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【DOAかすみ生誕祭】3D格闘ゲームの、明暗を分けたもの

先日2月23日は天皇誕生日だった訳ですが、この日が同じ誕生日のゲームキャラがおります。
DEAD OR ALIVEの主人公、かすみです。

既に見る専になって久しいXこと元Twitterですが、「かすみちゃんおめでとう」的なポストが沢山流れてきました。彼女もデビューが1996年なので、間もなく30年選手になるベテランキャラですね。

3D格闘ゲームキャラのパイオニア

彼女の軌跡についてまとめている動画がありました。

驚いたのは、後半のコラボの多さですね。こんなに格ゲー以外のゲームに出ていたのか、と初めて知ったものが多数ありました。これはやはりDOAというゲームの看板として一際存在感があっての事だと思います。

私も1作目から、家庭用メインですがプレイしているシリーズです。そのモデリングの進化によってどんどん魅力的になっていく彼女を見てきました。持ちキャラは妹のあやねだったのですが(笑)。
94年にPS、セガサターンが発売され家庭用ゲーム機でも3D表現が当たり前になり、その流れで格闘ゲームもポリゴン(最近あまり聞きませんね)で描かれたキャラが戦うものが出てきます。最初こそ人形のようなキャラでしたが次第に、実在する人間のような質感を持っていくんですね。

今やこのシリーズ、格闘ゲームではなく女性キャラの水着姿を眺めるのがメインのゲームになり、それでいてずっとDMM人気ランキングのトップを独走するタイトルになっています。

私もプレイ歴が間もなく3年の、ベテランオーナーになりつつあるゲームです。もうこのゲームからの新規参入キャラが半分以上になってしまい、元来の格ゲー時代からのキャラが若干、影が薄くなっているのがなんとも…です。かすみ、あやねの姉妹はあまり見かけなくなってしまいましたね。

上の記事にもあるように、個人的推しキャラはこのゲームのオリジナルの娘たちばかりですので…。

キャラクターに、メーカーが愛着を持つ大切さ

そんな感じで本筋からは脱線しているシリーズなのですが、そもそもこの路線は格ゲーの頃からビーチバレーのゲームとして出ており、そっちが人気だったがゆえの方向転換ですので、「ファンが望んだ結果」でもあります。格ゲーブームの時代にあった大方のゲームが過去のものとなった今、こうしてキャラクターが今も息づいているのは、単純に素晴らしいことだと思います。

3D格闘ゲームといえば、その元祖はセガのバーチャファイターなのですがそちらはもう、それこそ過去のものになってしまっていますね。かつてはバーチャの二番煎じ、真似だと揶揄された鉄拳は先日8が発売され、「乳揺れゲー」と言われ色物、キワモノ扱いだったDOAがバカンスゲームとして残っています。
2D格ゲーでは元祖たるストリートファイターが今も中心にある事を考えると、何故バーチャファイターはストリートファイターになれなかったか、という疑問が出てきます。今、バーチャファイターで検索をかけると「衰退」「没落」といったワードが付いて回り、その理由を解説する動画がいくつも出てきます。

「eスポーツ」と銘打ってセガ自体が全く力を入れていないのが、
最大の問題な気がします、正直プレイヤーが気の毒なほどです

個人的な見解ですが、やはりバーチャと鉄拳、DOAの違いはメーカーがどれほど大切にしているか、だったと思います。ゲームそのものやそれ以外の展開でも、セガがバーチャファイター、そのキャラ達を大事に扱っているようには見えません。
私は6を最後に鉄拳はやっていませんが、ふと7のキャラ達を見ると新キャラが沢山いて驚いたものです。バンナムは鉄拳ワールドをしっかり展開していると感じますし、これは8でもさらに広がっていく事でしょう。
DOAも、バカンスゲームではありますが新キャラが増えて、またゲームも快適になるように改善が施されていっています。

よく言われる「バーチャはゲーム性が玄人向け過ぎた」、のは一因でしかなく、根本的にコンテンツを愛する心の無いセガの社風に問題がある…とまで言うのは行き過ぎでしょうか。私はセガサターン時代サクラ大戦にハマっていたので、近年のサクラ大戦にまつわるアレコレを見ているとどうにも今のセガが好きになれません。

「君達が一番になれないのは、自分達の生み出したキャラを愛さないからだぞ」

私は、DOAXVVで推しのセクシーな写真を撮りながら、堕ちてしまったメーカーにそんな言葉を投げかけたいところですね。

では、誕生日記念に撮ったかすみちゃんで、本記事を締めます。

卑猥でも構いません、そういうゲームです

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