巷には「龍使い」になる情報が出回っている。私が書いているこの記事もその類だと思ってくれていても構わないが、解釈の勘違いだけはしないで欲しい。龍はペットや他力本願の風水アイテムではない事を。
龍は基本的に気に入った存在を次元の違う場所からひたすら応援するファンだという事を知って置いて欲しい。彼らが私を通して言っているのでそうなのだろう。私は家にいる龍の「推し」の3次元キャラである事は胸を張って公言できる。
龍の特徴については簡単に前回の記事（今年はイノシシ年の筈だが…）に書かれているから参考にして欲しい。

我々を応援する龍は、ドラゴンボールのシェンロンみたく、ボールが7つ集まっても自動的に願いは叶えてくれない。「願いは自分で叶えてこそ意味があるもの」だそうだ。
夢を叶えたければ自分で実行するしか叶える事は不可能なのだ。

私の小学校の時の夢は「大・金持ちになる」だった。未だ夢がかなっていないので、出来れば手っ取り早く実現したい。どんな方法で大金持ちになるかは全く考えていなかったので、宝くじに当たれば良いのかと安易に考えてみた。

龍という種はアカシックレコードと言われるこの世の記憶を読めるみたいで、未来の事も見えると言っていた。過去については歴史を探れば答えは見つかるので、史実については聞くのは遠慮して置いた。じゃあ、未来は？というと不確定要素の方が強くて読み取り辛いみたいだ。
今後起こりうる災害を聞くのはメンタルがしんどいので、年末の宝くじについて訊いてみようと龍に質問してみたのだ。

「なにそれ楽しそう！　やってみる」と1匹（？）の龍がノリノリになってくれた。うちの旦那を推している赤い龍だった。

そして、試しに自分の家にいる龍が年末ジャンボを当てられるかどうか、実験してくれと言われたので実行してみた。旦那には「年末ジャンボを言われた枚数買え」とだけ伝えて12枚買った。実際に12枚買えと言われたのだ。
何故、12枚かはよく分からない。
結果は言わずもがな。当てられるわけがない。300円すらかすりもしなかった。いっそ清々しい程当たっていない。思った通りやっぱり当たらない。
確立としては「当たる可能性」があった。龍曰く高額当選の確率が若干上がったらしいが、300円などの低い金額が当たるかどうかは無視された。
指定の番号も私を通して伝えてきたのだが、宝くじがに当たるかどうかは当日のエネルギーコンディションや波動の問題があったそうだ。
我々が深層で思った事が結果に反映される。世の中は意外と単純な仕組みらしい。本人が心の底から思っていると考えていても、周りの感情に引っ張られて乱されて波動そのものが捻じ曲げられる事だってある。私で実証したからどうかこの先を読んでください。

赤い龍は
「うーん、当たるんとちゃうん？」と頼りなさそうだが、宝くじに当たると質問の度に何度も答えてくれた。

私は赤い龍の話を当選発表まで信じる事にした。
抽選時間になると掌が異常に痒くなってきた。外国では臨時収入がある時に掌が痒くなるという。これは何かあると確信していた。
しかし、傍で一緒に宝くじの当選発表の放送を見ていた母は「どうせ10億なんて当たる筈がない」と何度もブツブツ呪詛のように呟いていた。母も宝くじを購入済みだった。10億円当たればいいなと素直に思っていればいいのに何で宝くじを買うんだろうこの人？　思考が理解できない。

テレビから緊張感が伝えられる中、ひねくれた母のネガティブな感情に矢が引き寄せられ、全くの見当違いの数字が当選した。とてもつらい。
しかし、私が「宝くじに絶対に当たる」と直接口で言って頭で考えていても、深層心理の方は「宝くじに当たらない」とうっかり思っていては絶対に宝くじを当てられないのだ。私は残念ながらいとも簡単にネガティブに引き寄せられてしまった…。

よし、2019年の抱負は『ネガティブな感情に動揺しない』に決定しよう。周りの不幸自慢を聞いていては金運と龍が逃げるから。（ちなみに、母の傍には龍は近寄らない）

宝くじの券は12月31日13時をもって即座に紙屑と化した。
抽選時間に勤務中だった旦那は結果を聞かずとも「当たっていない」と確信していたからまた悲しい。「宝くじ当たる」と考えてる私の周りも「宝くじ当たる」とワクワクしてなきゃ駄目だったのか。
だが、宝くじの料金で2018年の災害で被災した北海道と西日本に寄付出来るのなら、12枚だけでも購入できて良かったと思う。買った意味はあったのだろう。

結論：龍は宝くじの当選番号を確定出来ない。
ある程度の予想は出来るらしいが、人間と同じく結果を確定するのは容易じゃないみたいだ。物質世界での結果を左右できるのは、この次元で生きている生き物の思考に限られるみたいだ。
今更馬鹿らしいけど、この世の中はそういう仕組みだと宝くじを通して教えられた。