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大切なのはnot to do!“しないことリスト”が教えてくれる自己基準とは

こんにちは、dadaです。
今回は珍しく『おすすめの本紹介』をしていきます。
私のバイブル的本です٩(๑`^´๑)۶
(スクールの課題なんですけどね。せっかく書いたしここに残そ。)

逆転の発想がおもしろい!私の人生観を変えた本「しないことリスト」とは

世の中は、“しなきゃいけないこと”や“したほうがよいとされること”で溢れています。
「結婚しないとマズい」「もっと時間を有効に使わないともったいない」「流行りをチェックしないと時代に遅れる」など余計なお世話だと思いつつも、頭の隅でうごめく不安が常につきまとってくる。そんな経験をしたことはありませんか?

朝起きて何気なく見ているテレビのニュース、通勤時に見るスマホや屋外広告、隣から聞こえてくる世間話など普通に生活しているだけで、わたしたちは多くの情報に追われています。
その情報の多くは、“これをしないとヤバい”という注意喚起だったり“このままだとよくない”という不安を煽るようなメッセージだったりします。

今回は、そんな生きづらい世の中にやんわりと反旗を翻す1冊、pha(ファ)著書『しないことリスト』をご紹介します。

著者であるphaさんは、自分で実感が持てることや自分のしたいことだけやっていこうと勤めていた会社を辞め、新たなコミュニティの場としてクリエイターらが集まるシェアハウス「ギーグハウスプロジェクト」を立ち上げました。

会社員を辞めるという選択をしたからこそ見えてきた“やらなきゃいけない”という世の中に蔓延る脅迫概念、そしてその脅迫概念から抜け出す術を本作品ではおもしろおかしく綴っています。

脅迫概念から抜け出す術、それはずばり『整理すること』
今やっていることや周りが言っていることが、本当に自分に必要なことなのかは、自分自身でないとわかりません。だからこそ整理することが大事。この本では、「これは別にしなくていい」という内容をテーマ別に分類して「◯◯しなきゃいけない」という呪縛を解いていきます。

毎日に疲弊していた私と「しないことリスト」の出会い

私がこの本と出会ったのは、新卒で入社して2年が経った頃。
いわゆるブラック企業と言われるような時間軸での働き方に、体が悲鳴を上げていた頃でした。
それでも、人間関係は良好で、好きな仕事ができていると自分の感情を誤魔化していた頃に読んだ1冊。
当時は、「働いていないといけない」「きちんとおしゃれをしていなくてはいけない」「いつでも電話に出られる状態じゃないといけない」など、私の周りにも“しなきゃいけない”ことで溢れていました。

最初はただ『しないことリスト』という不可思議なタイトルに目を惹かれただけでしたが、中の一文に目が吸い寄せられました。

“「しなきゃいけないこと」の99%は「本当は別にしなくてもいいこと」である。”

衝撃を受けると同時に、「私が今背負っている苦しみは、別にいらないことなのかもしれない。」と妙に納得した瞬間でもありました。

『しないことリスト』は、「所有しないリスト」「努力しないリスト」「自分のせいにしないリスト」「期待しないリスト」の大きく4つに分類されており、特に順番を気にせず、自分が気になったところから読んでいけるのも、忙しさを理由に活字に触れてこなかった私がぐっと本に入り込めた理由のひとつでした。

読み進めてみると、思わずくすっと笑ってしまう“しなくていい”理由がたくさん述べられていました。

たとえば、失敗も成功もたまたま起きることなのだから、わざわざ自分の実力にしない、みんながみんな「辛い経験を続けて成果を出す」ことに向いているわけじゃないのだからイヤなことはしないなど。単純な議題ですが、共感することも多く、つまりは『自分にとっての絶対に“しなきゃいけない”ことなんてほんの少ししかない』ということに気付かされました。

“やらなくていいこと”がこんなにもたくさんあるんだ。自分の価値観をもっと大事にすればいいんだ。自分には自分のペースがあって、人と比べる必要はないのだ。と読み終わった時には、心がすーっと軽くなり、もう少し自分の感情に正直であろうと思えることができました。

「しないことリスト」が教えてくれたラクに生きる術

この本を読んでから、『どうせ自分の人生は自分にしか味わえないのだから、好きに生きよう』と前向きに意識するようになり、当時働いていた場所から離れる選択をすることができました。今でも少し心が疲れたときや迷いがあるときに読み返すと、抱えている問題の整理がつき、私らしく気ままに頑張ればいいやと心が軽やかになっていることに気が付きます。

この本が教えてくれた“自分基準”という考え方は、ラクに生きる最大の近道であり、人生をより豊かにさせるTipsです。仕事に奔走して感情を蔑ろにしていた当時の自分では理解し得なかったこの考え方は、今でも私の人生にたくさんの影響を与えてくれています。

そしてこの本に出会ったからこそ、私は今新たな挑戦をするためにここにいます。“正社員として働いていないといけない”と得体のしれない圧迫感に押しつぶされそうだった私が、自分が楽しいと思えることや、充実した働き方を探すために1から勉強しています。

先の見えない不安や凝り固まった疲れなどは、誰しもが持つ感情のひとつ。
そんなときこの『しないことリスト』が、あなたに寄り添ってくれるかもしれません。

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