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やられても、やり続けろ。全ての局面で勝負する。そこには、必ず勝利のカケラがある。

こんにちは!だいすけです。

本日は、神戸戦週に戻って記事を書いていきたいと思います。

それでは、時間を神戸戦前に戻してどんな1週間だったかを見ていきたいと思います。

この記事を読む前に必ず前回の記事を読んでください!!

それではいきましょう!!



ドコモ戦からの復活

ドコモとの試合後少し落ち込んでいました。

それでも次の試合はやってきます。次の試合は、昨年の王者神戸製鋼です。神戸製鋼戦後は、1週間のバイウィークがあったため少し余裕がありました。

まずは、ドコモ戦のMVPプレーヤーの表彰です。

この試合群を抜いて輝いたのはアイザック・ルーカス選手です。

試合後のレビュー日にコーチに尋ねると満場一致で、彼の名前が上がりました。そして、彼を表彰するための映像を作成します。

コーチたちからの発表後、すぐに映像作成を始めました。

僕は、作成中・・・

「選手を復活させなければならない・・・」という気持ちで一杯でした。

勝利のためには、試合日に選手のピークを持っていき、かつ相手のパフォーマンスを下げる必要があったからです。

最高の映像を作ること、これが僕が今チームに貢献できる最大のことだと確信し、作成していました。

コーチが練習をデザインするなら、俺はその他をデザインする!!

ただこれだけ・・・

練習やミーティングの合間を縫って映像を集めます。集めながら、色々想像を膨らまし、彼に一番相性の良いイントロはなんだろう?と想像します。

脳の中にある今まで読んできた本で構成された図書館の中に籠ります。

そして、何かアイデアが生まれれば、落書きのようにIpadにメモをしていきます。そして、それらをNotionに・・・・

Notionとは、タスク、およびデータベースを統合するマークダウンサポートを備えたメモアプリケーション及びサービス

アイデアがまとまり、構成が決まると次は素材集めです。素材集めはそれほど難くはありません。ある程度、どこでどのように調べれば、何が出てくるかは予測できるからです。

アイデアと素材が集まれば、僕はそれらを脳の中で一晩寝かせます。映像編集のことを完全に頭から切り離し、違う作業を始めるのです。これが、僕にとってアイデアを熟成させる方法です。

いつものように、10時30分くらいには寝て、朝4時ごろには起きます。

起きたらすぐに、コーヒーを焙煎しはじめ、香りで目を覚ませます。その後コーヒを挽き、淹れ、一口含み、完全に目が覚めた時、映像編集再開の鐘が頭の中で鳴り響くのです。

この時間の頭の冴え具合には、いつも驚かされます。まるで違う次元の世界にいるようで、編集作業も捗ります。

想像していたよりも、すぐに編集が終わったので、喜びながら朝6時にクラブハウスに向かい、ジムへ・・・トレーニングでしっかり汗をかき、クラブハウスの浴槽につかり、ひたすらぼーっと・・・

ぼーっとしている時こそ、アイデアが産まれるスペースが頭にできます。そして、また閃くのです。音を入れるタイミングを変えよう!!!

ささっと編集し、ミーティングが行われる前にミーティングルームの準備を行います。

ミーティングが始まりました。作成した映像は、いつも前週の試合のレビューの最後に流します。

ドコモ戦の反省が終わり、映像が流れました。

良い反響!!コーチのミーティングが素晴らしく、また、映像までの繋がりも完璧、選手からポジティブなオーラが流れます。

そのオーラを見て、今週も良い準備ができると確信しました。



やられても攻め続けろ

いつもだと、次の次の試合に向けて全ての力を注ぎますが、今週に限っては、少し余裕があり、神戸戦にも力を使っていました。

どうやったら神戸に勝てるのか・・・

神戸の大まかなトレンドやピクチャーはとても発見しやすかった。しかし、この神戸が意図していることを止めるのは至難の技・・・なぜなら、選手1人1人の能力が高く、そして何より、3連覇したこともあり、自分の持っている力に自信があり、どんな困難が来ても乗り越えられると思っているからです・・・

これを崩すのは至難の技・・・

ただ能力が高いだけなら、色々練ればなんとかなる・・・

しかし、後者の自分の持っている力に自信があり、どんな困難が来ても乗り越えられると思っている集団を攻略するのは難しい・・・

そこで、僕たちがとった策は、全ての局面でパンチし続けるということ・・・おそらく、時には強烈なカウンターパンチを喰らうかもしれない。それでも、我慢して、ギリギリで耐え、パンチし続けることしかなかった。

パンチを打ち続け、相手の自信を削り、やっと戦いが始まるのです。

もちろんどうパンチするのかは、コーチの手腕の中にあります。

僕たちアナリストは、コーチのパフォーマンスを高めるサポートもする必要があります。コーチたちが必要な映像やデータがあればすぐに提出し、選手のためにモチベーション映像を作ってと言われれば作らなければなりません。

そして、選手たちが今回の神戸戦をイメージできるような映像を作成して欲しいと頼まれます。

映像作成が始まりました。

今回は、ボスが映像を作ってくれることに、、、

次の日、ボスが言います。「映像を見て欲しい」と・・・

さすがボス・・・

僕が今まで使っていた映像の構成とは、全く違う構成の映像を作成しました。

いつもとは違う新鮮な映像は選手たちの士気を高めます。

Keep it fresh

ニュージーランドでは、この言葉をよく使います。

常に選手たちの中に新しい新鮮な風を入れる。新しい刺激は選手たちを、奮い立たせます。

もっと学ばなければと思った瞬間でした。

次の日には、本屋に駆け込み映像作成、ストーリーテリングの本を数冊購入しました。


落とせない大事なホーム戦

そして、試合日を迎えます。

試合の3時間前に到着した僕たちは、いつも通り準備を始めます。

そして、神戸のコーチ陣と会いました。

その中の1人アンドレ・ベルコーチは、僕のコーチの師匠の1人でもあります。NZ留学1年目、彼にお願いし、ウエリントンライオンズの練習の見学をさせて頂きました。グランドにも入れてもらい、コーチの立ち位置、立ち姿、言葉、そして、その理由まで叩き込まれました・・・

彼との久しぶりの再開に僕の心踊りました。

リコーに入れた理由は、ドコモの竹内克コーチや彼のおかげでもあるからです。

そこで、少し彼らと話し、準備に戻りました。

準備にも余裕ができ、1時間ほど時間が余るようになっていました。そこに新しいルーティンが生まれたのです。それは読書です。空いてる時間全てが勉強の時間です。

そして、気づけば試合30分前になっていました。

ボスと僕は、システムを再起動させ、PCが上手く機能するように努めます。

特に問題は起きませんでした。

そして、試合が始まりました。

やはり、相手の攻撃の雨は止みません。しかし、ラグビーは、ブレイクダウンやスクラム、ラインアウト、例え相手にボールをキープされていたとしても攻撃を仕掛ける機会はたくさんあります。

どの局面でも、どんな状況でもパンチし続けました。

前半7-17で折り返します。

これでも十分・・・ここで、ホームの利が生まれ始めます。

よく食らいついたということで、観客がどんどんリコーを応援し始めます。

その後も、選手たちの頑張りやビッグトライセーブのお陰で、相手に得点を許しません。

焦りを感じ始めた彼らに歪みが生まれ始めます。

そこで、歪みに生まれたチャンスを勝ち取り、得点、そして、また得点、逆転することに・・・

19-17

ここで、昨年の王者神戸が冷静になり息を吹き返します。

そして、僕たちは反則から得点を許してしまうのです・・・

19-20

逆転されました。

ここからは意地と意地の撃ち合いです。

どちらがどれだけ勝ちたいかで勝負が決まります。

これはただ熱くるなるという意味では使っていません。

Blue Head 

どんな状態でも、頭は冷静に・・・

効果的な一手を打ち続ける必要があるのです。

僕たちは、敵陣深くまで入り込みました。

しかし、ミス・・・・ボールを相手に渡してしまいます。

残り時間はほとんどありません。

必死に身体を張り、ラストワンプレーでボールを取り返すことに成功します。

そして、最後のアタックが始まりました。

何フィイズか続いた時でした・・・

僕たちは、Blue Headを失いました。

スキルが疎かになってしまったのです。

ターンオーバー・・・そして、神戸はボールを蹴り出し、ノーサイドの笛が鳴り響きました・・・・

負け・・・さすがの2連敗は心にグッサリ刺さりました・・・

僕たちは、その晩神戸戦のレビューを始めます・・・

そして、キャノン戦への準備が始まるのです。

この後、キャノン、NEC、日野と試合をします。

2ndラウンドを有利に進めるためには、全勝が必須・・・力が入ります。

今回の記事は以上です。

お読み頂きありがとうございました。

次回の記事も楽しみにしていてください!!







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