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「働く」とは自分が自分として機能すること~西村佳哲『自分をいかして生きる』からのフロート思考1~【エセ・エッセイ011】

自分をまるごと活かしたい、と切実に思っていた時期が私にはありまして。たぶん以前の勤め先で「自分を生きれない」と強く思ったことの反動なんだと思うんだけれど。

まあ今も継続してその思いはずっとあって、ただ以前よりは渇望感が薄れてきている感じがある。
たぶん理由のひとつは、昨年いろいろ試したから。
(試したことと得た気づきはこの記事に詳しいよ!)↓

有難いことにその後も縁やタイミングに恵まれ、思っていた形ではなくともナリワイになったことがあったり、たくさんを手放して大事な自由時間を確保できたおかげで新たにこうしてnoteを書く試みを始め、無心の積み重ねによる作用を観察したり出来ている。

その自由時間で再開した読書は今のナリワイであるところのキャリアコーチの学びも兼ねているんだけれど、先日、まさに趣味と実益を兼ねてしまう本に出会ってしまった。

西村佳哲さんの「自分をいかして生きる」である。

まだ全部を読み終わってはないけれど「仕事をする」だとか「働く」だとかがどういうことかについて、言語化されたなかで自分がいちばん納得いく解釈を示してくれたと感じたし、たぶん読みながらここ数年で2番目くらい大量に「それだ!」って言ったと思う。

例えば「働く」という言葉を辞書で引くとまずはこんな風に載っている。

仕事をする労働する。特に、職業として、あるいは生計を維持するために、一定の職に就く

weblio辞書

でも、2番目にはこう載っている。

機能するまた、作用して結果現れる

同辞書

私が思い描いていた「働く」はこの2番目の意味が近い気がしていて、それがつまり「自分をまるごと活かす」に繋がるんだけれども、まさに西村さんの本の中ではこんな風に書いてあった。

その人がやるから、その働き方が効果的に機能している。見方によっては癖や弱点や欠損のような部分も含む、その人の資質が、丸ごと取り柄として「働いて」いるように見えた。

西村佳哲「自分をいかして生きる」より

これは西村さんが尊敬するデザイナーやつくり手に「どんな働き方をしているのか?」という話を聞いて回った、というエピソードの中で語られた西村さん自身の気づきだが、まさにこれこそ、私が理想とした「自分をまるごと活かす働き方」の形だと思ったのである。

この話、長くなるんで2回に分けますね(笑)
続きは明日にでも。

西村佳哲さんの素晴らしい本はこちら。
この本のひとつ前の「自分の仕事をつくる」も手元にあるので、この本の後に読む予定。

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