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「大津さんの1日」

どうも皆さんこんにちは。
突然空前のカフェオレブームを迎え、ほぼ毎日ファミリーマートに走っている菊地です。(コーヒーが飲めないタイプの成人です)
 
前回の更新から大分時間が経ってしまいましたが、皆様覚えていますでしょうか?
覚えているよという方、ありがとうございます。
なんのことだっけ?という方、反省してください。いいえ嘘です、私が反省いたします。
 
実は、このnote今回で3回目を迎えるわけなのですが
大変嬉しいことに「読んだよ!」「次はまだ?」という
嬉しいお言葉の数々を頂いております。
ラジオでいう放送終盤にある「お便り」のようなものを受け取り、日々ムフムフしております。
え?菊地、気持ち悪いって?
まさか現実世界でこんな笑い方はしていませんよ。ええ本当です。
 
こうして3回目を迎えることができたのも、読者の方がいてこそ!なので
これからも見ていただけますと喜びます。 
いやあ、3日坊主ならぬ3回坊主にならずに済み本当によかった、一安心です。
 
これまでの2回は偶然か必然か、女性が続いていたこともあり
今回は初めて男性社員にインタビューをさせていただきました。
 
中でも最近、中途社員としてデイリースポーツ案内広告社に入社される方も多くなってきたということで自他共に認める中途のスター「大津さん」にインタビューをさせていただきました。
 
それではどうぞ!

【目次①】ネジ

私が大津さんを知ったのは、去年の8月でした。

初めて東京で迎える夏で、
背景が田んぼではない打ち上げ花火、
もはやここが陸なのか浜辺なのか分からなくなる服を着た外人、
飲み屋街でのネズミたちとの出会いなど
20云年生きてきた中で一番と言っていいほど「初めて」に溢れた刺激的な夏が終わろうとしている頃でした。
 
「ネジ工場で働いている子が入るかもしれない」
 
これがすべての始まりでした。
 
「あーあのネジね!
確かに、ネジ工場から広告代理店への転職ってあるあるだよね~!
ネジを巻くことと、広告の内容を考えること、確かに似てる~どっちもクリエイティブゥ~!!」
 
と、なるはずもなく
「ネジ」ってあの私が知っているネジのことだろうか、
もしかして六本木をギロッポン、銀座をザギンというようなかんじで
ネジも広告業界では隠語的な何かを含んでいるのでは・・・
 
ネ・・・寝ても覚めてもアドバタイ
ジ・・・ジング
 
たしかにつながってる・・・・!!!!(つながってない)
語呂も良すぎる・・・・!!!!(悪すぎる)
 
こんなことも知らないなんて、私ってもしかしてめちゃくちゃ無知!?!?
と脳内はハロウィンの渋谷並みに大騒ぎでした。
 
私が入社したのがその年の3月であったため、
この刺激的な夏を迎えていたころには入社半年が経過しており
中途社員の入社というイベント体験もすでに4回目くらいでした。
そのため新しく中途社員の方が入られるということ自体には特に何のためらいもなかったのですが、
前職が「工場」果ては扱っている商材が「ネジ」ということがあまりにも新鮮で
東京には私が知らないネジがきっとあるんだ…と自分の無知さに勝手に落ち込んでいました。
 
そして「ネジ工場で働いている子が入るかもしれない」というお告げから早2週間、
ついに噂の大津さんが入社されました。
 
当日ものすごく緊張されていたのか、
ランチの際に「好きな食べ物は何?」と聞かれたあと
「トマトですね!」と話されており
 まさか素材そのものを挙げてくるとは思わず、
今もなお受け継がれる大津物語の1つとなりました。
 
ちなみに緊張がほどけたであろう今、同じ質問をしてみたところ当然のように
「好きな食べ物はトマトだね」と話されていたので
緊張が故に出てしまった素材発言なのではなく、
素でトマトが好きな方だということが判明しました。 
 

【目次②】居場所作り

そんなトマト好きな大津さんに今回インタビューさせていただきたいと思った理由は、
2つでした。
 
1つは、仕事に対するスタイルを尊敬しているから
2つは、大津さんという人が魅力的だったから
です。
 
2つ目の理由に関しては、どこかの恋愛リアリティーショーで
「ちょっと菊地の今の発言やばくない!?」
「ストレートすぎるって!」
「おいおいここがくっつくのかよ~」と
コメント欄が荒れ狂う場面に出てきそうな言葉すぎて赤面しそうですが
何を隠そう大津さんは大変ミステリーに溢れた人なのです。
 
数日間の研修を経ていよいよ営業初日、
大津さんはとんでもない時間から自席にいらっしゃいました。
 
出社時間を間違えているのかと思い、
「9時までに自席にいたら大丈夫ですよ」と伝えてみたのですが
次の日もその次の日も変わらず大津さんは8時前にはパソコンと向き合っていました。
私は、自分の家にある時計、自席においてある時計、iPhone等
私の回りにある時を示す道具がそろいもそろって全て狂っているのだと思うことにしました。
 
また通常、デイリースポーツ案内広告社では「営業集中タイム」というものを
11時・14時・16時の1日3回設けており
多くの人は11時から営業を開始するのですが大津さんは違いました。
 
9時から営業終了の17時まで、ほぼぶっ通しで架電をし続け
1日1件取れたらすごいレベルの新規アポを1日3件、すごいときには5件取っていたこともありました。
 
大津さんは私の目の前の席に座っていたのですが、
その圧倒的な架電量とアポ獲得率に見事に感化され
それまで
 
「鳥は空を飛べていいなあ、人間も羽根が生えたら鳥インフルエンザにかかるんやろか?」
「エクセルってなんの略称なんやろ、エクセレントセルフィー・・・素晴らしい自撮り・・・ナルシストかよwwwwww」
「アホ毛の反対はやっぱり、賢毛っていうんかな」
 
などと考えていた時間を架電に充てるようにしました。(前からそうであってくれ)
 
また大津さんは契約した後のクライアントフォローも手厚く、
自分の目で見ることができる交通広告や大型ビジョンを実施していただいた場合は
必ず自分の目で確認をされます。
別のデザインや動画に差し替える場合以外は、それ以降も掲出内容が変わらないため多くの方はこの1回で確認を終えます。
しかし、大津さんは何10回下手すれば何100回と同じ広告の掲出確認に行き
そのたびに写真や動画を撮影しクライアント様に送っていました。
 
何度も連絡するなんてしつこいと思われるんじゃ・・・?と心配になりそうですが、
それは相手にとって必要ない情報のときに限るのです。
 
どんな企業様にとっても「広告を掲出する」ということは、挑戦です。
例えかけた予算が少額だったとしても、お金が発生しているということに変わりはなく
何かしらの期待を込めて掲出することを決断頂いております。
 
そのため、掲出写真や動画を送るという行為は
「今日も無事に掲載されていたんだな」という安心になり
「やっぱり広告を掲出してよかった」という喜びに変わります。
 
大津さんは、企業様に喜んでいただけることはどれだけ時間や労力がかかっても
必ず行いたいと強く思われているためこのような行動を厭わないのです。
 
私は新卒、中途どちらも初めに躓くのは営業電話やクライアント様との対応への躊躇いだと思っていました。
みんなが聞いてそうで恥ずかしい、
いきなり電話をかけて迷惑じゃないだろうか、
怒鳴られたらどうしよう、
このような不安を抱くのは当然だと思います。
しかし、大津さんにそのような瞬間は一秒もありませんでした。
むしろ営業を毎日楽しそうにこなしていて、新規アポが取れなかった日は
財布と携帯と家の鍵、全てを無くしたのかと思うくらい落ち込んでいました。
 
純粋に疑問に思い、毎日架電するモチベーションは何なのかと聞いてみたところ
「自分の居場所を作るためだ」とおっしゃっていました。
 
「中途社員の自分はすぐに結果を出して会社に貢献しなければならない、
そのためには架電だって、新規アポの獲得だって誰よりも数をこなす必要がある、
自分はここにいてもいいんだという材料が欲しいんだ。」
 
という言葉を聞き、
私は感動のあまり茫然としてしまい、最寄り駅を4つ乗り過ごしました。
 

【目次③】彗星のごとく

新生アイドルやオーディション番組を経て俳優デビューを果たした若手芸能人によくキャッチコピーというものがつけられます。
 
分かりやすい所で言えば、1000年に一度の美少女や国民的妹などが挙げられるでしょう。
 
私もかつて、「言葉を知っているミーアキャット」という
喜んでいいのか悲しんだ方がいいのか絶妙なラインのキャッチコピーをつけてもらったことがあります。
(どうやら、ぼーっとしているときの表情が似ているようです。)
 
大津さんにそのようなキャッチコピーをつけるならば、
「彗星のごとく現れた奇人」です。
先に言っておきますが、めちゃくちゃ褒めています。
 
思い返せばトマト大好き発言から大津さんの奇人ぶりは
見え隠れしていたのですが、それはあくまで序章にすぎませんでした。
 
さて、そんな大津さんの一日を見てみましょう。
 
前章でも記載したように、とにかく大津さんは朝がとんでもなく早いのです。
夜など開けなければいい、なぜ朝日は昇るのだろうか、朝日を浴びたら元気になるよ!とかなんとかかんとか言ってくる人は私のことを植物だと勘違いしているに違いないと
毎朝考えているTHE・夜行性の私には考えられないのですが
大津さんは毎朝4時頃には目が覚めてしまうそうです。
前世は絶対に豆腐屋だったと思います。
 
8時前後に出社し、多くの社員が出社してくるころには
メール確認や商談時に使用する資料の作成などは終えておくようにしているそうです。
心配性で
「もし電車が遅れたらどうしよう」
「途中で忘れ物に気づいて引き返すことになったら?」
と考えてしまうため、早めに出社しているとのことでしたが
実はもう一つ理由があり、それは同行してもらっている先輩が一緒に動きやすい用にするためとのことでした。
 
先輩方が出社される前に、商談時の資料などを作成しておけば
待たせることもなくスムーズに進行することが出来ます。
この計らいは、言われなければ気付かないかもしれませんがすべての若手が心に留めておくべきポイントだと思います。
 
10時頃からは、架電をし始めMTGや商談など特に予定がないときは
そのままお昼まで架電をし続けます。
 
午後も資料作成やメール返信の時間も設けつつ、ほとんどの時間は新規架電に充てているそうです。
 
これは大津さんのモットーなのですが、メール提案は絶対にしないそうです。
もちろん、新規で架電した企業様やご担当者様が忙しく電話で話をすることができない場合はメールで資料を共有することもありますが
メールだけ送るや、企業の問い合わせフォームに情報だけ送るということが絶対にせず、必ずどの企業様とも電話で会話することを心掛けているそうです。
 
その理由としては、電話の方が話をしやすいという他に純粋に「架電が楽しいから」とおっしゃっていました。
これはシンプルに見えて、本質をついていると感じます。
「楽しくなければ仕事じゃない」
これは、デイリースポーツ案内広告社ひいてはDACグループ全体の標語にもなっています。
 
架電をしている本人が楽しそうに話していれば、相手にも自然と伝わり
逆にオドオド話をしているとその不安や焦りも伝わってしまうのです。
その事実を体現しているのが、まさに大津さんでした。

【目次④】営業職とは

大津さんはこれまでに、渋谷駅構内をジャックする大型の広告や都内の駅前にある大型ビジョン広告などを何本もご契約いただているスーパー営業マンです。

 そんな大津さんが入社されてから、ずっと目の前の席で仕事をされているのを見て私が感じるのは「圧倒的努力」です。

 大津さんはよく後輩ができたら自分は背中で見せると話されているのですが、まさに私はその一人でした。

一体いつから電話をかけるようになったのか分からないくらい、時間があれば架電をし、1日に何件も新規アポを取り、大津さんを見ているとエジソンの「1%のひらめきと99%の努力」という名言を思い出します。

 これは営業職を経験した人ならば誰もが通る道だと思うのですが、営業はどこか運頼みみたいなところがあるように感じるときがあります。

たまたまお客様がご予算を大きく出すタイミングだった、
たまたま決裁権のある方にお電話がつながった、
たまたま新しいプロモーションを考えていたところだった、

 など偶然が生み出す生産も少なくありません。
自分がうまくいっていないときほど、今月は運が悪かったなと感じるものです。

 ですが、大津さんを見ていると運はたまたま降ってくるものではなく
努力をして自分で勝ち取りに行くものだと感じます。

量より質を求めてしまいがちですが、
それを求めてもいいのはすでに信じられないほど膨大な量をこなした人だけなのではないかと思います。

 私は社会人になる直前に、アルバイト先の先輩から
社会人になるときに大事にしておくべきことを2つ教わりました。

 1つは「3」という数字にこだわれということです。

 3日続ければ3日坊主じゃなくなる、
3週間続ければ体が慣れてくる、
3か月続ければ基本的なことが分かるようになる、
3年続ければ自分の道が見えてくる。

 というものでした。
だから「3」という節目を迎えるまでは、何も考えずとにかく突っ走れと言われました。

 2つ目が、人として好かれるような存在になれ、というものでした。
何回も同じ失敗をするのは良くないけれど、人間はミスをする生き物だから笑って許してもらえるような人間になれということでした。

 私は、それはいわゆる「愛嬌」というものなのではないか?と思いました。

 私は昔から、笑顔と真顔しかないと言われるほど表情パターンが少なく、
怖いと言われることはしょっちゅうでした。

 「菊地の第一印象」というアンケートをとって円グラフにしたら、
ウソカナ?と思うほど「怖いと思った」「怖いと思ったことがある」「どちらかと言えば怖い」という箇所のパーセンテージが恐ろしく高くなると思います。

 自分ではそんなつもりも、そんなを素振りをした記憶もなく
なんなら温厚ここに極まれり!!くらいだと思っていたため、長年の悩みの1つとなってしまいました。

 ある年のクリスマスには、サンタさんに「愛嬌が欲しい」と手紙を書き
おそらく北欧の方でトナカイとの緊急大会議を行わせてしまったのではないかと思います。

 それほど、愛嬌皆無の人間にとって2つ目の教えは酷なものでした。

「愛嬌とは」と広辞苑で引くところから始まり、

愛嬌のある人間の特徴、
愛嬌のある人間の特性、
愛嬌のある芸能人 一覧、

など一体何関係の職種の人なのか気になるような検索履歴の日々が続きました。
母を訪ねて三千里ならぬ、愛嬌を求めて三千里の毎日でした。

そんなときに現れたのが、愛嬌の権化:大津さんでした。

大津さんは、対クライアント様に対しても、対社内に対しても好かれ、愛されるキャラクターをもっており
実際クライアント様からも「大津さんの力になりたい」「大津さんだから話してみたいと思った」など人として評価されるお言葉を多くもらっています。

さらにクライアント様の新商品を見つけたり、何かのランキングで上位になっていたりするたびに「新商品発売されたんですね!」や「〇〇部門で1位でしたよ!」というメールを送っているため
クライアント様から「大津さんっていつ休まれているんですか?」と心配されるほどだそうです。

 対会社、対メディアよりも前に、「対人(たいひと)」である営業ではこのようなポイントが非常に重要になってきます。

ここまで聞くと
じゃあ愛嬌ない菊地終わりやん、菊地ほどじゃないけど自分も愛嬌ないし営業向いてへんわ、と思われてしまいそうですが決してそんなことはありません。

 前章で私は、運はたまたま降ってくるものではなく努力をして勝ち取りに行くものだとお話しました。

つまりこれは誰しも平等のチャンスがあるということです。
そこに愛嬌はプラスαくらいのものでしかありません。
そして、何かに全力で向き合っている人は自然と「愛嬌」らしいものが出てくるのです。

愛嬌は自ら出してやろう!と思って出るものではなく、
相手がどう受け取るか次第なのだと思います。

 自分はまだまだできる、
努力をして大きな仕事を勝ち取りに行きたい、
菊地よりも愛嬌ある自信があるという思いがある人は
デイリースポーツ案内広告社の扉をたたいてみてください。

もしかしたら、大津さんと一緒に働くことができるかもしれませんよ?


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