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今日の発見🔍 時間の提供・技術の提供

うどん県OTのだんです。
日々の臨床現場の中で見つけたことや再確認したことなどをまとめていく「今日の発見🔍」シリーズです。
主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありません。

時間の提供・技術の提供

今回は日々の臨床業務の中での雑感です。
当院でも回復期リハビリテーション病棟が新設され、急性期→回復期→生活期とシームレスなリハビリテーションの提供が期待されます。
回復期リハビリテーション病棟が新設されたことで様々な変化が生まれてきています。
回復期リハビリテーション病棟はリハビリテーションに時間を費やすことができます。
時間をかけてリハビリテーションを行うことによって機能改善を促進しています。
この時間を費やすというところが少々曲者に・・・。
回復期リハビリテーション病棟では1日9単位(3時間)をという目標(?)のようなものとなっており、スタッフも病院も厚生労働省も時間を基準にしています。
また、リハビリテーションの成果をFIM(ADLの評価の一つ)の獲得点数で計っています。
そして、リハビリテーションの効率は時間とFIMの利得率で計っています。
そのため、どうしてもリハビリテーションの提供時間と日数に視点が向きやすくなります。
ですが、本当に必要なのは機能回復に基づいた生活の復権です。
ということは、セラピストは時間を費やすのではなく、知識と技術を背景とした治療を提供しなければなりません。
単位(時間)に囚われているとリハビリテーションの本質から外れていきます。
患者さんのために!
少しでもよりよい生活がおくれるように!
我々も考え、学び続けなければなりませんね。

あらためて勉強です📚

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