答えなんてないんだから

「選んだ道を正解にする。」

よく聞く言葉で。

でも、あんまり好きじゃない。

だって、正解しかいけないみたいで。正解を選ぶことが正しくて、それだけがいいと思っているみたいだから。

正解を探し続ける人生を、面白いとは思わないから。

正解、ってなんだろう。

失敗か、正解か。

本当に、僕らにはそれしかないんだろうか。

きっと、そうじゃない。そう、思いたい。

きっとぼくらには、選んだ道はある。それはたしかにあって、あっちを選べば、こっちは選べない。

今ここにいることを選べば、今あそこにいることを、同時には選ぶことができない。

今、その瞬間は、”そういうこと”になる。

でも、どうだろうか。

今選ばなかったとして、今まったく別の選択肢を生きていたとして、本当にそれだけが正解で、正解と思っている方を選ばなかったら失敗になるんだろうか。

そんなわけがない。

選んだ道は、正解でも、失敗でもない。

ただ選んだ道だ。

正解か、失敗か。自分がそう思うだけだ。誰かが判断するだけだ。どこかに、そういう誰かの作った基準みたいな、あいまいで、不確かなものがあるだけだ。

自分の心地いいほうを選んでいこう。

そこで止まっているわけじゃないんだから。あのころ考えていたことと、今思っていることが同じなわけがないんだから。

ぼくらは日々生きていて、確かに変化していて、今日は昨日より若くない。

止まっていない。進んでる。生きている限り、生きようとして、息をして、ご飯を食べて、進んでいく。

正解も、失敗もない。ただ自分がそう思うだけだ。思っているだけだ。

選んだ道を正解にする必要もない。きっと正解だ。それにまた戻ることだってできる。今だけがすべてじゃない。今選んだこととは別の選びたかった選択肢もまたその時が来たら選び直すことだってきっとできるはずだ。

これまでがあるから、今がある。これまでと今があるから、これからがある。

正解じゃないかな。今こうして生きていて、また明日きっと生きていくことができるんだから。

生きるだけ。生きている間、生きていくだけなんだから。

どう生きたいか?

あとんす!きっとうまくいく