読書記録「天使のナイフ」

薬丸岳氏「天使のナイフ」読了🙄

良い歳して、一度読み出すと止められない自制のきかなさなので
生活に支障をきたすよね的な意味で読書にハードルを感じるんだけど
先日夏休みに実家に帰省したとき、懐かしくなって本棚から持ち帰ってきた大沢在昌氏「Kの日々」をこちらもやはり一気読みして
(私はそんなに読書家ではなく、読む本は大沢在昌氏に偏重している)
ネットでレビュー見てたらこちらの天使のナイフと空気感が似ているみたいな感想が書かれているのを読んで、気になったので手に取ってみた🙄

案の定途中で止められず、子供たちの寝かしつけ放棄して読み耽り明け方までかかって読了
今は眠〜いけど、こんな面白い話を贅沢に一気読みできて満足!!!
感想書き殴りたい!!と思って、これまた家族そっちのけでブログ開設笑



以下感想つらつらと、ネタバレありです。

いちばん印象に残ったのは何気に、祥子とみゆきが出会ったあたりの場面で
この気持ちをどうしても表したくて、こうしてブログを作る決意をするまでに至ったのだけど
二人のやり取りが、ごく普通の中学生女子同士がささいなきっかけでささやかな友情が芽生えていく感じが、すっっごくリアルに感じて
ワルい男たちが出てくるより前の、なんか仲良くなってきてまだお互いもうちょっと一緒にいたいなみたいなソワソワドキドキ感が、乾ききったアラフォー主婦の自分の中にウン十年ぶりに鮮明に蘇ってきて
めっちゃ泣けた😭😭
なんなんやこの作者は???!
年頃の娘がいるのか?!むしろ実は中身女の子ですとかないよな???!
と、衝撃だった…
昔ハロプロが好きだったんですが、つんく氏の書く詞が、なんでこんな甘酸っぱい乙女心が繊細に表現できるんだろうかと不思議でたまらなかったんだけど、あのとき以来の衝撃でした。
乙女憑依型おっさんってたまに存在するのかな笑

で、アマゾンか何かのレビュー見てたら「男子中学生たちの描写がリアル」みたいなのを読んで、さらにびっくり!
男子のリアルは全然わからないけど(私は中高女子校だったので身近で見る例もあまりなかったし)女子だけじゃなく男子の様子もリアリティなのかー!と、凄い作者さんなんだなぁ…としみじみ思った🙄

他の部分も全部面白かったし、終盤まで浅はかにみゆきを疑ってた!笑
ただ最後の方のぼくも!わたしも!少年犯罪者!!あんたもかい笑!という展開には、いやいやいや〜となったけど笑
なんか「最近のミステリーには第2第3のどんでん返しが必要、そうしないと読者が驚いてくれない」みたいな事情もどちらかのレビューで読んで、まぁ納得🙄
丸山君、突然キャラ変わりすぎやろ〜とも思ったけど笑
あと歩美ちゃんも、主人公に罪なすりつけようとかもうパパの仇関係ないやん!ただの保身やん!とか、そのへんの心理よくわからず😅
貫井みたいなキャラはハードボイルドみあって好きだなぁ

あと、「愛実」って名付けは「歩美」という名前を意識した贖罪のひとつでもあるのかなぁとも思ったり🙄(読み方、まなみだったかな?)

とりあえず書きたいことは書けた!!かな!
スッキリ!
これからモーレツに家族のお世話だ!

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