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「凋落」日本が「飛ぶ鳥落とす勢い」に見えた頃の世界における立ち位置を, ダイアー・ストレイツ "Love Over Gold" (1982), ピンク・フロイド "The Final Cut" (1983) で振り返る

20世紀後半期のほんの2, 30年の間, 「飛ぶ鳥を落とす勢い」を誇った(そう見えていた) "Rising Sun" 日本, 今や世界の多くの国々から, そして多くの日本人自身からも「没落」しつつある, あるいは既に「没落」している, そんな「凋落」国家であると見做されつつある「我が祖国」日本。凋落してもそれはそれで無能な政府なり選んだ有権者なりの「自業自得」であれば(とりあえず筆者自身はあの事故, 自公か, など選んだことなど一度もないが)やむを得ないと思うけれど, しかし同じ「落ちる」のでも「落ち方」は重要かもしれない。

それはさておき, 1983年7月10日から11日, イタリア(ブリンディジ)からギリシャ(パトラ)に向かう途上, 紺碧の地中海を渡るフェリーの甲板で, 青空の下, そして星空, 満天の星の下, 借り物のウォークマン(「ウォークマン」と言えば当時の「飛ぶ鳥落とす勢い」日本の象徴の一つ, 筆者がその時に借りていたのは実際には SONY じゃなくて AIWA だったから正確には「カセットボーイ」ということになると思うけれど)で聴いていた, ダイアー・ストレイツ 1980年のアルバム "Making Movies", 1982年のアルバム "Love Over Gold", そして ピンク・フロイド 1983年のアルバム "The Final Cut" ♫ 

今日の note 第1章と第3章は, 以下の note *2 の第4章 ピンク・フロイド "The Final Cut" とダイアー・ストレイツ "Love Over Gold" に登場する 'Japanese' 〜 1980年代初期の世界における「日本」の立ち位置を振り返る にほんの少しだけ加筆した「焼き直し」(なぜそのとき聴いていたか, その経緯は note *2 の第3章までに書いてあるけれど, とりあえずその note の第4章, つまり今日の note で取り上げることと直接的に関係するわけではない, たぶん!)   。

それと, ここで言う「立ち位置」とは, 主体的な意味合いの「立ち位置」というよりも受け身っぽいニュアンス, 「立たされていた位置」とも言えるのかもしれない。あるいは, 日本の「立ち位置」が世界から, 特に「先進」(ということになっている, なっていた)欧米世界からどう見えていたか, といったニュアンス。

それともうひとつ, そういやピンク・フロイドとダイアー・ストレイツ, ともにイギリスのバンド, 要するに(日本と違ってかなりの長きにわたってだけど)かつて「大英帝国」として栄華を誇った後に少なくとも一時的に「凋落」した経験を持つ国のバンド ... ってのはもちろん偶然, だろうけど ♫

*1 イタリアからギリシャに渡った, 1983年7月10日 〜 同年4月26日の日本「出国」以降を振り返り

*2 イタリアからギリシャへと地中海を渡るフェリーで聴いていた 〜 ダイアー・ストレイツとピンク・フロイド

The Post War Dream, Not Now John 〜 from "The Final Cut" by Pink Floyd (March 21, 1983)

1) 1983年7月10日から11日のイタリア(ブリンディシ, ブリンディジ)・ギリシャ(パトラス, パトラ)間のフェリーの船旅にて, 地中海の上で聴いていたカセットのうちの1本, ピンク・フロイド 1983年3月リリースのアルバム "The Final Cut" のオープニング・トラック "The Post War Dream" はこんなイントロで始まる。

"nuclear" という文言が踊る米ソ冷戦末期, フォークランド紛争は今や「懐かしく」思えるような歴史上の事件だが, そこに "Japan" が! 

“…announced plans to build a nuclear fallout shelter at Peterborough in Cambridgeshire…”
“…three high court judges have cleared the way…”
“…It was announced today that the replacement for the Atlantic
Conveyor, the container ship lost in the Falklands conflict would be built in Japan. A spokesman for…”
“…moving in. They say the third world countries, like Bolivia, which produce the drug are suffering from rising violence…”

2) 次は同じく "The Final Cut" から, アルバムの最後から 2番目の曲 "Not Now John" ♫ その歌詞もそうだけど, このミュージック・ヴィデオなんか, 芸者風の女性はじめ, デフォルメされた日本や日本人のイメージが其処彼処に。(ちょっとアメリカ合州国1982年6月25日公開, 日本では1982年7月3日に公開されたリドリー・スコットの映画 "Blade Runner" を思い出すヴィジュアル, あの物語の舞台は 2019年以降のロサンゼルスだったけれど, *1)。

"wily Japanese" なんて, 直訳すれば「ずる賢い日本人」, 「狡猾な日本人」ってことだからね, ヴィデオの中のイメージと合わせ, 観る人・聴く人・歌詞を読む人によっては酷く人種差別的と見做される歌(とヴィデオ)だったりするんだろうけど, あの当時の「飛ぶ鳥を落とす勢い」だった日本, 確かアメリカ合州国の "Time" か "Newsweek" 辺りだったと思うけれども, "Arrogant Japanese", つまり「傲慢な日本人」もしくは「横柄・尊大な日本人」なんていうギョッとするタイトルの特集まで組まれた時代, 逆にあの頃は凋落傾向にあった The British Empire「大英帝国」ならぬ The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」から観た日本や日本人, 要するに, 日本人は世界中にモノを売りまくりながら一方で何を考えているのか・どんな世界観を持っているのか世界に向けて殆ど主張しない/表現しない人たち だった訳だから, まぁそんなもん, 日本の外側, 世界から観た日本や日本人なんて, あんなもんだったのかもしれない。「どんな世界観を持っているのか世界に向けて殆ど主張しない/表現しない」からワケ分からん, 理解しにくい人たち, という点においては, 悲しいかな 2021年の今も世界における日本人のイメージはほとんど変わってないような気もするのだが(そう言えばこの間, あの 2001年911 アメリカ合州国・同時多発テロの頃の日本もそうだった, *次章にて)。

ただ、まぁこの歌詞、"No need to worry about the Vietnapeace", "One, two, Free Four!" といったフレーズも登場していて, 字面通りに受け取るのでなく, 相当に皮肉や場合によったら自虐みたいなものまで込められている, そんなニュアンスを感じ取るのが正しいかもしれない。

それと, こういう歌があることをもって, かつ1980年代初期辺りのインタヴューでの発言なども相まって, この歌の作詞作曲者であるロジャー・ウォーターズに「反日」のレッテルを貼る向きがあることを最近になって知った。とりあえず右翼, とりわけネット上の右翼の皆さんは人に「反日」のレッテルを貼ることがまるで趣味であるかのような人もいるのだが(話は思い切り横に逸れるが, つい先日, 我が国の前総理大臣・安倍晋三が, 今回の東京オリンピックに反対している人には日頃「反日」の言動をしている人が多いという趣旨のことを言ったそうで, 相変わらずのアホぶり)。

筆者自身は, ガキの頃からもう半世紀くらいピンク・フロイドを聴いてきて, ロジャーが離れて以降のピンク・フロイドのライヴを観たこともロジャーのソロのライヴを観たこともある長年のファンではあるけれど, ロジャー・ウォーターズが日本もしくは日本人に対して差別的あるいは人種差別的な人だと思ったことなど, 一度もなかった。彼が当時のインタヴューで(日本では週刊「プレイボーイ」辺りに掲載されたように記憶している), 日本社会における自殺の多さや労働の在り方などを捉えて語ったことからすれば(正確かどうか分からないけれども最近たまたまネット上で見たロジャー・ウォーターズ「反日」レッテルのコメントの中で, 当時の彼が日本人の労働者を「機械」のようだとか「奴隷」のようだとか発言していたというものを見たが, 実際そういう言い方を当時のロジャー・ウォーターズはしていたかもしれない, ただし表現[もちろん英語]が現実にどうだったのか, 確かめてないので厳密には不詳), 彼が日本の社会の一面に関してかなり批判的であったことはおそらく確かだろう(批判の少なくとも一部は的を得ていたように思う)。一方でそこには当時, 情報不足, 理解不足による偏見もあったかもしれない。ただ, 要するにそれで即「反日」だなどとレッテルを貼ることは莫迦げてると思う, ということ。そして, 言うまでもなく, wily Japanese というのはかなり刺激的な表現ではあるけれど, ストーリー性のある歌詞の中のフレーズがイコール「作詞者の考え」であると捉えるなら, それはそれでシンプルに過ぎる。

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*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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*1 Blade Runner, 1982年公開のアメリカ映画。やはりこの頃, 少なくとも欧米世界が見る, あるいは求める日本のイメージには, 何か文明の先端とワケの分からない神秘性の結合みたいなものがあった(上に書いたように物語の舞台は 2019年以降のロサンゼルス)。

この際, ついでに, 

横道リンクだったけれど, まぁピンク・フロイドも登場する頭の中の旅 note, 次章はこのままやや横道で 2001年へ。

そう言えば, あの頃の日本もそうだった, 2001年911 アメリカ合州国・同時多発テロの頃の日本

これは 1983年7月ではなくて, 世紀も代わって 2001年9月の話, 本 note タイトルからしたら脱線の章。本章は前章の 2) からの流れ。

とりあえず, 既にバブル崩壊を過ぎていた 2001年。しかし日本は当時まだ一応, 世界第2 の「経済」大国, ということになっていた。

1) 911 アメリカ同時多発テロを振り返る (2001年当時の日記から)

2001年 9月15日(土)   アメリカ同時多発テロについて

..... (前略)

日本は集団的自衛権を憲法が認めないとして、しかし、何らかの後方支援はするだろう。
ところで、集団的自衛権の行使に対して後方支援することは、イコール集団的自衛権の行使でないのか。そうでないとすると、それは単なる言葉の遊びでしかない。目的が明らかに同じなのに、後方支援は別の行動形態です、だなんてブラック・ユーモアにしか聞こえない。
かと言って、パキスタンやアフガニスタンに対する外交努力もしないし、その能力もない。何もしないし、出来ない。何かする術がない。お金は出せる。
おそらく日本はまた世界から軽蔑されるだろう。
軽蔑されるのは「意気地無し」だから、ではない。特定の意思が感じられないからだ。悪意も善意も希薄だ。

..... (中略)

しかし、やはりそれにしても、だ。日本はあまりに、感情がない。社会として、体温を感じられない。公式な哀悼もない。自然な集まりもない。原因なのか、結果なのか、そのどちらでもないのか、日本は蚊帳の外だ。いいことなのか、悪いことなのか、そのどちらでもないのか、そして、これからもそうなのか、そうい続けられるのか。

..... (後略)

2) 911 アメリカ同時多発テロを振り返る (2001年当時の日記から) ー その 2

2001年 9月16日(日)   再び、アメリカ同時多発テロについて

..... (前略)

日本は遠い。日本人は今も地理的な距離のままに「遠い」と思っている。しかし、実は、グローバリズムという言葉が世界に普及するずっと以前から、日本は世界の隅々にまで侵入している。99%経済の話だけどね。
しかし、経済が、ジャパン・マネーが一人歩きしているのではなくて、もちろん日本人が、そして日本製品が、世界中を駆け回っている。
俺みたいな仕事をしていて時々驚くのは、え?こんな国名知らなかったな、この国どこにあるんだっけ? え?こんな極小の島国にも日本企業の代理店があるわけ?・・・というようなことだ。
関心や経験、業務上の必要により、平均的な日本人よりは世界の地理や国名を知っているはずの俺も、未だ驚く時がある。つまり、そういう国々に、日本企業の子会社や合弁企業や代理店や得意先があり、日本人が商売している。
日本人駐在員が数多くいる例も少なくない。世界の隅々まで・・・。
結局、我々日本人の生活水準や経済の条件は、そうした企業活動に直接携わっていない多くの日本人が好むと好まざるに関わらず、世界の隅々まで侵入する「日本」を大前提として出来上がっている。
しかし、世界との結びつきがあまりに「経済」だけに限定されている為、我々は日本と世界との距離を測るのに必要な想像力を持てない。政治や文化には顔があるが、金には顔がない。少なくとも見えにくい。結局、世界の中に日本の顔は見えない。
日本から見ても世界は遠いが、世界から見ても日本は遠い。金や高品質の製品は身近に感じられるが、それ以外の世界に対する意識、意思が感じられない。悪意も見えないが、思想も感じられない。メッセージが感じられない。経済の力だけは圧倒的にある。おそらくこれは不気味だ。経済力もない「弱小国」であれば、不気味さなど全く感じられないと思うが。

..... (中略)

ただ、日本については、もう一つ思うことがある。戦後の日本というより、現代の日本といった方がいいだろうか。
今回のニューヨークの惨状を見て、原因は全く違うものとは言え、その悲惨さから、6年前の阪神大震災を想起することは、それほど突飛なことではないと思う。犠牲者数も大体同じ程度だ。しかし、それにしては、今回の大惨事に対して、政府レベルも含め、日本社会の感情の動きが感じられない。体温が感じられない。
一人一人の日本人は、おそらくは多くが、テレビで映像を見て、少なくとも短時間でも悲痛な心持ちになったのではないかと思う。しかし、日本社会には何かまとまった意思や悲嘆や体温が感じられない。
日本は遠い。少なくとも日本人の意識は世界に遠い。しかし、それ以上の何かがあるような気がする。国家にも、社会にも、何かはっきりしないが、決定的な何かが欠けてはいないか・・・
時間の軸に対しても、空間の軸に対しても、もしかしたら日本は、おそろしく狭い範囲の意識下で存在しているのではないか・・・
だから日本は「平和」でいられる・・・。いや、絶対にそれは違うんだ。
本当は日本は世界の隅々までリンクしている。しかし、経済以外は、全てアメリカを中心とする世界に委ねてきた。日本が「国際政治」や「外交」、「軍事」の要らない平和で紛争の無い世界を構築したのでは全く無く、ただ日本はそれらを世界に委ねてきただけだ。こんなことずっと続けられるのだろうか。いつまでも世界がそれを許容するだろうか。
もちろん、日本が近代的な「普通の国」になればそれでいい、などとは思わない。日本には、日本の、しかし今とは違う存在の仕方があっていい。しかし、戦後の日本は、経済以外の世界について、あまりに何も考えないで過ごしてきた。日本「人」は、経済以外の世界について、あまりに何も考えないで過ごしてきた、というべきかもしれない。
しかし何故だろう・・・。アメリカの庇護があったから? 
だとしても、そうすると日本人の多くは、庇護されたらもう何も考えなくなってしまうってこと?
しかし、いつまでも続くとは思えない。
いや、経済さえ回復すれば、世界は日本に、世界の金庫番として利用出来ることだけを期待するのかもしれない。
だけど世界の期待や思惑ではなく、日本もしくは日本人自身の意思はどこに向かうのか。
というか、今の日本には、とにかく意思が感じられない。
「聖域なき構造改革」で日本は変わる?
いや、少なくとも今のところ、日本を変えるような改革には思えない。相変わらず、ほんの数年の過去における責任だって、我らが改革者はまともに振り返ろうとしていないように思える。

..... (後略)

2001年 9月23日(日)   アメリカ同時多発テロ、その後の雑感

..... (前略)

新聞報道によれば、地雷除去の運動でノーベル平和賞を受賞したジョディ・ウィリアムズは、18日に、対人地雷全面禁止条約の締結国会議が開かれているニカラグアで、「(同時多発テロで)アメリカ市民が殺されたからといって他の国民を殺してもいいという考えは、テロリストと同じ水準だ」と発言した。
アメリカ国内でも、軍事報復に反対するデモが行なわれ始めた。アメリカの世論調査会社ギャラップが17日から19日の 3日間に世界31ヶ国で行なった調査の結果によれば、アメリカの武力行使の積極支持はイスラエルで77%、アメリカで54%、しかしヨーロッパや南米では 8割から 9割が慎重派であり、容疑者の身柄引き渡しと裁判を優先すべきとの考え方が大勢を占めたとのことである。
日本では、例えば社民党のおたかさんが、「ことが起きたからと言って、慌しく物事を決める(「変える」だったかな?)のは、いかがなものか」と発言したそうだ。しかし、これはこれで、はいそうですか、とは言えない。じゃぁ、この人達は、「ことが起き」ていない時に何か考えていたのか? 
はっきり言って何も考えていない。「ことが起き」ていない時に何か言い出せば大騒ぎになるが、しかしこの人達もそれだけで、特に平時に何か考えているわけではない。いつまでも無条件で平和が続くものと決めつけているかのようだ。というか、日本全体がそうなんだ。経済以外の全てを、アメリカを中心とする世界に委ねてきた為に、「ことが起きた」場合の用意など何も出来ていない。
ギャラップが上述した調査でその調査対象に日本を入れなかったのは、偶然ではないだろう。斯く言う自分も日本人・・・。もちろん他人事のようには語れないのだけれど。

3) 911 アメリカ同時多発テロを振り返る (2001年当時の日記から) ー その 3

2001年 9月24日(月)   ギャラップの調査について
昨日付、「犠牲者追悼チャリティ番組を見て」の上の「アメリカ同時多発テロ、その後の雑感 」でギャラップの調査結果を取り上げた。昨日の朝日の朝刊の報道から引用したものだが、今日の NHK の夜 7時のニュースで、やはりギャラップの調査について報道しており、内容が若干異なっているので、念の為記録しておきたい。
それによれば、調査は、14日から17日にかけてギャラップ・インターナショナルが、世界35ヶ国で各国500人から1,000人規模を対象に行なったもの。犯人がいると思われる国を武力攻撃することに賛成したものが過半数を超えた国はアメリカ、イスラエル、インドの 3ヶ国。その他の32ヶ国では、まずは犯人もしくは容疑者を国外に退去させ、裁判にかけることを優先すべきと答えたものが過半数を超えたとのことである。なお、この NHK の報道でも、この35ヶ国には日本は含まれていないとしている。

..... (後略)

その他の 3本の日記(2001年 9月23日, 同 9月24日, 同 9月25日)はここでは略。

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さてさて ♫

Industrial Disease 〜 from "Love Over Gold" by Dire Straits (September 20, 1982)

話を前世紀に戻して, 1983年7月にイタリアからギリシャへと地中海を渡るフェリーで聴いていた, ダイアー・ストレイツとピンク・フロイドのアルバムの話, ピンク・フロイドは前々章でやったので, ここではダイアー・ストレイツの話。 

さてこれは, ダイアー・ストレイツ 1982年9月リリースのアルバム "Love Over Gold", そのレコード LP, B面の1曲目に収められた "Industrial Disease" ♫

前々章で取り上げたピンク・フロイド 1983年3月リリースのアルバム "The Final Cut" に収録された "Not Now John" と同様, この歌の歌詞にも,(1回だけだが)"Japanese" が登場する。ただし、前者の "Japanese" は「日本人」で、この歌での "Japanese" は「日本製品」。

当時の日本が「世界」においてどんな「日本」だったか, そのあらましは既に書いた通り。

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*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

Bonus track 1: The Final Cut 〜 Pink Floyd 1983 album

いつまで YouTube 上にあるのか不明。Track listing は下部。

The Final CutPink Floyd's twelfth studio album, released on March 21, 1983 ♫

予備?

All tracks are written by Roger Waters.

Side one
1. "The Post War Dream" 3:02
2. "Your Possible Pasts" 4:22
3. "One of the Few" 1:23
4. "The Hero's Return" 2:56
5. "The Gunner's Dream" 5:07
6. "Paranoid Eyes" 3:40

Side two
1. "Get Your Filthy Hands Off My Desert" 1:19
2. "The Fletcher Memorial Home" 4:11
3. "Southampton Dock" 2:13
4. "The Final Cut" 4:46
5. "Not Now John" 5:01
6. "Two Suns in the Sunset" 5:14

Bonus track 2: Skateaway 〜 from Dire Straits 1980 album "Making Movies"

Skateaway 〜 from Dire Straits' third studio album "Making Movies", released on October 17, 1980 ♫

以下, ちょっと横道してから ♫ (これは 2020年5月13日, 我が街の去年の初夏) 

画像1

A girl enjoys Roller-Skating against the Covid-19 calamity in early summer 2020 (at 5:34 pm May 13, 2020, some local city in Japan). *A girl appearing 0:08~ / 0:35~ / 2:14~: "Skateaway" ♫

Skateaway 〜 from Dire Straits' third studio album "Making Movies", released on October 17, 1980 ♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

Skateaway 〜 from Dire Straits' third studio album "Making Movies", released on October 17, 1980 ♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

Bonus track 3: Telegraph Road 〜 from Dire Straits 1982 album "Love Over Gold"

Telegraph Road 〜 the opening track on Dire Straits' fourth studio album "Love Over Gold", released on September 20, 1982 ♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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