ted.otani

Managing Editor, Kokura Keizai Shimbun 小倉経済…

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Managing Editor, Kokura Keizai Shimbun 小倉経済新聞 編集長。2021年7月オランダに移住。父娘の生活を通じて見た「オランダの今」の人々や街の様子を綴っていきます。

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  • オランダの生活

    九州からオランダに移住した親子の日々

最近の記事

子どもたちのプレゼンテーション

「地球には大きく3つの温度帯があります。いま私たちが住んでいるところはどれですか?」「人間の身体で一番硬いところはどこですか?」「インターネットはいつから繋がっているでしょうか?」 子どもたちからこんな問い掛けをされます。 もちろんヒントはその子どもたちが行ったプレゼンテーションの中にあるんですが、きちんと聞いていないと見過ごしてしまい(聞き逃してしまい)ます。 娘が通う学校は、1クラスが45人程度で、3〜4学年くらいの子どもたちが一緒に暮らしており、現代の日本の小学校

    • 「青ロマンティックキラー」ってなんだ!?

      今朝、こんなことが起きました。 普段から仕事のやり取りを「メッセンジャー」でしている日本のクライアントのニックネームが、「青ロマンティックキラー」という微妙な名前になってたので、なんだこりゃ?って思ったんですが、その直前には「ぶす」に変更された履歴もあり、きっと乗っ取られたんだろうと思ってました。 するとご本人から書き込みがあり 「私のニックネーム変えたでしょ!!」と… え?私がそのニックネームつけたの?いやいや、そちらのアカウントが乗っ取られたんでしょ。と、あくまで相

      • 検索履歴に「セックス」って

        娘が主に使っているiPad Miniの画像検索の履歴に「セックス」とあって、抱き合うカップルのイラストがずらーっと表示されたので、娘に理由を聞いてみたら 「学校で『家族』に関するShow and Tellするんだけど、友だちとプレゼンテーション作ってて、私がセックスの項目調べることになったの」だって。 日本にいたら、もしかしたら「なんでこんな検索したの!」って叱ってたかもと、ふと、よぎりました。 娘の学校では、なにか壁にぶつかったら自分で解決するための情報収集の仕方や、

        • 奮豆記、継続中

          納豆作り奮闘記、継続中。 オランダ含む海外で暮らすことの不便さの1つは日本食を摂ること。そのなかでも発酵食品の入手は少しハードルが高めです。味噌や醤油は風味を我慢すればいくらでも手に入ります(北部九州の味に慣れすぎてるため、本当は甘い醤油や味噌が好みですが)。 日本では毎日のように食べていた納豆も然り。アジアスーパーの「Amazing Oriental(アメオリ)」で冷凍の3パックが手に入りますが、円換算で500円オーバーです。円安痛い…。 そんなとき、「自作納豆」とい

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        • オランダの生活
          49本

        記事

          盗まれて盗まれて、とうとう新車の自転車を買った話

          #随時更新中 自転車はあっけなく盗まれるこれまで、娘用と自分用の中古自転車をMarktplaats(日本でいうメルカリ)で購入したことがありますが、それぞれ無惨に1カ月程度で盗まれてしまいました。オランダは世界で最も自転車泥棒の多い国という「称賛(汚名?)」もされていますww。まあ、柱や柵などに固定していなかったのが不注意と諦めました。 その後、娘はクラスメイトが買い替えに伴って要らなくなった自転車をもらい、私はオランダを離れる友人から譲ってもらったバクフィッツ(カーゴバ

          盗まれて盗まれて、とうとう新車の自転車を買った話

          オランダでスピード違反!!

          恐れていたことがやってきました。 オランダでの運転免許証を取得して、荒天時の学校への送り迎えにカーシェアリングを利用するくらいで、ハンドルを握ることは月に数回程度です。しかし、日本からいらっしゃったお客さんを、約35km離れた墓所に案内するのにどうしても公共交通機関では面倒(特急とバスを乗り継いで80分くらいかかる)だということで、車だと片道約40分の行程をカーシェアリング利用することになりました。 そのカーシェアリング利用から約1週間。カーシェアの会社からメールが来まし

          オランダでスピード違反!!

          独・ヴッパータルの空中鉄道

          ドイツに世界最古のモノレールがあると知って、どうしても乗ってみたいと思っていました。いろんなブログや旅行情報サイトで見るそれは、川の上を跨いだ鉄骨によって一本の線路を空中に敷設し、吊り下げられたモダンなデザインの車体を、機関車のような鉄の車輪で駆動する個性的なものです。路線のほとんどが川の上を走るという、フォトジェニックな見た目も旅気分を盛り上げます。 地元の小倉にも、JRの駅舎「小倉駅」に北九州モノレールが突入するというフォトジェニックな風景が評判で、海外からの観光客にも

          独・ヴッパータルの空中鉄道

          娘の歯科医院へ

          娘の歯については、帰国時に地元の歯医者さんで、短期間に集中して診察〜治療してもらっていたのですが、やっぱり定期的な検診は欠かせないよねと思い、オランダでの子どもの歯科について調べました。 まずは、普通のドクター同様、かかりつけ医の登録が必要なようです。身近な歯科医院については、こちらでお友だちになった日本人家庭のKさんに尋ねて、紹介してもらい早速登録。掛けている健康保険の会社や通常のかかりつけ医、アレルギーの有無、これまでの歯科診療経験などをウェブサイト上で登録すると、2日

          娘の歯科医院へ

          英・ブライトンへ

          妻からブライトンへ出張に行くと聞かされたとき、真っ先に思い浮かべたのはこの映画でした「さらば青春の光」(1979年公開、以下ネタバレ注意。お笑いコンビでも布袋寅泰でもないよ)。一緒に行く!と即答しました。 The Whoの名アルバム「Quadrophenia(四重人格)」を元ネタに映画化された1960年代ロンドンのモッズの青春群像を描いた作品です。ドラッグと酒と、ロッカーズとの乱闘に明け暮れ、光の見えない未来に失望しながら日々を悶々と過ごす「暗い」映画です。ちなみに同時上映

          英・ブライトンへ

          肉の薄切りの話

          こちらに来てまもなく2年になろうとしているのに、お店の人とのコミュニケーションはからっきし苦手です。そんな私ですが、最近克服したことがあります。肉屋さんで肉の薄切りを注文できるようになったことです。 スーパーでは、牛肉はステーキ肉(1cm厚)やスライス(5mm厚)、細切れ(といっても1cm角の四角柱っぽい切り方)、ミンチ。豚肉もショルダーやバラを1cm程度に厚切りしたもの。鶏肉は胸やモモなどの部位ごとに塊かざっくり細切れ。しか扱ってないです。そのため、しゃぶしゃぶ用などの薄

          肉の薄切りの話

          超身近なサーキュラーエコノミーって

          恥ずかしながら、「サーキュラーエコノミー」という言葉をオランダに来るまで知りませんでした。いや、概念としてリサイクル推奨をする社会のあり方自体はもちろん知っていますが、それを経済活動に落とし込んで云々の…(だんだん面倒くさくなったのでこの辺で)。 こちらに住みようになって、家の軒先(軒先って言わないなきっと)にまだ使えそうな不用品を置いて、近所の誰かに託すという光景を時々見かけます。 我が家では、アパート入居時にIKEAで買ったフライパンのテフロンがすっかり剥がれ落ちて、

          超身近なサーキュラーエコノミーって

          バスのストライキ

          労働者の権利が確立されているこの国では、公共交通機関のストライキが年に数回行われます。日本でも、労働者のストライキを行う権利はあるのですがここ最近はあんまり記憶にないですね。 バスの到着時刻を知らせる電光掲示板が「あと5分、あと3分、あと1分で到着します」と刻々と表示を変えるんですが、突然ふぅっとそれが消えて、待てど暮らせどバスはやってこないという不思議な(というか腹立たしい)日々を送ることになります。バスや電車のルートを知らせる「9292」というアプリがあって、オランダ国

          バスのストライキ

          上下逆さまのオランダ国旗

          日本の国旗は上下逆さまにしても裏返しにしても同じ柄なので、汎用性が高いというか、使いやすいというかだけど、オランダの国旗は上下逆さまだと「あれー?」ってなる。赤白青の組み合わせで「赤が上だっけ?青が上だっけ?」の感覚は、フランス国旗の「青が左だっけ?赤が左だっけ?」と同様、(日本人には)ちょっと覚えづらい。 で、上から青白赤のオランダ国旗を毎日バスの車窓から眺めててぼんやりと違和感を感じつつ、単純にオランダ国民でも上下を間違えることがあるんだなぁーって思っていました。昨年、

          上下逆さまのオランダ国旗

          戻りの便でスーツケースのキャスター破損

          日本からオランダに戻るときLufthansaを利用したんですが、チェックイン時にアップグレードキャンペーンを提示され格安でビジネス利用できました。おかげで15時間超のフライトも窮屈な思いをすることなくオランダに帰ってくることができました。 が… 優先的に出てきたスーツケースのキャスターが破損しています。日本の空港であれば、キャリアの地上スタッフさんがいて、こういうときの申告の手伝いをしてくれるんですが、夜遅く到着したこともあってか、この破損を申し出るべき相手はどこにもいま

          戻りの便でスーツケースのキャスター破損

          ドライバーズライセンス取得騒動記

          日本の運転免許証をオランダのドライバーズライセンスに書き換えることができるという情報は、オランダに来て初めて知りました。シェアスクーターのFelyxは、日本の免許証を登録したらそのまま乗ることが出来たので、免許証の書き換えまでは必要ないかなと思ってたんですが、例えばIKEAに買い物に行くとき、雨の日の子どもの送り迎えなど、車があれば楽だなと思ったことはあります。 なるべく所有物を増やしたくないので、必要と不要の間で迷っていますが、日本のTIMESのようなカーシェアリングサー

          ドライバーズライセンス取得騒動記

          おーまいんほっど!!(Oh My God!)

          学校の送り迎えには公共のバスを利用しています。学校に行くのに日本の「ランドセル」のような荷物はありませんが、とかく荷物の多い(誰を真似たのか?あるいは誰の遺伝か?)娘はバッグの中にサングラス、ヘアブラシ、色鉛筆、帽子、帰りに食べるおやつ…などなど詰め込んでいます。 ある朝、学校に向かうバスを降りた瞬間「あ"ーーーっ!!」と叫ぶ娘。 私「え?え?どうした?」 娘「忘れた」 私「何を…?」 娘「バッグ…」 私「家に忘れたの?」 娘「バスの中に」 おぉーまいんほっど!!(オー

          おーまいんほっど!!(Oh My God!)