見出し画像

#5 30代男、ファスティングはじめました。


緊急事態宣言の解除とともに飛び乗った体重計。
僕は人生で一番重かった。

それもそのはずだ。
模範的な自粛生活、
もとよりステイホームがちなワークスタイル。

二ヶ月間、
より引きこもり、より食べ、より飲んだ。


30代。
夢が膨らむあの若き日々から、
お腹が膨らむ世代へと変わってしまうのか、、、。
(うまいこと言ってる場合ではない)


ということで、
30代男。僕はファスティングをすることにした。


今回の記事はとても長いので目次にまとめました。
興味のあるところだけでもご覧になっていってくだされば。



1.ファスティング(断食)を選んだ理由は?

数あるダイエット法。
いろいろ試してきた僕だ。

ランニング、ジム、水泳、糖質オフ。
しかしどれも長続きはしなかった。

今もたまに気が向いたら走ったり、ジムに行ってみたりもするが、

どうもパクつくご飯の量とお酒を飲む量が消費カロリーを上回りここに至る。
(登山も好きでやっているが、下山後ガッツリ食べるのでさほど消費にはなっていないだろう)


そこで「手っ取り早くシェイプしたい」というおそらく一番ダメな発想から、
今回はファスティングを選ぶことにした。


2.ファスティングの内容は?

やりようは様々だが、

僕は三日間いっさいの固形物を取らず、酵素ドリンクと水分だけを摂るというファスティングにした。

酵素ドリンクはネットで検索して、一番上にでてきたサイトから購入。
レビュー数も多く、まぁわりと評判もよさそうなところにした。
あと不味くなさそうなもの。

味は絶対大事である。


実際届いたドリンクは、ドロッとした薄橙色の原液で見栄えこそあれだが、
味は濃厚な梅シロップのようなもの。

炭酸で割って飲んだら中々飲みやすく美味しいジュースである。


酵素ジュースを朝2杯、昼2杯、夜2杯の計6杯飲み、

さらにお水を1日2リットル飲む。というのが今回のミッションである。



正直この美味しいジュースがあるなら大丈夫だろうと余裕をブチカマしていた僕だった。



3.ファスティング前夜

そうそう、
三日間のファスティングは三日間ただ断食をすればいいだけではない。

その前日から胃に優しい消化の良いものを食べ、
ファスティング後も、回復食という内臓のリハビリ的な食事を摂らなければいけない。

ぼくは開始前日の夜、
スーパーで買った暖めるだけの鯛味おかゆというものを食べた。

いつもなら焼いた肉や野菜、濃い味のお魚をレモンサワーやビールで流しこむところだが、
静かにスプーンでゆっくり少量のおかゆを食べている時、


あれ、無理かも?


すでに、一抹の不安がよぎる僕であった。



4.ファスティング一日目「暗雲たちこむ」


気が重い。
前夜おかゆだけだったせいか、お腹は朝からすいていた。

でも物事のはじまりはいつでも楽しさを含んでいる。
痩せるぞ!という期待に満ち溢れた僕は酵素ジュースをグビッと飲み干し、
とにかく楽天的に過ごすことにした。

実際身体にもいいはずだし!



ところがどっこい。

初日15時を過ぎたあたりから猛烈な睡魔に襲われた。
好転反応 (断食からおこる反応で、熱や頭痛、眠気などがある) だ。

我慢できないほどの睡魔に襲われ、
あろうことかお昼寝をしてしまった。
(ぼくは何より昼寝が好きじゃない。一日が早く終わってしまうのが悲しいのだ)


そして宵時、起きるとお腹は空腹でピギャアピギャアとうなり、
しかも頭が少し痛い。


酵素ジュースを飲めば一旦そのどれもは落ち着くが、

この初日は中々辛いファスティングとなった。


ちなみに体重は一日で700グラムほど減っていた。


5,ファスティング二日目「地獄」


辛い初日が終わり、
二日目がはじまった朝。

本当の辛さはここからだと思い知った。

ずきずきと脈打つような頭痛が寝起きから襲ってきたのだ。

好転反応。


そんなトータル的にはいいんだぞ的な字面で納得できるような痛みではない。
あわててネットで調べてみると驚愕の事実が判明した。

ファスティングで起こる体への症状は好転反応だけでなく、
普段コーヒーを飲む人等には、

カフェインの離脱症状というものが起こるというのだ。


これだ…

毎日朝昼晩、また飲酒後にコーヒーを飲みあげる大のコーヒーフリークの僕に、
この離脱症状が起きないわけがない…。

そして主な症状が頭痛ときたもんだ。

この二日目はとんでもなく地獄であった。

頭痛と好転反応の睡魔、ダルさ、そして空腹に襲われ続けるという大変な一日だったのだ。

(さらに言えば、1日の2リットル水分補給も中々しんどい。
三日間毎日1リットルくらいしか飲めていなかったかもしれない。)


6.ファスティング三日目「悟り」

最終日。
マジでハンバーガーを食べる夢を見た時には、こりゃもうダメかもしれない。
もう耐えられないかも、、、と思ったが、


朝目がさめると頭痛はおさまり、空腹感も特にない。
頭も、身体もスッキリしていることに気がついた。

ファスティング生活に身体が慣れたのか?
離脱症状、好転反応が出なくなったのか?
はたまた、今日で終わる!という希望からからなのか?

とにかく、酵素ジュースを一杯飲めば、
さわやかな朝が始まった。

この時点で体重は−1.3キログラム。

身体が少し軽くなっている感じがした。

日中は集中して仕事をしたり、
買い出しに出かけたが特に心は揺れず。

無の境地、というかただまっすぐ目的を遂行するマシンになったような感じ。


そしていよいよ、
三日間が終わるという夜。

テレビを見ていたら流れる流れる、カレーやラーメンお寿司達!!!!

ファスティングの最後に神が与えたもうた試練か!

というくらい僕をゆさぶる魅惑の料理番組。


一瞬空腹になった胃袋が爆発しそうになったが、
今日で最後。

無の境地。無の境地。

最後の一杯の酵素ジュースを飲み寝床についた。


7.ファスティングをやったことで起きた身体の変化

まず言うと、ファスティングの結果はどうやら人それぞれで違うらしい。
とびきり痩せる人や、肌ツヤがよくなる人等、様々らしいのだ。

僕はといえば、
三日間の断食で2.3キロ減という結果になった。

体重がもともと大きく変動するタイプではないので、この減り幅にはびっくりした。


あとは普段、大酒飲みでカフェインもよく摂っていたからかわからないが、
三日間のファスティングでものすごく身体が”スッキリ”したなぁと感じた。

正直体重よりこっちの方が感動している。

変な身体の疲れやダルさは消え、身体がリセットされたような感じ。

常に風呂上がりのサッパリ感。
もしかしたら肌にも少しよかったかもしれない。


8.回復食

ファスティングを終えた翌朝。

この日も三日目の朝と同様、とても目覚めの良い朝だった。

この調子なら四日目も行ける?
と一瞬思ったが、ほどほどにしておくことにした。

そしてファスティングを終えても、いきなりご飯を大食いしてはいけない。

回復日には優しい食事を摂らなければいけないのだ。

徐々に胃を、身体を戻していかないと、リバウンドや身体の不調につながる。



この日の朝の久しぶりの食事は。

・大根汁 (ファスティングをする人達の間では「スッキリ大根」と呼ばれている)
・梅干し×2
・味噌キュウリ

画像1


大根は前日の夜からホロホロになるまで昆布出汁で煮て仕込んでおいた。

その汁に梅干しを潰し入れ、その汁をゆっくりいただく。

そしてやわらかくなった大根をよく噛んで食べる。

最後に久しぶりのしょっぱみ、味噌キュウリを齧る。

幸せを感じたのは間違いない。

もちろん脳はハンバーガーや、お肉を欲しているが、
身体はこの献立でしっかり幸せをかみしめていた。



9.最後に


三日間のファスティングの最中は、
何でファスティングなんてはじめたんだろう、、
くそう!SNSでやるなんて言うべきじゃなかった、、、今すぐラーメンすすりてェ、、、!

と何度も思ったが、

今はハッキリやってよかったと言える。


わかりやすい達成感が好きな僕なので、
身体の調子の良さや、体重の減り、久しぶりに食べるご飯の美味しさは、とてもご褒美に感じられる。

また今後次第だが、
ライフスタイルの改善にもつながるような気もしている。


これを書いている今はまだお肉やお酒、コーヒーは食べたり飲んだりしていないので、
久しぶりに味わうそれらもとても楽しみだ。

もしかしたら、今までより少ない量でも大事に美味しく味わって頂けるかもしれない。

そしたら身体にも心にもきっといいんだろうな。

長くなったけれど、
体質改善でファスティングをしたいと考えてる人に少しでも参考になればいいなと記事にまとめてみました。

ネットをさがせばより細かい情報も多く出ると思います。

そしてあくまで無理をせず行うのがいいと思います。
(どうしても空腹が辛い時等は梅をつぶした昆布茶を飲むとしのげるよ)


コロナ自粛はあけましたが、

この先を生きる為、健康的な身体づくりの為にファスティング、いかがでしょうか。

daisukeでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?