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WBCで育むウェルビーイングと2つの脳

みなさん、こんにちは!DAEのSakiです。

弊社主催のWell-being Community講座(WBC)、第4期となる今期も無事に一段落しましたのでシェアしたいと思います。

今期も多様な新メンバーを迎え、かつ、卒業生のみなさまにも多くご参加いただきながら、Well-beingの学びを深めあいました。

毎年進化している本講座。今年もレクチャーパートが大幅にアップデートされ、我々運営側にとっても毎回新しい気づきや学びが。

また、学びをインプットするだけでなく、Well-beingを実際に育むための実践にも重きをおいております。受講者同士での対話の時間を大切にしながら、講座がない期間も個人やチームで育みあうためのアクティビティもアップデート!

本記事では、そんな今期の新しい取り組みなどを紹介していこうと思います!!


<WBCで育む2つの脳>

Well-beingを育むために重要なスキルは様々あると考えられるますが、本講座では、大きく2つの脳(スキル)に着目しています。

それらはズバリ

・ハピディテ脳
・アクティブハピネス脳

です!

◆ハピディテ脳とは?

WBCではお馴染みの「ハピディテ」🧠

Let's ignite🎇 your happiness detecting brain!! からのオリジナル略称で、ハッピーを検知しやすい脳を発火させよう、つまり、ハッピーに気づきやすくなる脳を育もうという意味が込められています。

ハッピーとは、嬉しい、楽しい、安らぐ、愛を感じる、気持ちがいいなどなど、ポジティブな感情が発露しているモーメントのこと。
脳内では、様々な神経伝達物質が合成され、そういった内側の変化に気づくことで、感情のラベルが貼られます。

ただ、重要なポイントとして、変化が起きていることと、それに気づくことは別の仕組みであるのです。

反応は起きているのに、気づけていない、そういったことが起こり得るということ。

むしろ、ささやかなハッピー感情に関しては、命の危機に関わるようなことじゃないから注意が向きづらく(ネガティビティバイアス)、記憶するほどのことではない、としてスルーしがちな脳。なんてもったいない!!

我々の独自のウェルビーイング調査研究からも、ささやかなハッピー感情が、ウェルビーイングを育む上では大切そうということが強く示されつつあります。

「私は幸せだ」という項目との相関(DAncing Einsteinの過去調査より(n=199))

なので、まずはそんなハッピー感情に意識的に目を向け、気づきやすい脳を育むことを大事にしています。

育むためのポイントは決して難しくありません。
Use it or lose it.とにかくポジティブに意識を向け続けること。

Use it or lose it:使われれば結びつき、使われなければ失われるという、脳の神経細胞の大原則。

毎日一個でも、「今日あったハッピーなこと、何があったかな?」と振り返り、そのときの感情を再度引き出しながら記憶に残していく。これ自体、決して特別なスキルは必要ありません。

ただ、1日、2日やっただけでは定着しません。脳は三日坊主になりやすいのです。それを理解した上で、継続を心がける。一人で難しければ、チームやコミュニティで伴走し合うことで、続けやすくなる。それが本講座(コミュニティ)の主たる価値になります。

先述したとおり、ハピディテ脳を即座に育むような魔法はありません。
でも、ハピディテ脳を育めたら、世界が魔法にかかったかのように素敵な場所に思える
そう信じておりますし、実際、私たちも業務の一環として自己のウェルビーイングと向き合い続けることで、ハッピーへの感度が日に日に高まっていく感覚を得られております。

運営という立場ではありますが、毎期みなさんと一緒に対話させていただくことで、自分自身のハピディテ脳も育まれていっているを実感しており、本当にかけがえのない場です。

Coordinatorになってくださった方々へのインタビューもさせていただいておりますので、実際の参加者視点の変化などもぜひぜひ覗いてみてください^^

Coordinator Interviews:
⭐︎てるえさん(第1期)
⭐︎ricoさん(第2期)
⭐︎くまちゃん(第2期)
⭐︎Miaさん(第2期)
⭐︎うっちー(第1期)
⭐︎ふくちゃん(第1期)


◆アクティブハピネス脳とは?

ハピディテ脳に加え、本講座で、今期より強化し始めた「アクティブハピネス脳」🧠

ウェルビーイングを育む上では、大きく下記の二つのポイントが重要なのではないかと考えています。
① 今「ある」もので幸せを感じられるようになること
② 幸せに「なる」ために能動的に探求すること

ざっくりですが、①で大切なのがハピディテ脳、②で大切なのがアクティブハピネス脳というイメージです。

①の現在「ある」もの、環境などでハッピーを感じられるようになることはとても大切です。当たり前を大切にできること、環境が変化していってもポジティブを見出せること、どちらもスキルと言えるでしょう。

そして、受け身でいることだけでなく、能動的にハッピーを探しにいくことで、よりハッピーを見つけやすく、感じやすくなる可能性が高まります。

幸せやハッピーに上下や優劣はありません。自分が今に満足できていると感じているのであれば、それはきっとあなたにとっての幸せな状態。

でも、今のままでも十分ハッピーなんだけど、日常にちょっとした変化を取り入れてみることで、自身の世界が広がり、なんだかハッピーの表面積も広がり、それを他者にも伝播していくことで、この輪が更に広がっていったら…なんかワクワクしませんか?

幸せにゴールがあるのかどうかはわかりません。個人的にはゴールなどなく、人生をかけて探求、追求しつづけるものなのかな、とも思います。

でも、今よりも「もっと」ハッピーになれちゃうんだとすれば、なってみたくありませんか?

そんな好奇心をくすぐるべく、今期は新しいアクティビティについてもご紹介させていただきました。

Let's ミッションビンゴ!

自らハピネスを探しにいく機会を創出するため、運営より受講者のみなさんに様々なミッションを提示させていただきました。

手軽にできるものから、ちょっと頑張らないと達成できないものまで、定期的に発令されます。実践するしないはみなさんの自由。でもちょっとでもワクワクを感じたら、ぜひやってみてくださいと後押し。

さらには、神経伝達物質別にビンゴシートを作成しました。少しずつクリアしていく楽しみも味わっていただけるように。

サンプル:リラックス系のセロトニンミッションビンゴ⭐︎

各々のワクワクを大切にしながらミッションを実践していただき、実際の実践内容をハッピーなエピソードとしてシェアいただいたり、ハッピーがさらに循環していく効果が感じられました。

来期に向けての進化、そしてこういった実践をヒントに新たなサービスやプロダクトに繋げられないかと、我々は日々妄想の具現化を目論んでおります(ニヤリ)


【参考】アクティブハピネスの重要性記事

アクティブハピネスに関しては、青砥が脳的に解説した記事もあるので、ご興味ありましたら読んでみてください^^



次回は、実際の受講者の方から、ハピディテやアクティブハピネスの実践についてシェアしていただく予定です🎵

どうぞお楽しみに!

Well-being Community講座は、年に一度、秋〜春にかけて実施をしています(2023年度第4期はちょうどCoordinator認定試験が終了したところです)。

本講座では、コミュニティの育みをとても大切にしているため、毎夏に実施している「Happiness & Well-being」の脳レクチャーを受講し、更に学びたい!と感じていただいた方限定でご案内をさせていただいております。

2024年の脳レクチャーについては、日程が決まり次第、 DAE News でも随時お知らせいたします。

みなさまとの出会いと学び合いに、心より脳より感謝いたします。