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オペラ映画『トスカの接吻』

皆さま、こんばんは。今夜は私が最近見たオペラ映画『トスカの接吻』についてお話ししたいと思います。この映画は、イタリアのミラノにある『音楽家憩いの家』という老人ホームに住む元音楽家たちの日常を追ったドキュメンタリーです。この老人ホームは、有名な作曲家ジュゼッペ・ヴェルディが自分の基金で設立したもので、引退したプロの音楽家たちが無料で暮らせる施設。

私はこの映画を見て、音楽家たちの生き方に感動しました。彼らは年齢や体力の衰えにもかかわらず、音楽への情熱や愛を失わないでいるからです。彼らは毎日楽器を演奏したり、歌を歌ったり、仲間と語り合ったりしています。そして、過去の栄光や思い出を誇りに思いながら、現在の生活も楽しんでいます。彼らは音楽に生き、愛に生きているのです。

映画の中で特に印象的だったのは、サーラ・スクデーリというソプラノ歌手です。彼女は戦中戦後にスカラ座でプリマドンナとして活躍しました。彼女はプッチーニの『トスカ』で有名になりましたが、その時のレコードを聞きながら自分も一緒に歌っています。彼女の声はまだ素晴らしく、彼女の表情は幸せそうでした。彼女は自分の歌が聴衆に与えた感動や喜びを忘れていません。

でも、彼女もまた引退する時期を考えていました。音楽家が引退する時期は聴衆から見放される前に、自分のイメージを残して去りたかったと言っています。それは音楽家としてのプロ意識や自尊心から来るものだと思います。彼女は自分のキャリアに満足していて、後悔はなかったと思います。

この映画を見て、私は音楽家という職業について考えさせられました。音楽家は自分の才能や技術を表現することで人々に感動や喜びを与えますが、その反面、年齢や体力の衰えという現実に直面しなければなりません。それでも彼らは音楽を愛し続けることで生きがいや尊厳を保ちます。それは素晴らしいことだと思います。

私も音楽が大好きですが、プロになることはありませんでした。でも、この映画を見て、音楽家たちから学ぶことがたくさんありました。音楽に対する情熱や愛情、プロ意識や自尊心、そして生き方や老い方などです。私も彼らのように音楽に生き、愛に生きたいと思いました。

皆さんもぜひこの映画を見てみてください。音楽好きなら感動すると思います。それではまた。



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