吉本ばなな

吉本ばななです。主に小説を書いています😊noteは私の最前線です!

吉本ばなな

吉本ばななです。主に小説を書いています😊noteは私の最前線です!

マガジン

  • どくだみちゃん と ふしばな

    吉本ばななです。やがて書籍になるときにはカットされる記事も含めています。どくだみちゃんは散文、ふしばなはブログ風です。コメントはオフですがTwitterに遊びに来て感想聞かせてくださいね。

  • ばな子とまみ子のよなよなの集い

    よなよな、人生について意味なく語り合うばな子とまみ子。 全然違うタイプだからこそ、野生児まみ子の言うことを聞くとばな子こと小説家吉本ばななは、いつもはっとするのです。 それからまみ子はあるとき、彼女の書いていたすばらしいブログを全部削除してしまったので、あのすばらしい考え方をなんとしてもまだまだ読みたい私、ついにまみ子を再びひっぱりだしました。 私がなにかに気づくように、みなさんもばな子とまみ子の全然違うのに「自由」についてだけは一致している考え方や様子を見て、ヒントを得ることがあるかもしれません。 コメントもお受けします。みんなでそれを眺めながら意見をのんびり書き込んで、じんわりとイメージがふくらんだりするのもいいですね! ゆるゆるの不定期更新ですが、月に1回くらい、ゆっくりと自由についてみんなで考えてみるくらいがちょうどいいと思っています。

  • よしばな書くもん

    限りなく小説に近いエッセイと、短編〜中編小説のマガジンです。 全く規制はなく長さもまちまちですし、校正がかかってないので誤字脱字もあります(だからここでしか発表できない)。ライブな感じをお楽しみください。 コメントは受けつけていませんが(読む人それぞれの静かな時間を大切にしたいので)、Twitterにはいつでも遊びにきて感想を書いてくださいね。 曲のように一編ずつ買い切り。そしてそういうわけでひとり文芸誌。 そのうち本にまとまりますが、そのために書いているのではなく、単に自由にやりたくてやっています。 小さなお茶うけに、人生の謎をとくちょっとしたヒントに。 ほんとうに読みたいなと思ったタイミングで、気が向いたときに、好きな場所で。

  • よしばなちょっと置き

    既出のエッセイなどを仮置きするところ。

ウィジェット

  • 商品画像

    すべての始まり どくだみちゃんとふしばな1 (幻冬舎単行本)

    吉本ばなな
  • 商品画像

    吹上奇譚 第一話 ミミとこだち (幻冬舎単行本)

    吉本ばなな
  • 商品画像

    毎日っていいな

    吉本 ばなな
  • 商品画像

    イヤシノウタ

    吉本 ばなな
  • 商品画像

    すべての始まり どくだみちゃんとふしばな1 (幻冬舎単行本)

    吉本ばなな
  • 商品画像

    吹上奇譚 第一話 ミミとこだち (幻冬舎単行本)

    吉本ばなな
  • 商品画像

    毎日っていいな

    吉本 ばなな
  • 商品画像

    イヤシノウタ

    吉本 ばなな

最近の記事

✳︎今日のひとこと バリについてすぐ思い出しました。そういえばずっと湿度が高くて、すぐ汗がどっとでてきて、いつも濡れたり乾いたり着替えたりしていたことを。 それは気分としては実に不快な感覚なのですが、体がすごく喜ぶのがわかるのです。汗かいた、乾いた、また汗かいた、食べると汗かく、乾く、Tシャツに塩が出てくるようなこの感じ。 だからちゃんと食べる、しょっぱいものをしっかり摂る。米も肉も野菜もみんな強い力を持っていて助けてくれる。助けてもらって生きている。 その感じで、体がみる

    • 山と東北

      ✳︎今日のひとこと 青森は岩木山、岩手は岩手山がいつでも見ていてくれるような。 そんな旅をしてきました。 奈良美智さんの展覧会にも行きました。 あのスタイルを彼が見つけたことは奇跡だしすばらしい。 しかしもしも。もしもがありえないとしても、若い頃に描いていた世界を歩んでいたとしたら、どうだったのだろう。 あまりにもすばらしい油絵を見て、そう思いました。  でもそうしたら「あおもり犬」には永遠に会えなかったんだな、とも。

      • 効率

        ✳︎今日のひとこと オーディブルを聴きながら小説を書くという特技を身につけたのだが、これって、得なのか損なのかちっともわかりません。時間を節約してるんだか大切に使ってないんだか。 今の時代ってきっとそういうことばっかりなんでしょうね。

        • よなよな79 よなよな泣く

          悔いなく ばな子 まみちゃん!そんな車からのスタートだから、今でもあんなにも運転がうまいんですね!

        マガジン

        • どくだみちゃん と ふしばな
          ¥400 / 月
        • ばな子とまみ子のよなよなの集い
          ¥200 / 月
        • よしばな書くもん
          7本
        • よしばなちょっと置き
          0本

        記事

          絶望、希望

          ✳︎今日のひとこと 友だちのお嬢さんを赤ちゃんのときから知ってるのですが、とにかくパワフルな赤ちゃんで、いやといったらいや、好きといったら好き!と全てがはっきりしていて、やんちゃで、男の子みたいで。 でも生まれたときからずっとかわいいのです。やんちゃな子ほど愛くるしい、みたいな感じで。

          絶望、希望

          期待しない

          ✳︎今日のひとこと お腹が痛いときやお腹を壊してるときって、なんとなく力が入らなくて、心細くなりませんか? 年明けに引いた胃腸の風邪がすんなり治らず、一晩中トイレとベッドを行ったり来たりしてへろへろになって、しかも脱水してるから震えが来て寒気もして、でも熱はないから動けなくはない、という感じで1週間をだましだまし過ごしていたら、心身が疲弊してきました。 人って簡単に弱くなるなあ、と思います。 歯が痛いとか腹が痛いとかって、露骨に来ますよね。

          期待しない

          非前のめり

          ✳︎今日のひとこと 体が弱くて早く死ぬだろうと思っていたので、前のめりに生きてきました。 あのままだったら今頃、先取りしすぎて墓に入っているでしょう! 「その前のめりさで、今は違うって?ありえね〜。お前が前のめりじゃないなら、ミミズだってナマケモノだって前のめりだ(意味わからないけどなんとなく)」と私の周りの人は言うと思いますが、そんなことはない、私がどれだけ前のめりだったか、今考えても笑ってしまうくらいです。なにかあればすぐ行動してすぐ調整する、そのスピードがすごすぎて、

          非前のめり

          「下町サイキック」について

          「下町サイキック」という小説を「よしばな書くもん」に数編載せているのですが、書き下ろし2編を加え、大幅に改稿して夏くらいに単行本になるので、ここでの販売をやめました。 「同じものを2回売るなんて悪どい商売してるんじゃねえ!」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、要するに「文芸誌に載った」からの「加筆修正して単行本になった」と同じことですので、普通のことであります。 「よしばな書くもん」っていうタイトルはものすごく字画がいいから残したい〜、なんて言っていた私ですが、担当の谷口

          「下町サイキック」について

          台湾の何が

          ✳︎今日のひとこと 今年はたくさん移動して、足のリハビリができた。おかげで少し筋肉も戻ってきた。速く歩けるようになったし、荷物を持っていても立っていられる時間が長くなった。 そこがいちばんよかったなあ、と2023年の終わりにしみじみ思いました。 外国に行けるようになったので、何年間も受けられなかった老師のスポーツマッサージと、へそに漢方薬を入れて灸をするへそ灸を受けに、年末だというのに台北に3泊行ってきました。 夏にほんとうは行こうと思っていた会津に仕事のつごうでどうにも

          台湾の何が

          よなよな78 よなよな縄

          ばな子 厳しさ 私が言うべきことじゃないけど、私は「借りて返さなかった人」を山ほど知ってるので、いつも思います。「借りるってことは、返すってことだよ。わかってる?」 私が人を見る目の基準にしている大きなところはそこで、返さなかった人がどんな偉大な仕事をしても決して甘く見ない。いつかどこかで、借りて返さないという感覚が仕事に出るよ、と思います。先日映画を観ていたら、借りて返さなかった人がプロデューサーとして出ていて、まさにそう思ったばかりです。何十年前でも借りて返さないのは

          よなよな78 よなよな縄

          暗示の力

          ✳︎今日のひとこと 習いごとが苦手な私のことだからあまり真剣味はないのですが、あまりにもよい人たちなので、「量子場調整アカデミー」にたまにおじゃまして口腔調整や美容鍼をしてもらっています。確かに潜在意識に働きかける技術や場の力を使う技術、そしてその再現性について研究している人たちなんだけれど、そして理系なのが心地よいんだけれど、なんと言ってもお人柄が好き。おふたりで年齢を超えて、いろいろな方法を考えて楽しそうな岩尾夫妻を見ていると、歳を取ることがこわくなくなる。 私にとって

          ほのぼの回、冬の思い出

          ✳︎今日のひとこと 決して毎日書けない人を責めてるわけではなく(仕事にしているのでなければ全然問題ないことです)、毎日書かなければ小説家にはやっぱりなれないですよね。 この娯楽にあふれた時代、ゆっくりと書く時間がある人はやっぱり少なくて、それでも書く人はただこつこつと書いている。報われなくてもなんでも書いている。 時代が変わって、私も書いたらなんでもかんでも出版できるというものではなくなってきました。その代わりに小さい出版社や書店が増えて、そちらでは置いてもらえるということ

          ほのぼの回、冬の思い出

          ✳︎今日のひとこと これを書いている今は年末で、1年間の写真を整理している真っ最中です。 私には日常的に親しい友人ってあまりいないのですが(忙しすぎてひんぱんに会うのはスタッフと家族とお店の人だけ…近所の魚屋さん兄弟なんて毎日のように会っているのに!)、それでも写真を見ると、なんていうのか、新しい人がものすごく多いのです、今年は。 これまでよく知らなかった人たち、会ったばかりの人たち、そして昔からいてたまに会う人たちがきらきらと顔を出す感じ。 あ、いつのまにかある時代が終わ

          ✳︎今日のひとこと 麻生要一郎さんの味の秘密にまだ迫れなくて、本をくりかえし読みました。 レシピ本のようでいて、人生の本。 籍を含むなにかとてつもなく大きなものを失ったことで、自分の立ち位置を真剣に定めるために始めたお料理。 だから、迫力がある。静かな迫力です。 具体的には出汁とかえしを真剣に作る、素材をにごらせない。これにつきるんだけれど、そういうことじゃない。随所に覚悟があるのです。

          よなよな77 よなよななあなあ

          ばな子 お人好し 産後、貧血でくらくらしてるときに飲んだ、千里の人たちが、産後にはこれだ!ってわかめスープに鱈や鮑を入れてくれたの、一生忘れないです。値段はいつものわかめスープのままで。そう、それで伝票に「特製スープ2500円」って書いてあったとしても、怒りはしない。でも、そういう人たちじゃなかった。もしそうするなら、「鮑入れると高くなっちゃうんだけど、ちょっとだけもらっていいかな?お祝いで安くしとくからさ」って言いに来る人たちです。 魂まで味がしみてきたし、赤ちゃんも千

          よなよな77 よなよななあなあ

          ほんとうの瞬間

          ✳︎今日のひとこと 少し前のことですが、菅田将暉さんの「着服史」を読んで、こんなにも服に情熱を傾けているなんて、しかも古着に。よくデザイナーにならなかったなあ、と思ったのです(確かに服を作ってらしたけど)。 いつも服を買いすぎて減らさなくちゃ、と思ってる自分にとって、服をこんなに好きでいいんだ、と素直に思える、目からうろこが落ちるような本でもありました。 私はかなりてきとうな服愛好者だけれど、そのときどきに自分でテーマを持っていて、結果的に服のコーディネートというのは、ごは

          ほんとうの瞬間