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ヘルパンギーナとホメオパシー

「ヘルパンギーナ」が流行しているようです。
10年ぶりの大流行だとか。

私も長男が小さい時に親子で罹ったことがあります。
喉の奥に小さな水疱ができて、とても痛かったのを覚えています。ふたり揃って発熱しているので我が子を抱くと暑い暑い。喉は痛いわ暑いわで子どもは機嫌が悪くて大変でした。
発熱している時は身体を冷やさない方がいいですが、夏はそれがしんどいので意外に発熱が長引いたりしますよね。

ヘルパンギーナ
感染年齢は4歳以下がほとんどで、1歳代が最も多い。感染経路は接触感染を含む糞口感染と飛沫感染で、2〜4日の潜伏期の後、突然の39〜40℃の高熱に続いて咽頭の粘膜の発赤が目立つようになり、上顎の粘膜や喉の奥に直径1〜2mmほどの小水疱が出現します。小水疱は破れて浅い潰瘍を形成し、疼痛を伴うことがあります。

発熱は2〜4日程度で解熱します。口腔内の疼痛のため不機嫌や哺乳障害、経口摂取不良を起こし、乳児では脱水症をきたすこともあります。発熱時に熱性けいれんや無菌性髄膜炎を合併するケースもありますが、ほとんどは予後良好です。症状が強い急性期に最もウイルスが排泄され感染力が強いですが、回復後にも2〜4週間の長期にわたって便からウイルスが検出されることがあります。

引用元:国立成育医療研究センター

現代医学でも特異的な治療法はないので対症療法になります。

私たちには治る力がありますので、感染症の多くは恐れる必要はありませんが、何にしても油断は禁物です。特に乳児、幼児は脱水が命取りになってしまいますので、状態観察は必須。普段から親御さんの目で、ある程度の判断ができるようになることは、とても大切なことです。

では、例えばホメオパシーのレメディーは、どんな時に何が使えるのかをご紹介しましょう。
レメディーは病名ではなく症状に合わせて選びますので、特に急性症状の時にはホメオパシーと言えども、とても対症療法的です。

● Bell.(ベラドーナ)・・高熱、喉が赤く腫れてズキズキ痛む(時に摂ると良い)。熱性けいれんにも。
● Lach.(ラカシス)・・喉がただれたように痛む。液体を飲むことや熱い飲み物で症状が悪化する。
● Hep.(ヘパソーファ)・・唾を飲むと棘を飲み込んだかのように痛む。
● Merc.(マーキュリー)・・水疱が破れて潰瘍になっている。口内炎ができている。唾がたくさん出る。
● Rhus-t.(ラストックス)・・発熱時に身体の節々も痛む。じっとしていられない。

この辺りのレメディーを使うと随分楽になるのではないかと思います。
普段から発熱しやすい子、体の弱いお子さんは、もう少しその子をサポートするレメディーが必要な場合もあります。(ホメオパスにご相談ください。)
何れにしても、病気に罹り身体を闘わせてあげることで体力はついていきますので、容易に解熱させるのではなくて、必要な発熱は体験した方が良い、くらいのお気持ちでちょうど良いかと思います。

どうぞホメオパシーのレメディーをご活用くださいね。

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