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幸せな生活の裏側は?

いつか、知り合いから聞いた話である。

その女性は結婚した。
相手はある温泉地の山の上で繁盛している温泉旅館の息子
2人の子どもを授かり、若女将として仕事もこないしていたそうだ。
麓にある幼稚園への送迎はベンツ。若女将として恥ずかしくない、綺麗な格好で毎日送迎をしていた。
子どもに恵まれ、良い優しい旦那さん、商売は繁盛して地元でも大金持ちということで、幼稚園のママさんたちからもうらやましがられていたそうだ。

しかし、内情は・・・

旦那は浮気を繰り返し、町の若者と毎日飲みに行っては全部お金を出し、そうとうお金を使う
さらに外面はいいが、超男尊女卑、亭主関白、嫁のいうことなど聞かない。
また仕事もそこそこで、週3でゴルフにいっている。

女将(姑)は基本的に好きなときだけ旅館に出て、あとは若女将にまかせっきり。クレーム処理もすべて若女将。
息子と同様に自分もゴルフなどに飛び回る。

その知り合いは、1歳程度の子どもを二人かかえて、誰も見てくれないため美容室にもいけず、フロント業務、他の従業員との調整など、大忙しだったそうだ。
さらに、旦那はかまってくれない、女将に言っても「うちのあの優しい息子が、そんなはずはない」と取り合ってくれない。
家の周りは山で1時間子ども連れて散歩しても、誰にも会わない。

「孤独」

だったそうだ。

結局7年で別居し、違う人生を歩みだしたそうだが、人生でその7年が一番孤独だったと。
結婚して、子どもも生んで、一番孤独じゃないはずの時間が一番孤独。

ちょっと極端な例だが、幸せそうに見える人、幸せな家庭でも実は人に言えないさまざまな問題を抱えているのである。
自分だけがうまくいかないわけじゃない、みんな同じように何かしら問題を抱えている。
そう思うと、ちょっとだけ楽になる。

そんなことを考えて、休日の午前にこのnoteを書いている僕の今日の悩みは、
偽りのリア充っぷりを発揮した写真をSNSに投稿するために、ランチに何を食べようか?ということだ。