかしい事にお借りしました…。)を持っていくといいと思います。
また、説明をしやすくするために、
・毒親から受けたことを書いたメモ(自分は持たなかったけど、あればよかったと思っている。)
・必要なら、毒親からの暴力を受けたことの証拠を見せるために、それを見せやすい衣服を着る。
(自分は聞かれなかったので、見せませんでしたが…。)
という手もありなのかなと思います。

3.住民票閲覧制限をかけられないことで不利益が起きることを説明できた。
これは主に行政向け対策になるのかなと思います。
自分は「精神障害者保健福祉手帳(障害者手帳)取得の手続に支障が出るため。さらに治療の為、両親から離れることを勧められた」と伝えました。
切迫した理由を伝えられると◎かな?と思います。

そんなこんなで、ドタバタでしたが、住民票の閲覧制限を掛けることができました。
なので、自分が思う、毒親からの解脱方法は、
世帯分離→閲覧制限→警察署に行く→分籍届
なのかなと思います。

では。また。