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睡眠時間がない!と言ったら実は平均以上に寝られたかもしれない、という話

「寝る時間がない!」という悩みが多いのが現代人。

先進国の中でも群を抜いてトップなのが我々日本人です(平均7時間22分)
そして、もっと問題なのは、平均で7時間ということは、平均以下の人もたくさんいるわけで、都心でゴリゴリ働くビジネスマンは平気で3,4時間だったりします。

今日は女性でデザイナーをやっているYさんのお話です。

Yさんはとにかく忙しく、「ワークアズライフ」の生活スタイルでほぼ仕事が趣味のようなデザイナーでした。デザイン・芸能の仕事の都合から、いつ仕事が入るかもわからず、突然「明日までにこれ入稿してくださいね」みたいな事もざらということです。

結論から言えば、こういうお客さんは「ルーティン」とは最も遠い生活をしているので、生活習慣を整えるのは、めちゃくちゃ難しいです。

Yさんの場合、なぜそんなに忙しいのか、生活習慣を伺うと、下記のようなスケジュールがあってきました。

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(オリジナルで作成した時間軸シート)

間も無く、二人で「あれ??」となることになります。

まず大前提として、都市型の生活を送るビジネスマンにおいて、ストレスが想像以上に高いです。なので、カウンセラーとして感じることは、実は「タイムマネジメント」や「カロリーマネジメント」より「ストレスマネジメント」の方がよっぽど重要度が高いのです。

とにかく「仕事の納期を守らなきゃいけない」という緊張感は、とてつもないし、仕事の納期はビジネスマンにおいて、何よりも優先すべきことだと考えられています。コンサル、エンジニア、官僚、など身の回りの友人/お客さんをみているとその考え方によって、長続きしないであろう、劣悪な生活を強いられることは少なくありません。


Yさんの生活を見てみると、

・お風呂に1日2回、3時間使っている。(風呂にて、youtubeを見ている)
・寝起きにだらだらタイムが3時間ある。

上記から、「タイムパフォーマンス」が非常に悪いことがわかります。

「無駄な時間が多いからやめなさい」と伝えるのは簡単ですが、睡眠不足とストレスによって意思力が枯渇したので、避けられない、ということが深刻な問題です。

結論から言えば、3、4時間の睡眠では睡眠不足なのは間違い無いですが、上記の生活だと、お風呂に1時間使ったとして、残り5時間をマックスで睡眠に当てることができるわけですね。つまり最大8時間寝ることができます。

こうして、お客様の時間軸を可視化していくと、滑稽にも見えますが、実は珍しいケースではありません

原因:
仕事量が多い(と思っている)
ストレスを感じている。

結果:
睡眠が足りてないので眠い。
パフォーマンスが下がる。
意思力が下がってだらだらタイムが発生。

悪循環:
さらに寝られない。
ストレスが溜まる。
暴飲暴食が始まったり、より眠れなくなる。

睡眠時間が足りない、ということだけ見ると「寝ればいいじゃん!」みたいな結論になりますが、寝ることに罪悪感を感じるだけで、上記の循環が繰り返されてしまうのです。

ここまで丁寧に他人の力を借りて可視化することでようやく人は「寝ていいんだ」となるのですが、先進国中、睡眠時間最低であることを考えると、改めて「睡眠を削って頑張る」ということが根強い文化だなと感じますね。


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