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やらせるのかそれとも。

「やらせるのかそれとも。」トレーナーやコーチが選手と関わる上で、大きな分かれ道だと感じています。

僕ら指導者が考えたメニューを実行してもらう。
僕ら指導者が指示した行動をしてもらう。
僕ら指導者が示した目標を目指してもらう。

これは、僕ら指導者にとっては気持ちのいいことでしょうし、それをこなせば評価してもらうと考える選手にとっては、取り組みやすいことでしょう。

けれど、忘れてはならないことがあると考えています。

それは、いつまでも僕の傍にいるわけではないということです。
また、いつまでも僕の傍にいなければ物事の判断ができない選手になってしまうことも、また問題です。

勝つ負けるもスポーツ競技においてはもちろん大切ですが、特に学生スポーツにおいては、選手がスポーツから離れた後も、自分の人生を経験を通して主体的に感じ、考え、判断できるようになっていることがよっぽど大切だと思います。

手取り足取り、選手が判断する前に、考える前に、感じる前に指導者が御膳立てしてしまっては、主体性の能力は身についていかないのではないかと考えています。

選手と個別に話してみると、指示待ちと叱られている選手も、何も感じてないわけではないし、考えていないわけではありません。

僕ら指導者は、その半歩でも前に踏み出した選手の感覚を汲み取り、コーチングやアドバイスすることで、僕ら指導者がいなくても、選手自らが判断し行動できるようになることを目標に関わっていかなければならないように、最近より深く感じています。

また、選手がしっかりと自分の足で踏み出せるようになるためには、僕ら指導者の客観的な評価を伝えるのではなく、選手自身の「できるようになっている」という感覚が大切だと思います。

いくら僕らが「あいつら良くなっているよ」と選手を評価しても、選手が(選手たち自身)が、「私(私たち)変わってきているよね」と感じていなければ、疑心暗鬼で不安を抱えたままズルズルと指導者目線優位で物事が進んでいってしまうように思います。


学生スポーツの場合、ご家族をはじめとした保護者のお考えも大切になります。
僕の感触としては、保護者の方々はお子さんの活動ぶりをお子さんを通してや、保護者間を通して、お子さんがどんな指導を受けながら、どんな取り組みをしているかを耳にすることで、イメージしながら理解しているのではないかと思います。
もちろん直に、休日の取り組みなどを見に来られる保護者の方もいらっしゃることは承知していますが、それも取り組みの一端でしかありません。

耳にしたことを、イメージしながら正しく理解することは、特に昨今のスマホ慣れした社会においては、難しくなっているような気がしています。そこで、学校部活という枠組み、特に公立校だと規制が厳しい印象がありますが、クローズなSNSなどを上手く利用にながら、取り組みをチームがご家族に可視化していくこともこれからは大切になってくるのかもしれないなと感じています。

とはいえ、最も大切なのは、選手個々が、スポーツを通して主体性を磨き、自分の人生の経験を通して感じ、考え、判断し行動していける能力を育んでいくことが大切だと思います。

そしてこのことは、学生や若者に限ったことではなく、高齢者、障害者などの福祉を通した関わりの中でも、それ以外の人との関りの中でも大切な気がしています。



僕を必要としてくださる人が、いつまでも僕を必要としてくれることを僕は望みません。

もちろん、それでも躓いた時には、ご協力しますが。

僕を必要としてくれる人が、僕がいなくても、自分一人でできると自信を掴み、ご自分だけで歩んでいけるようになっていただけるようにする。

それが、僕の、またポップ・コンの目指すところであります。

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僕の活動に関心を持っていただきご支援いただける方はよろしくお願いします。一人でも多くの人が心が弾むような生活が送れるように悩み事をひとつひとつ丁寧に対応していきたいと思います。がんばります!!