藤波大吾 FUJINAMI, Daigo

妙見山黒石寺 住職(岩手県奥州市) 日本語教師

藤波大吾 FUJINAMI, Daigo

妙見山黒石寺 住職(岩手県奥州市) 日本語教師

最近の記事

スキルの生かし方

スキルは大事だとよく言われる。 仕事や転職について語るときに、「スキル」というものは重要性だとよく言われる。 とかく「スキル」がないとこの先やっていけないし、いい所に転職もできないし、独立してもお金を稼ぐことはできない…と。 スキルというのはつまり技術のことだ。 ものを作る。 編集する。 直す。 説明する。教える。解説する。 整理する。 そういう技術をスキルという。 近頃は「リスキリング」という言葉も出てきたくらい、「スキル」というのは重要らしい。 私にはどんな「

    • 楽しい、自分に合った仕事を見つける方法

      新年度ということで、新しい環境でのお仕事が始まった方も多いと思います。 新しい場所での仕事にワクワクしている人、不安を感じている人、特に今まで通りの平常運転の人、様々だと思いますが、今日は「仕事」について少し考えてみたいと思います。 仕事は人の営み 「仕事」は人の営みです。 どんな仕事でも、何かを作っていると言えます。 例えば、 ・保育士:人間、環境、を作っている。 ・TVプロデューサー:番組、見ている人の笑顔、感動、を作っている。 ・教師:人間、環境、生徒の「わかっ

      • 動いてみて

        何かを始めてみようと思うとき、 何かをやめてみようと思うとき、 まずは頭でいろいろと考えるけれど、 まずやってみて、動いてみて、 それで何が起こるか見てみよう そういう気持ちでまず動いてみるのもひとつの手です。 リスクや、失敗や、批判や、マイナスや、 いろいろなことが頭をよぎるけれど、 まずはひとつやってみて、 すこし動いてみて、 どんなことが起きるか見てみよう 何が起こるか眺めてみよう そういう、外からの視点で、 観客のような視点で、 起こることを

        • 無事にお祭りを終えることができました。

          令和6年2月17日(旧暦1月8日) 黒石寺蘇民祭が終わりました。 祭り執行にご尽力くださった皆さま、 お越しくださった皆さま、 ありがとうございました。 本当におかげさまでした。 祭り当日、 境内には蘇民祭が好きで、蘇民祭を続けてほしいと思っている人ばかり。 そんな中、 祭りをやめることを決めた人間として、 みなさんの想いをただただ受け止め続ける。 その波があまりに大きくて、心が揺れる。 「やめるという判断は本当に正しかったのか」 心が揺れ続ける。 この祭りを誇りに思

          もともとはただの◯◯

          仏像は、ただの木で、 お金は、ただの概念で、 人は、ただの肉のかたまりで、 人の集まりは、ただの肉のかたまりの集まりで、 地球は、ただの土のかたまりで、 だから全部くだらない、ということではなく、 全部「ただの◯◯」からスタートした方が、 間違えにくい。 つまり、「ただの◯◯」に、 感情や思い込みがくっついて、 「価値ある◯◯」になっている。 その「価値ある◯◯」を作っていく作業、工程は 素晴らしいものだけれど、 でももともとは「ただの◯◯」だ ということを忘れないよう

          もともとはただの◯◯

          静かに、強く。

          雨の音にかきけされないように しかし、乱暴に大声を出すのではなく 強く、声を出す。 雨の音に負けないようにするのではなく、 雨粒が地面を打つ音の隙間に、 堂々と滑り込む。 弱気に、申し訳なさそうにするのではなく、 かといって、強引にでもなく、 堂々と、まじる。 静かに、強く。 静かさは、弱さではなく、 強さは、強引さではない。 静かに、強く。

          自分の中の「闇」を育てる方法

          僕らはみんな、自分の中に闇を持っています。 人の中には常に闇があります。 その闇は、人によって、あるいは時期によって大きく育ったり、小さくなったりします。 闇は悪いもの、というよりは、 いつもあるもの、という感じです。 今日は、あなたの中の闇のお話です。 闇を大きくする方法闇を育てる方法がああります。 その方法のひとつが、 「敵は自分の外にいる」という意識で生きることです。 これは効果あります。 この意識は闇の大好物です。 具体的にどういうことかというと

          自分の中の「闇」を育てる方法

          「何をするか」よりも、「どんな心持ちでやるか」。

          意識が高い人、向上心が高い人ほど、 尊敬する、憧れのあの人みたいになりたい! という意識が強いもの。 でも、あこがれが強すぎて、 いつの間にか「あの人みたいにならなければダメ!」という考え方になってしまうことって、ありませんか? こんにちは。 いなか坊主の藤波大吾です。 今日は、そんな意識高い系の皆さんが、自分を見失ったとき、自分を取り戻す方法について書きます。 いろんな人に対する尊敬の念とか、あこがれ、 よくそういうものに押しつぶされそうになることって、ないですか?

          「何をするか」よりも、「どんな心持ちでやるか」。

          ギバー(giver)とテイカー(taker)って、つまり何?

          世の中でだいぶ前から流行っている、「giver」と「taker」という言葉がありますね。 今日はその、giverとtakerの話です。 よく言われるのが、 「giverになれ」 「takerには近づくな」 ということでしょうか。 実際、 あげればgiverになれて、 もらうばっかりだとtakerになるのか、 ちょっと今日は、その辺の話をしてみたいと思います。 まずはtakerの話から。takerというのは、「他人からもらってばっかりの人」というイメージでし

          ギバー(giver)とテイカー(taker)って、つまり何?

          「今を生きる」の意味

          よく耳にするこの言葉、「今を生きましょう」。 今日は「今を生きる」というのはつまりどういうことなのか、どうすればいいのか、お話します。 大前提として大前提として、私たちは「今」にしか存在できません。 1秒前はすでに過去ですし、1秒後は未来です。 そういう意味で、「今」にしか存在できません。 ただ、頭の中は過去や未来に簡単に飛んでいくことができます。 例えば、  明日のデートのことを考えてウキウキしたり、  3年前の仕事の失敗を思い出して落ち込んだり、 過去や未来の出来事に

          「今を生きる」の意味

          人生における「問題解決」の方法

          今日は、「子どもがYouTubeばかり見ている。ゲームばかりやっている」という「問題」についてお話します。 我が家には3歳と6歳の男の子がおりまして、YouTubeとPC版マインクラフトとポケモンGOが大好きです。 親としては、あんまり動画やゲームばっかりなのは不安な気持ちになってしまいますね。 こんなとき、どんな考え方ができるか、考えてみます。 まず、「子どもがYouTubeばかり見ている。ゲームばかりやっている」という問題を解決するために、子どもに何かを強制したり、ル

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