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属人化を良しとし、業務手順書が貧弱な職場に転職して感じる事

属人化を良しとし、業務手順書が貧弱な職場に転職し、2年近くが経過した。顔を合わせた事もない他の営業所の人と、電話とメールとチャットのみでそれなりの関係を築き、教えを乞う。頭を悩ませる日々が続いた。当初は、属人化ばかりで、標準化の欠片もない事に憤慨していたのだが、少しだけ考え方が変化している。今のメンバーは、巧みに手の内を明かさない事で、度重なる「リストラ」の嵐を切り抜けてきたのだろう。今後、自分が教える立場になった時、さてどうするだろうか?と自問自答を繰り返している。同じ姿勢を貫くのか?何かしら先回りして準備するのか?

冷たく突き放される環境で得たものは、厳しいながらも「自得」の機会である。
・どのように振舞えば、相手が気持ちよく教えてくれるのか
・解決が難しい課題に対し、徹底的に調査する姿勢
優しく世話を焼いてくれる環境では、決して体験できなかった内容だ。

「相手の成長の為に、突き放すように接しながらも、見捨てない。」
今度新人が来たら、きっとこんな感じで行くと思う。

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