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マイうつ #4 : 映画。

僕なりのうつとの向き合い方、マイうつ。本日は、闘病生活の中で出会った映画をご紹介。

うつ病と向き合う時間の中で、しばしば「集中できない」ことがありました。入院中の先生に相談したところ、これもうつの症状の1つであるとのこと。脳のキャパオーバーとも形容されるうつ病。記憶力が落ちる、集中できないといった症状も散見されるとのことです。時に一時停止を押して休憩しながら、大好きな映画と自分のペースで向き合いました。印象に残っている作品をご紹介します。

・グッドボーイズ
高校2年生の時、『ソーセージ・パーティ』という映画が出て僕を含め友達界隈は度肝を抜かれました。なんだこのしょうもない映画は。最低すぎる。面白すぎる。この映画の制作陣が再びタッグを組んで作成したのが、『グッドボーイズ』。クールな同級生のパーティーに招かれた、性への興味を抑えきれない小4のキッズたちの物語です。こんなにくだらない映画、あっていいのか。笑うこともままならなかった日々の中で、久しぶりに笑いを経験させてくれた映画。同時に「離れていく友情もある」ことまで教えてくれる、大好きな映画です。

・ロッキー
映画評論家の町山智浩さんが、「見るべき映画とは何か」というテーマについて語っていらっしゃいました。曰く、「観終わった後に人生が変わる映画を観ろ」とのこと。その際に例に挙げていらっしゃったのが『ロッキー』。テーマ曲しか知らなかった僕ですが、観終わって瞬く間に大好きな映画に仲間入りしました。ひたむきに努力を重ねる強い男・ロッキーですが、実は弱音も吐くし自信も失いがち。大一番の直前には、「勝てる訳ねぇよ、立っていられれば俺はそれで良い」と口にします。ロッキーですら弱音を吐いているんだから、俺だって弱音くらい吐いていい。立っていればそれでいい。そう教えてくれたロッキーに、心から感謝。世界にどれほどタコ殴りにされようと、傷だらけになろうと、これからも自分の納得する姿で立ち続けていたいと思います。

気が向いたら、皆さんもぜひドリンク片手に観てください。

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