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ウルトラQ放送開始記念日…怖かった思い出を語ってみます

元日から大変な事が起こりましたが、私、諸星だりあはこの日から仕事でございました。仕事中にニュースが入ってきて「年始早々止めてくれよ…」という気持ちになってしまいましたね。
該当地域の方の安全をお祈り申し上げます。

考えうる限りで最悪な年明けになってしまってますが、noteは平常運転で綴りたいと思います。

58年前…伝説の始まり

このタイトル、かなり怖いのに見入ってしまう「何か」がありますよね
今年、ブレーザーでアレンジされましたウルトラQメインテーマは、
これまた怖いのに聴き入ってしまう名曲です

本日、1月2日は空想特撮ドラマ、ウルトラQの第一話「ゴメスを倒せ!」が放送された日です。1966年、昭和41年ですね。それはつまり、日本のテレビに初めて怪獣特撮が映し出された日という事になります。
ウルトラマンで育ったといえる私にとっては、三箇日の中日であり、偉大な記念日だと言えます。1月2日になると「ウルトラQの日だ」って思い出す特撮オタク、それが私です。

怖い、怖い、怖い

私とウルトラQの出会いは、小学校低学年だった頃に遡ります。具体的に何年生の時だったかは忘れましたが、まずかつての記事に書いたようにウルトラシリーズの映像に初めて触れたのはセブンで、レンタルビデオ店で親に頼んで借りてもらったんですね。おそらくはそこと同じ店で、興味があってウルトラQのビデオを借りてもらったのが最初だったと思います。

当時は、今の様に1話から最終話まで全〇〇巻、という具合にビデオ化されておらず、かいつまんで入っている歯抜けのビデオが多かったんですね。特に初代仮面ライダーなどは全98話というのもあり、全話収録なんて無理だよ~と言わんばかりにバラバラのビデオだった覚えがあります。
そんな感じなので、借りたウルトラQのビデオ、1話しか入ってなかったような気がするんですね。いえ、子供だったので怖くて1話しか観なかった…可能性もありますが(笑)。それで観たのが、20話の「海底原人ラゴン」でした。

物語としては、陸地に流れ着いてしまった子供を探しに来た海底原人の母親に、子供を返して帰ってもらった、というものでとても綺麗な話です。ですが…

ラゴンがとにかく、怖かった。

今観ても怖いくらいです、小学生が観るべきではなかった

音楽を聴くとおとなしくなる、本来は優しい母親なラゴンですがこの風貌で夜の闇の中、目が発光しているんです。バン!とドアップで出てくるシーンもあり割と真面目に心臓に悪いです。モノクロなのも手伝って、小学生の私にはただただ、「ウルトラQって怖い」というイメージを植え付けられたんですね。

この20話も勿論ですが、ウルトラQは基本的に各話完結で縦軸無しのストーリーになっていて、毎回が短編映画の趣きを持っています。「テレビは映画に負けないぞ」という気概で作られていたこの頃のドラマらしくクオリティは高く、半世紀以上経った今でも見応えのある作品です。
そんな、ウルトラQの凄さ、面白さを理解出来たのは、大人になって全話見返してからでしたね。最初は「怖さ」しか印象になかったという。

超シンプルな、名作のスタート地点

第一話「ゴメスを倒せ!」の内容は工事現場に現れたゴメスを、言い伝えの通りにリトラという鳥怪獣が倒した、というシンプルなものです。リトラはゴメスを倒した後ゴメスに寄り添うように絶命し、一抹の悲しさもあるストーリですね。

リトラ可哀想…と思ったら、貴方はもうアンバランスワールドに
引き込まれています
やけにリトラに詳しいこの少年。
今見るとあまりにテンプレな容姿ですね
ゴメスは「モスラ対ゴジラ」のゴジラを改造した着ぐるみで、
中の人もゴジラと同じ中島春雄さんでした

ゴジラをアレンジした怪獣、ゴメス。
これがシン・ウルトラマンでもお目にかかれた時は感動でしたね。
全長10メートルと、怪獣にしては小ぶりなのでそう考えるとちょっと可愛く思えたりもします。近年のウルトラマンにも割と頻繁に出てくるので、円谷プロの原点として、大事に扱われているのがわかりますね。

ある書籍で、「ウルトラシリーズの主役は、ウルトラマンではなく怪獣だ」と書かれていたこともあります。それは出発点たるウルトラQがあるからこそ、ではないかと思っています。現行のブレーザーでも続編が描かれたりするウルトラQ、50年以上経っても超常現象ドラマとしての可能性が広がっている、驚くべき完成度の作品と言って良いですね。

ですが、怖いので回によっては大人になっても観るのを躊躇してしまいます…(苦笑)。
面白さは、折り紙付きなんですけどね。

顔も結構可愛いな、とか思わなくもないゴメスです
彼こそ、円谷プロ、ウルトラシリーズの出発点なんですね

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