腸と脳〜体内の会話はいかにあなたの気分や選択や健康を左右するか〜

本書を読んでの7つの気づきを。

①人間の腸内には100超個を超える微生物がある。
 
人間の細胞は60超あり、私たちは微生物と共生している。

②「脳ー腸ーマイクロバイオーター」相関
 腸内微生物の多様性と脳、神経疾患の関連性がある

③新生児の腸内マイクロバイオーター
 母親の膣内微生物と出産の関係
 妊娠中及び授乳期間の母親の食事

④内臓感覚
ストレスは、脳だけでなく、腸でも感じている。
腹が立つ、腹が痛い、腹が座るなど。
脳で言語化されるより早く反応するので、体の声を聞くこと超重要。これが、マインドフルネス低減法やマインドフルネス瞑想法と関係がある。

⑤自然環境の生態系と家畜や人間の腸内の生態系の変化
私たちの腸内の生態系は、当然、食物だけではなく自然環境の影響も受ける。地球の生物多様性が、1970年以来30%減少。また、工業化された食糧生産(動植物)により、それらが成長するための多様な環境や栄養も喪失。これらが、人体にどのような影響が出るのかは、まだ明らかではないが、近年の特徴的な病気などと関係があるのではないか?

⑥特効薬はない
例えば、ある特定の食品を食べれば、腸内環境が改善し健康になる。そんなことはない。だからこそ、食品業界や怪しい広告に騙されてはいけない!
私たちの体は、それこそ宇宙のように、さまざまな生き物の相互作用で成り立っている。

では、どうすれば良いかと、書籍では巻末に「10個のマイクロバイオーム改善による健康増進の指針」を記載してあるので、ぜひ参考にしてみてください。

①自然で有機的なマイクロバイオームを育成する
②動物性脂肪を控える
③腸内微生物の多様性を最大化する
④大量生産された食品や加工食品は避け、なるべく有機栽培で育てられたものを食べる
⑤発酵食品やプロバイオティクスを摂取する
⑥妊娠時には特に栄養とストレスに留意する
⑦食べ過ぎない
⑧断食をして腸内微生物を飢えさせる
⑨ストレスフルなとき、怒っている時、悲しいときは食べるのを控える
10皆で食事を楽しむ

というわけで、みんなで楽しくご飯を食べましょう🍚


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