1人でいる気楽さよりも、2人でいる面倒くささと、それを上回る楽しさのほうがぼくはいい
それ以上でも、以下でもないんだけれど。
今ひとりになってみて。
ぼくは1人でいる気楽さよりも、2人でいる面倒くささと、それを上回る楽しさのほうがいい。
あなたはどうだろうか?
1人は気楽だろうか。
何時に寝てもいいし、何時に起きてもいい。料理をしてもいいし、しなくてもいい。最悪1日くらい食べなくたっていい。冷蔵庫に入ったバナナやヨーグルトを食べれば生きていけるし、外に出てコンビニにまで行ければなんでも手に入る。掃除も洗濯もやらなきゃいけないけれど、べつにそんなにすぐにやらなくても良くて。本当にやらなきゃ着るものがなくなったら、ぼくたちはようやくだが、きっとやるんだ。
1人の休日をどう過ごすだろうか。
1人の休日に、まだぼくは慣れていない。
何かをする気は特に起きない。どこかに行こうとも、何を充実させようとも。とりあえず起きて、1時間くらい散歩をして、公園にたどり着いた。今日はたくさん人がいて、みんな思い思いに過ごしている。特にやることも、考えることもなかった。
思い返してみても、特に何も考えていなかった。ただ歩いていたように思う。
家に帰って、お風呂に入って。なんとか、カフェに来た。コーヒーを飲んで、ちょっと仕事をして、今こうして書いている。
まだ慣れていないだけだと言う。
だらだらとした先に、だらだらすることにも飽きてしまって、ちゃんとするとも聞いたことがある。
2人は面倒くさいだろうか。
面倒くさいさ。だって、1人じゃないから。誰かがいて、自分だけじゃない。
そりゃあそうだ。すべての感じ方が、すべての感覚が、すべての価値観が合うことなんてない。
一緒にご飯を食べるなら、時間を合わせないといけないし、料理を作るのか、外へ食べに行くのか決めたり、やらないといけないことが生まれる。
1人だったら、勝手に自分で決められることが、決められない。
1人だったらなかったことが生まれるんだから、そりゃあ面倒くささも生まれる。
この先に本当に1人でいる気楽さがくるのだろうか。
1人であることは嫌いじゃないけれど、それでもぼくには大切な人と過ごす時間がきっと必要らしい。(まだ慣れていないからだけなのかもしれないけれど)
9年前に出会った妻さんと、初めて離れた。物理的にこんなにも離れるのは初めてで、彼女がいてくれた毎日とはまったく違う日を過ごしている。
次に会うのはきっと1ヶ月後くらい。
目の前を見れば、みんなそれぞれに、それぞれの人生を生きている。楽しそうに笑い合っているカップルや友達がいれば、熱心に本を読んだり勉強をしている。
みんな今その瞬間、自分で決めて、自分が生きたいように生きている。
1人もいい。でも2人もいい。コーヒーが美味しくても、「これ、美味しいよ!」って言える相手がいるのはやっぱりいいよ。
ぼくたちは生きるから、もし一緒にいたい人に出会えて、一緒に生きていたら、そんな人生は幸せはないんだと思う。
帰ったら、洗濯をしに行こう。
明日着るものがなくならないように。
また一緒に生きれるように、今日も生きていくだけだよなと思う。
あとんす!きっとうまくいく