岡本太郎展に行きました。
初めて触れた岡本太郎さんの世界。
今か！と思わずツッコミたくなりますが、人生に遅いということはない＆新しい発見にワクワクできてラッキーやんと思っているので、今でいいんですけど。笑
そして今、岡本太郎さんの言葉にノックアウトされてます。

振り返ってみると、20歳後半までは、親が敷いてくれたレールの上を迷うことなく疑うことなくスンスンと歩いてきました。
それが、「ん？人生もっと自由でいいんじゃない？」ということに気がついてしまってからは、おもしろいくらいに人生が大きく変わりました。
とにかくやりたいと思ったことやってみる、行きたいところに行ってみる。
で、やってきた波にヒョイヒョイ乗っていたら、いつの間にか山の中で暮らしてる、そんな感じ。

畑で野菜を作り、たくさん収穫できた分を直売所に持っていく。
お気に入りの布からお気に入りの洋服を作り、時にはオーダー受けてお届けする。
お家があって、畑で野菜を作っていれば、ガツガツ働かなくても生きていける。
お気楽で自由で「ストレスフリー、いいよね〜」と言われる、そんな感じ。

そこに、新しいお仕事の大きな波がやってきました。
今まで1mmも考えたことがなかった「書く」ということでの仕事。
近くを走る熊野古道について初めてちゃんと調べてみたり、隣町のカフェに取材に行って常連さんのように仲良くなれたり。
新しいことを知っていく、知らなかった人に出会っていく、とても楽しく感じています。
文章にするのは難しくても、なんとか仕上げた時の達成感にも割と酔いしれます。
自分の世界がどんどん広がることが、とても新鮮で刺激的でした。
なんの経験もない私に仕事を依頼してくれることもとてもありがたく、頼まれた仕事は断らずにチャレンジしました。

その結果。
予想以上に、自分のペースがわからなくなってしまって、いつもフワフワ。
家族との会話も上の空で、いつも考え事をしていて、心が何かにもやっとしていて…。
私がしたいことって何だったっけ？
仕事することに時間を費やして、どうなりたいん？
「今日何しようかな〜」って朝起きるの好きやったやん。
自由に、のんびり、やりたいことやって生きたいんじゃなかった？

あか〜ん！！！！！
このままじゃ、おかしなる〜！！！！！
ちゃんと自分のこと大切にせなあか〜ん！！！！！

知らないうちに、いい人ぶってた模様です。

「書く」ということで表現するのは楽しいし、「書く」というのはすごい世界だと感じ始めてる。
だから、整理してみよう。
記事を仕上げるのに時間がかかるから、スケジュールはゆるゆるで。
頼まれ仕事ばかりではなく、自分の書きたいことを自由に書く時間を作る。
できないことはちゃんと伝えてお断りすることが大切。
自分と家族の時間を最優先に。
大切にしたい暮らしを忘れない。
やっぱり私は私でしかないし、それでいい。

これでいいやん！
とってもシンプルなことなのに、なぜかこんがらがってヘンテコになってたな〜、私。

そこにやってきたのが、岡本太郎大先生。
太陽の塔と「芸術は爆発だ！」しか知らなくてごめんなさい。
絵画と彫刻、それを生み出す背景を知りました。
そして初めて著書を手に取りました。
心が自由に、そして、強くなっています。
“壁を破る言葉” “強く生きる言葉”、私のバイブルになりそうです。

岡本太郎さん、ありがとう。
大好きです。