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俺の地元店 -8番らーめん-

国道8号線通りに「8番らーめん」というラーメンチェーンがある。石川県加賀市に1号店をオープンさせて以来、国内外で286店舗を誇る一大チェーンへと発展した。石川県発祥とはいえ、俺たち福井県人にとっても8番らーめんはもはやソウルフードと言える。福井県内で28店舗もあるので、始まりを知らない世代には8番らーめんは福井県発祥と思っているかも知れない。

8番ラーメンの魅力

最近はラーメン屋も多種多様で、自分の好みを探す楽しみもあるが、俺が高校生だったころはラーメンと言えば大衆食堂の中華そばしかなかった時代に、いきなり野菜がたっぷり入った洒落たラーメン屋ができたのだから、腹を空かせた高校生としては行かない訳がない。たっぷりの野菜を、炒めてるような煮てるような独特の手法で高火力・短時間で仕上げ、その茹で汁(?)をスープに利用する。無駄がない。そして野菜エキスがたっぷりのスープは他に類を見ない旨さとなっている。基本的には、味噌・塩・醤油があり、人それぞれに贔屓がある。「なんでやろ8番」というキャッチフレーズの通り、何度通っても同じ味を注文するという中毒状態に陥るのだ。

8番ラーメン国高店

ざるらーめんと冷めん

夏になるとこの二つが出てくる。心待ちにしてるファンも少なくない。俺はざるらーめんが好きだ。冷めんはうちの近所ある「勘助」の冷やし中華が1番旨いと思っているからだ。

ざるらーめん・冷めん

そもそも8らーに通う人たちは、家系ラーメンなどの凝った味付けは好まないのではないか。福井県にも家系はあるし、食べに行ったこともあるが再び訪れる事はなかった。
俺はラーメンスープに何でも入っているのはイヤなのだ。煮干しとか豚骨とかWスープとか、別に魅力を感じないし食べて旨いとも思わない。多分家系のファンには怒られるだろうが。
俺は8らーは味噌一択だ。他のは一緒に行った人のスープを飲んだことがあるくらいだ。でも結局自分で頼むのは味噌なのだ。若い頃は味噌ラーメンにバターをトッピングしたりもしたが、今はそのままがいい。途中でラー油を少しだけ加えるが。

小さな野菜らーめん

いつの間にか「小さな野菜らーめん」というのがメニューに追加された。野菜の量はそのままで麺を半分にしたお子様・高齢者向けのようだ。8らーに来てそんなもん足りんわと思っていたが、最近は小さなでちょうど良くなってしまった。俺は8らーで必ずギョーザも頼むが、最近は半分の3枚でいいようになった。半分は嫁さんに食べてもらっている。我ながら歳をとった・・・。

最強戦士の登場

ローソン専売の8ラーカップ麺味噌

2021年に発売された「8番らーめん監修 野菜らーめん塩」に続いて味噌が登場した。俺にとっては8らーまで行かなくても8らーの味を楽しめる。最強だ。大好きな「サッポロ一番味噌」を手掛けるサンヨー食品が作るそれは、自ずと期待が持てる。食べてみた。再現度はまずまず。新鮮な野菜を短時間で高火力で炒める「爆(パオ)」という8番独特の調理法ではない野菜もそれなりに満足感があって現在リピ買い中。

8番らーめんは今後も俺たちのソウルフードである続けるだろう

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