見出し画像

先日、公立高校でのホスピタリティの授業に冨田先生にお越しいただき授業を行っていただきました。

冨田先生は私の高校からの付き合いで【幸せの沸点】について教えてくれた尊敬するカッコいい友人です。


冨田先生は世界一周を2度行い(1回目は一人旅、2回目は新婚旅行)現在は超大手自動車販売グループにて、グループ会社の役員や新規事業の立ち上げなどをされていて忙しい中、高校生のためにと授業に駆けつけてくれました。

世界一周は150万円あればできる?


冨田先生の授業で冒頭の自己紹介から世界一周のお話になります。

20代の成人男性の年間かかる生活費が約200万円、世界一周に当時実際にかかった費用は1年間で150万円だったのでそんなに変わらないということに生徒たちはとても驚いていました。
(某船旅ではなく、完全に自分でルートを決めていくスタイルです。)

こうして実際に行動し経験を積んだ方から直接お話を聴かせていただくことは、自分自身の枠を拡げるとてもいい機会だと思います。

実際高校3年という若い感性の生徒たちは、
「今まで考えたこともなかったけど自分も世界一周に行ってみたい」
という感想が多かったです。

正解がないことに対して自分の意見を持つ

社会で役に立つホスピタリティというテーマで授業をしていただく中で、正解のないものを自分なり考えていくというワークとディスカッションの時間を多くとっていただきました。

実際に冨田先生が仕事で行っていることは、新たな価値を生み出すという答えの決まっていないものに対してどう自分で答えをつくっていくということをされているので、生徒が出す答えへのフィードバックも観点の深さが違います。

「これから世の中がどう変わっていくと思うか?」という問いが面白かったです。

10年前に書かれた10年〜20年で消える仕事はどうなった?


2013年にオックスフォード大学のオズボーン准教授の発表会した論文に今後10年〜20年で消える職業について書かれていました。

2013年に予想された今後10年〜20年で90%の確率でなくなる仕事リスト

銀行の融資担当者
電話オペレーター
レジ係
ネイリスト
弁護士助手(パラリーガル)
ホテルの受付
税務申告の代行者
簿記・会計の事務員
不動産ブローカー
動物のブリーダー
時計修理屋
図書館の補助員
塗装・壁紙張り
造園・用地管理の作業員
などなど…
※オックスフォード大学オズボーン准教授の論文より

2013年から約10年経ちましたが、まだ完全になくなったとは言えないですね。

私の地元の図書館はかなりDX化が進みましたがやはり図書館に働いてらっしゃる人はいますし、完全に消えるというのは想像しにくいかもしれません。

先日も時計が止まったので修理に出したり、レジ係もセルフレジの導入で数は減ったのかもしれませんが、セルフレジを使うお客さんをサポートする係はどこのスーパーにもいます。

新たな技術は人を淘汰すると同時にその技術を使う人を生み出します。

車の誕生で馬車を操縦する人は減りましたが、タクシードライバーが生まれたり。

大切なことは時代がどうなるか自分で考えて、そこでどんなことが必要になるのか?
自分はどのように役に立つのかを突き詰めて考えて行動する姿勢というのはいつの時代も変わらない原則なのかもしれません。

これから進路を決める生徒たちにとってとても大切な気付きと学びになる授業でした。

素敵な授業をありがとうございました!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?